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帰宅

校門を自転車で抜けた時、朝見た黄色のテントを思い出した。

(あのテントの主どんな人なんだろ)


帰り道の途中でどうしても北公園の近くを通る。少し覗いていこう。

どうしても薄汚れた黄色テントが気になっていた。

そんなことを考えながら家の近くまで帰ってきていた。公園には小学生が遊具で遊んでいる。


黄色テントは公園の隅の方に立ったままだ。テントの入口にはダンボールの看板が倒れている。


(主は気づいているんのか?子供たちが中に入って遊んでるぞ)

小学生たちが「秘密基地だ!」と入口のジッパーを前回にして遊び回っていた。テントは6人ぐらいの小学生が完全制圧。主もいない様子だ。


ダンボールの看板も踏み倒されており、主が見たら複雑な心境だろう。


(公園にテントはこうなるか)

あの小学生がよく分からんテントの主とトラブルになることが無いように、祈りながら帰路に着く。


(あの場所にも寄って帰ろう…。)


公園をすぎてすぐの雑木林にも寄る事にした。すぐにでも帰って疲れたからだを癒したいが、どうも気になってしまう。気休め程度にはなるだろうと、あまり気乗りしなかったが無視もできなかった。


猫のマスコットが頭の中をよぎる。

(あぁ〜また変なことを考えてしまった。あれは関係ないんだってば。)


自分を落ち着かせながら、目印の道路標識に自転車を立てかける。

雑木林の中までは入れないから、ここから手を合わせよう。

しゃがんで手を合わせる。

(うん。これでいいはず)

どうすればいいか分からないが、これを続けよう。気が済むまで。

自転車に乗り家に帰った。


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