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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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34話 平和

私はイコルを無理やり押し付けられる形で仲間になったが……

「それで、これからどうするんだ?」

「その前に体を起こして」

「はいはい」

するとシラヌイさんのペンタグラムが勝手に縄を出し、私の頭に巻き始めた。

「ちょ……何やってんのよ!?」

シラヌイさんは紐を引っ張ろうとしていたが紐は離れようとしなかった、すると新しい記憶が流れ始めた。


「海の向こうってどうなってるんだろうね」

「さぁ、だけどな……今後、旅をすると思うが、魔王城や王国がわんさか乱立している島があるからそこに行くときは注意しておきな」

記憶の中に現れた人は見覚えが無いが……何か……会ったような気がする。


「大丈夫?」

「……あれ、どうしたの?」

「縄が記憶を思い出させたのかな……?それで、どんな記憶だった?」

「男の人がいた、そして海の向こうを見ていた」

「海の向こう……?」

「ああ、そこで魔王城や王国がわんさか乱立している島って……」

「それって……ここかもしれないな……その島って言うのは」

「そう?魔王城なんてあるの?」

「ある、だけど今はマオが管理してるんだよな……行ってみるか」

マリーさんはそう呟いた。

「ならハッチに乗っていくよ」

「わかった、イコルはどうするんだ?」

「とにかくついて行く、ハッチに乗っていく」

「でも乗れる体型じゃないよね」

「こんなの、変身の類」

そしてイコルは変身を解き、肌面積が広い服になった。

「さて、行こうか」

「……そうだな、行ってみようか」

私たちは魔王城に、向かった、普通のRPGだと一直線で向かったら死ぬタイプだけど、戦争してなさそうだし、大丈夫だろう……?

「ここが魔王城、入るよー」

マリーさんは魔王城に軽々と入って行った、中に罠とかありそうで踏み込めなかった。

「どしたー?罠なんか無いぞー?いちいち入るのに手間取っていたらダンジョンに入れないぞ」

「罠本当に無いんだよね?」

「無いよ、なんなら魔物とかいないよ」

「それなら……安心して踏み込めるね」

そして私たちは魔王城に入って行った。

「見事にオール電気だね……灯りとかも電球だし」

「でしょー?」

そして通路の横にあった隠し扉で最上階に迎えるような親切設計、もうこれ平和すぎないか!?

最後まで見てくれてありがとうございます。

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