ep31 マットプレイ
そうして......。
「お二人とも、靴を脱いでマットの上に乗りましたね」
「う、うん」
「は、はい」
マットの上で並んで体育座りをする俺と学級委員長さん。
「では、まずフミヒロ様は仰向けになってください。それから、伊野上さんはフミヒロ様に乗ってください」
ネーコは淡々と説明した。
「馬乗りってそういうこと??」
「あ、あの、袮絵子さん!わたし、今ひとつわからないんですけど......」
どうやら学級委員長さんは理解が追いついていない様子。
ネーコはそんな彼女に向かってニッコリと微笑む。
「では端的に言いますね。騎乗位になってください」
「端的すぎるわ!」
ツッコむ俺。
「き、きじょーい?」
学級委員長さんは理解できていない。
「さすが伊野上さん。安定の天然カマトト娘ですね。それでは今から私がレクチャーいたしましょう」
などと失礼なことを言いながら、ネーコは俺たちへ接近してきて手取り足取り説明を始める。
「まず、フミヒロ様に仰向けになっていただきす」
「えっ、本当にやるの?なんのために?」
「いいからフミヒロ様。損はさせません」
「いや損得の問題か?」
「さあ早く」
俺はネーコに強引にマットへ寝かされた。
「続いては伊野上さん。フミヒロ様の上に乗ってください。馬に乗るように、です」
「で、でも、どう座ればいいんですか?」
おろおろする学級委員長さん。
ネーコはニヤリとする。
「フミヒロ様のムスコに、伊野上さんのアワビを押しつけるように乗せるのです」
「え?むすこ?あわび?え?え?」
ますます混乱してあわあわする学級委員長さん。
「ちょっと待てぇぇ!!」
思わず俺は上体を起こして叫んだ。
「どうしたんですか?フミヒロ様」
「学級委員長さんに変なことやらすなぁ!!
ムスコ?アワビ?マットプレイ?アホか!
ん?ムスコ、アワビ、マットプレイ......はっ!
もしかして、さっきネーコがしりとりで言っていたワード!?」※ep28参照
「やっと気づきましたか?
そうです。
私は周到に伏線を張っていたのです。
そして今...その伏線が回収されるとき!!」
「そんな伏線回収いらんわぁ!!」
「わ、わたし...勇気を出して乗ります!井藤くん!もう一回寝て!」
なぜか学級委員長さんは覚悟の形相で決心をかためた。
「いやここ勇気を出すところじゃないから!そんな場面じゃないから!」
俺は必死にマジメな学級委員長さんを制止した。
「その勇気...素晴らしいですよ伊野上さん!そうしましたら、せっかくなのでお二人で相舐をしましょうか?」
ネーコが謎の提案をした。
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