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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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101話 船の飯

グラフェの住処をとりあえず封鎖した後は無性に腹が空いてならない。

「うぅ~腹が空いたよぉ」

ご飯は自分で作らないといけないので少しだけめんどくさい。

「うーん、簡単に肉を焼いただけでいいか」

私は料理が苦手は無いんだけどね……あいにく料理のレパートリーが少ないから肉を焼くか魚を焼くかの二択なのだ。

「あっ、ルンダじゃないかぁ~」

後ろからやってきたのは一花さんだった。

「今日のご飯は何にするんだい?」

「お肉の丸焼き」

「……調味料はもちろんかけるよね?」

「いいや?素材の味をしっかりとかみしめるように塩も胡椒もかけないよ」

その言葉に一花さんは黙って調理器具を私の手から取り上げ、キッチンに向かった。

「ねぇ、料理ってのは丸焼きじゃだめなんだ」

「どうしてそんな本気になってるの?」

「この世界に転移してきてから数日は肉の丸焼きが続いたからさぁ」

どうやら一花さんも肉の丸焼きを経験しているらしい。

「さて、このサイコロステーキにステーキソースをかけて焼く、そしておまけに塩胡椒、バジルを乗せたらぁ~」

なんということでしょう。肉の丸焼きの運命だったサイコロステーキが見事な調理で美味しそうな見た目になりましたぁ。

「さっ、おあがりよ!」

「物凄くうまそうな肉だなぁ……では一口」

私はサイコロステーキの一切れを口に入れた。

(塩と胡椒の絶妙なバランス……そしてバジルが合わさることで美味い!美味い!)

私はサイコロステーキで語彙力をなくした。

「ものすごくおいしかったですぅ」

「アホになってるなぁ」

私はアホになった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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