68話 初心者冒険者殺し
私たちは眠りの祠っていう場所の上空に船を泊めた。
「ここなのね?」
「そうだよ、ここが私の家」
私たちは船から降りていって祠に入って行った。
「中は魔物でいっぱいなのね」
魔物はゴーレムもいればスライムもいた。だがどうしてかは知らないが私たちを襲わないようだ。
「どうして襲ってこないんだ?」
「それは私がついてるから、友人って思ってる」
そして妖艶な歌声が聞こえてきた。
「……なんか釣られそうな音だなぁ」
すると私の耳に何かを詰められた気がした。
「……おねーちゃん」
「耳に何を詰めたの?」
「魔力の綿、これを詰めればセイレーンの誘惑の声が届かない」
「そんなものあるのね……」
そして祠の奥に向かうと必死に歌っている人が居た。
「……どうして誘惑されてないのかしら」
私たちに襲い掛かろうとしてこっちに飛びかかってきた。
「やめておねーちゃん」
その声にセイレーンはぴたりと足が止まった。
「……連れていかれはずの妹が居る」
「なぜか風俗が主体の国にいたからここに連れてきたんだ」
「冒険者に連れていかれてたんだ……どうもありがとうございます……」
セイレーンは私たちにペコペコと頭を下げていた、結構いいやつじゃんか。
「なら私たちは帰るよ」
私たちは祠の外に出ようとした、その時私の手に幼い手が触れた。
「一緒について行ってもいい?」
連れてきたセイレーンが目をキラキラさせながらこう言ってきた。
「ちょっと、もう……」
「いやいいんです、彼女がついて行くんだったら行くで」
「やったー」
「……ちょっとこっちに来なさい」
私はセイレーンに元に向かった、すると私のおでこに手を触れた。
「うん、邪険な思考もしてない、行っていいよ」
「何をしたんだ?」
「記憶を読み取っていたんだ、セイレーンは記憶を読み取ることで楽しんでるんだ」
「そっか、ならまたいつか」
「ああ」
そして私たちはセイレーンを連れて旅に出ることにした、だがあのセイレーン……物凄くスタイルがよかったなぁ。
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