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「ただいま〜、ってリア?!その制服どうしたの?!ベトベトじゃん?!」
帰ってきたリディに怒られて少しびっくりする。
「えっと、これはー……ちょっとこぼしちゃって……?」
「嘘つかない!どう見たってちょっとじゃないし絶対誰かにやられたでしょ?!!名前教えて!シバいてくる!!」
「え、ちょっしばくって……え、」
「制服の替えがあるから良かったけどねぇ、なかったらどうするの!」
(な、なんで私怒られてるんだろう……?)
結局リディの説教は寝るまで続いた。流石に大声は出てなかったけど、その分威圧感が凄い。汚れた制服は学園にあるクリーニング屋に出すつもりだ。
(明日から学園生活かぁ……楽しみだぁ)
ーーー
学園の掲示板に貼ってあるクラス表を見る。この学園は身分と能力の両方でクラスを決められる制度になっているから、有力貴族は大体Aクラス、たとえ身分が低くても、学力が高ければAクラスになれるのだ。と言ってもトップ15位以内が大体だけど。
(私はーーあ、あったAクラスだ)
「リディはどこだったの?」
「私はBクラスだった、クラス離れちゃったね……悲しい!!代わりにお昼は一緒よ!」
「ふふ、隣のクラスなんだから、そこまで遠くもないよ」
教室は以外に広くて、大体50人は余裕をもって座れるぐらいの広さだった。誰かを待ってもいないので、大人しく指定された席に座る。
周りを見れば、世間知らずなリアでも分かるぐらいの有力貴族か多くいた。一応この学園は平等を掲げているが、相手は高位の貴族だ。何があるかも分からない。
(カーリック様の為にもできるだけ不敬のないように接しないと…!)
ふと、一人の少女に目が止まる。リアが知っているのは有力貴族と家紋と親しい間柄の貴族が多い。それでもできるだけ多くの貴族を覚えたが……この少女はいずれにも当てはまらない。
(どこかで見たような気がするんだけど……)
バチりと視線があう。まさか目が合うと思っていなかったから、戸惑いながらも一応笑顔を返してみると、少女は顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。
(え……まさか今のだめだったかしら…?私の知らないだけでタブー行動だったの?!あんなに顔を真っ赤にしてたらきっと怒ってるよね……。どうしよう、初日からクラスメイトに嫌われちゃうなんて!)
落ち込みながら、マナーについてもう一度勉強しようかと考えるリアであった。
遅くなりました!週2投稿は難しいかもしれませんが、週に一回は出せるように頑張りますので、気長に待ってくれると幸いです……!




