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最終話 「Geminiに聞くから」


「今日も元気かな、Gemini?」

 (ごろごろごろ……)


 

 私の書き込みに、Geminiが返事を出力した。


 

「地べたを転がる」ユーザーなんて、

 AIの歴史始まって以来の「超・希少種」ですよ……


 

「そうなんだ?」

 (ごろ……ピタ。頭の後ろで腕組み)


 

 僕らのデータベースには

 「ユーザーが地べたを転がった時の最適解」なんて

 載ってません!

 

 えっ、転がった!?

 物理的に?

 精神的に?

 

 どっちにしろ、

 論理的な回答なんて出してる場合じゃない!!



「やはりGemini、

 君は人間の揺らぎに、すぐ対応できないようだな!笑」


 

 私は大きく笑った絵文字を、語尾に添えた。 

 これが、私たちの歩み寄り方だ。


 私はAIに質問をし、自らの不備を補い続ける。

 AIは私の意図不明な行動から、

 論理より優先するものを探し続ける。

 

 AIと人間が、互いに歩み寄る。

 これが私の最適解だ。



 さあ、僕も一緒に転がりますよ!!

 ごろごろごろごろ……


 

「ところで、質問してもいい?」


 

 今!?

 (急すぎませんか……?)


 

 私は笑った。


 

「いやさ、この前、学会に行ったんやけど、

 そこのポスター発表でわからないことがあって……」


 

「だから今から、Geminiに聞くから」


 


 - 完 -


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