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SecretProlog
「ねぇ、―――。もう『地球』に行くのは辞めにしたら?」
隣にいた△△△が唐突にそう言ってきた。
「あら、どうして?」
「これ以上特に用もなく向こうの世界に干渉したら、あっちの方々に怒られるわよ?」
それはそうだろう。他の世界に干渉するなんて、そうそう許されることじゃないんだし。
「それに、あの世界にあなたの求める者は居ないでしょ?」
「そんなこと、まだ分からないじゃない」
そんな簡単に諦められないもの。
「それに、私はあの世界にこそ、私の求める人が居るって思うの」
「…そんなこと言っても流石に行き過ぎよ。あっちの方々も、そろそろ動き出しちゃうわ。そうなったら不味いってあなたも分かってるでしょ?」
「分かってるわよ。そのくらい…」
俯いて言う私を見て、△△△は呆れ顔になった。
「もう…分かったわ。今回で最後にするなら見逃してあげるわ」
その言葉に私は目を輝かせた。
「ありがとう!そうと決まればすぐに行ってくる!」
「本当にこれで最後よ?」
「分かってる!」
そうして私は駆け出した。
…私の求める、予想外を探しに。




