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プロローグ
「はあっ、はあっ」
走っている。僕は今、走っている。どうして?わからない。でも、走らなければ行けない気がする。
ここはどこだ?どこを走ってるんだ?真っ暗闇で何もない。その中を僕は走っている。
ふと見ると、前を誰かが走っている。金髪の、僕と同い年ぐらいの男。アイツを追いかけているのか?しかし、一向に差は縮まらない。それどころか広がっていく。
「くそっ」
尚も走り続けている。と、目の前に光が見える。あそこがゴールか?あそこまで行けばいいのか?僕はスパートをかける。
と、金髪の男が立ち止まってこっちを見ている。そして、僕に吐き捨てるように言った。
「お前みてえに才能ない奴、頑張ったってしょうがねえんだよ。」
それを聞いた途端、足が止まってしまった。走ることが出来ない。光は、どんどん小さくなって、消えてしまった。




