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美少女アンドロイドが色じかけをしてくるので困っています~思春期のセイなる苦悩は終わらない~  作者: 根立真先


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ep29 体育のじかん②

「フミヒロ様。彼女が特別ゲストです」

「あ、あれって、学級委員長さん!?」


 まもなく彼女は俺たちのもとへたどり着いた。


「こんにちは!井藤くん!袮絵子さん!」


「こ、こんにちは」

「どうもこんにちは、伊野上さん。本日はご足労いただき感謝いたします」


「いえ!そんな!わたしでよければ喜んで協力します!」


 学級委員長さんはグッと両手でガッツポーズを作ってやる気を見せた。

 俺はアハハと会釈しながらネーコを引っ張ってコソコソとささやく。


「お、おい、ネーコ。いったい学級委員長さんになんて言って来てもらったんだ?」


「フミヒロ様の〔対女性異常エロエロ敏感症〕の克服のための協力を仰いだだけです」


「なんかいつの間にかよくわからない名称がついてるぞ!?」


「気にしないでください。それよりフミヒロ様は伊野上さんが参加することは嫌ですか?」

 

「そ、それは、嫌ではないけど......」


「なら問題ございませんね」


「ただ、学級委員長さんを〔セクシープログラム〕に巻き込むのはやめろよ...?」


「ご安心ください」


「あ、あの〜」


 コソコソと話す俺たちに学級委員長さんがいぶかしげに声を挟んできた。


「あっ、ご、ごめん!ネーコのやつが学級委員長さんに失礼がなかったか確認していただけなんだ!」


 俺はあわてて説明した。


「失礼?そんなのまったくないよ?」

 キョトンとする学級委員長。


「な、ならいいんだ!じゃあネーコ!始めるか!(何を?)」

 

「わかりました。それではイキますよ?」


「えっ?」


 突然、ネーコは自分の服に手をかけた。

 と思ったら、バッ!と一瞬のうちに制服の上下を脱ぎすてた。


「ね、ネーコ!?」


 仰天する俺

 舞い上がる制服。

 青空の下、降臨したるは......古き良きブルマー体操着姿の美少女アンドロイド。


「フミヒロ様!これでさらにヤル気が出たでしょう??」

 ドヤ顔を決めこむネーコ。


「今どきそんな恰好しないから!」


 とツッコミを入れつつも、ネーコの可愛いブルマ姿に思わず俺の顔は火照ってしまう。


「フミヒロ様?お顔が赤いですよ?」


「さ、さっき走って暑くなっただけだよ!」


「ふっふっふ。さて、フミヒロ様。今度は後ろを見てください」


「えっ?うしろ?」


 俺は言われるがままクルッと振り向いた。


「えええ??が、学級委員長さん!?」


 なんと、振り向いた先に見えたのは、マジメな学級委員長さんのブルマー姿!


「む、昔の女子はこんなの着ていたんだね...」


 学級委員長さんは頬を染めながら恥ずかしそうに立っていた。

 その様が、

(むしろエロい......)

 じゃないわ!

 またネーコのやつがそそのかしたんだな!


「おいネーコ!学級委員長さんは巻き込むなって言ったろ!」


「あらフミヒロ様。これは伊野上さん立っての希望でのことですよ?」


「ええ??そーなの??」


「そうですよね?伊野上さん?」


「あ、は、はい。今日ここで井藤くんが治療の一環として運動するって袮絵子さんから聞いて、わたしにもなにか手伝えることありますか?て願い出たの」


「そ、そうなんだ。でもなんでその服装なの?」


「袮絵子さんから、井藤くんの治療のためにこれを着てきて欲しいって言われて......」


 やっぱりネーコの仕業だったか。

 いやそれよりも......


(学級委員長さん、良いヒトすぎね?)


 だって、学級委員長さんは俺のためにそうしてくれているってことだもんな。

 なんで不登校でキモイはずの俺なんかにそこまで......。


(性格が良いにもほどがあるよ......)


 ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちが入りまじった複雑な思いに胸がしめつけられる。


「フミヒロ様。難しいことは考えず、素直に楽しみましょう」


 俺の胸中を見透かしたかのように、ネーコがすかさず穏やかに言葉をかけてきた。


「あ、ああ。わかったよ」


「それではフミヒロ様。伊野上さん。準備はいいですか?」


「お、おう?」

「は、はい?」


「まず最初は、馬跳びからです!」

当作品をお読みいただきまして誠にありがとうございます。

面白かったら感想やいいねなどいただけますと大変励みになります。

気に入っていただけましたら今後とも引き続きお付き合いくだされば幸いです。

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