32話 血を吸わなくなった理由
私はマリーさんが戦ってる場所にさっと向かった。
(マリーさんの動きがさっきまでとは違う……まるで野生のようだ……)
マリーさんは鎌を自由自在に扱っていた、そして鎌の中に血液を貯める場所があり、切りつけた相手の血を吸っていた。
「ってこれ本気でやばいな!?」
私はナイフを蜘蛛の足に向かって投げた、そして足は爆発とともに木っ端みじんになった。
「しかし、こいつは何処から来たんだ?」
マリーさんは鎌で奴の延髄を叩き、蜘蛛の意識をとにかく飛ばした。
「……足の爆破が無ければ切り殺していた」
「ここで待っててと言われてたけどね、体が動いたんだ」
「そう言ったな」
マリーさんの口元には血流れていた。
「口から血が出てるよ!?」
「大丈夫だ、これは飲んだ血。吸血鬼は血を飲んだら真の力を発揮できるんだ。さっきまで戦っていた姿はリミットがかかっている中、精一杯の事をしただけなんだ」
「リミットね……どうしてリミットをかけているの?」
「リミットをかける理由?体力の消費が著しいから、それだけ」
「体力の消費ね……」
「それで、こいつどうするよ、処刑する?」
「うーん、どうしてこんなことをしたのかを聞くのが先じゃない?」
「なら運ぶぞ、ってこれ二人で運べるかー!一花たちを連れてこーい!」
「はいはい、なら呼んできますよ、女王様」
「マリーって呼べ!」
私は一花さんを呼びに行った。
「一花さん?」
「あっ、どうしたの?」
「ちょっとこっちに来てくれない?」
「いいけどどうしたの?」
奥にはハッチが待機していた、というかいつの間にハッチがここに!?」
「このフェンリルは影を伝ってここに来たらしいんだ」
「そんな能力があったんだ……」
「そだよ!」
「……ならハッチもついてきて」
「はーい!」
私と一花さんはハッチの背中に乗り、マリーさんの元に飛ぶように走った。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!
評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!




