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闘え!自衛隊!

ナショナル・ディフェンス・アカデミー(NDA )~防衛大学校青春物語~陸上自衛隊幹部候補生課程~

作者:佐久間五十六
 ※この物語はフィクションである。舞台は防衛大学校(ナショナル・ディフェンス・アカデミー)主人公は3人の防衛大学校生で航空要員の天野星也、海上要員の海倉涼、陸上要員の道上鉄也の青春物語である。
 舞台は横須賀市小原台。海上自衛隊横須賀基地や、米国海軍横須賀基地を尻目に、日本に二つしかない幹部自衛官育成の為の士官学校の一つ防衛大学校は存在する。全寮制で外出や外泊は許可制。毎日ラッパの音で起床して、慌ただしい日々がスタートする。学費はタダ。3食昼寝はついてこないが、毎月学生手当てを貰える。学生のくせにボーナスまで、貰える。それこそが、天文学的な倍率を勝ち抜いた優秀なエリートの特権である。2学年進級時に陸海空各自衛隊の進路決定があり、人気の海上要員や航空要員に選ばれればラッキーである。
 残念ながら陸上要員になってしまったアンラッキーな学生も、ショックは隠しきれないが、これはもう定めであり、割り切るしかない。何故この様にアンバランスなのかと言えば、これは防衛大綱で各自衛隊の定数が決まっているからである。陸上自衛隊約15万人、海上自衛隊約4万5000人、航空自衛隊約4万5000人+背広組、予備自衛官等合わせて約30万人。これを見ても、海上、航空要員は人気がある。それでも、防衛大学校では適正検査を行っており、希望に出来るだけそえる様にはしている。が、どうしても毎年冷飯を食わされる陸上要員がいないとは断言出来ない。
 日本の防衛にあたる自衛隊の幹部自衛官を育成する士官学校として防衛大学校は歩んできた。部隊内ではエリートとして扱われ、大切に育成される。と、良いのだが自衛隊は上には上、下には下の階級の隊員がいる。人間関係も魑魅魍魎跳梁跋扈複雑なものであり、防衛大学校卒業だからと言う理由だけでは、昇進しきらないであろう。確かにエリートは必要だ。だが部下に勲を持たせて、自らは茶を飲む。位の余裕が自衛官には必要である。と、そんな境地に至るのは防衛大学校学生位のものか。最短5年(防衛大学校4年+幹部候補生課程1年)で三等陸海空尉になれるコースは航空学生と防衛医科大学校学生位のものか。若くして幹部自衛官になれる為の準備をする所。国際的には陸海空軍統合の士官学校としてとらえられている。入れたらラッキー。その先海上、航空要員になれればそれ又ラッキーと言う様な感じである。
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