表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
討ち死になんて勘弁な  作者: 悠夜
321/554

310 さらば播備!

 瀬戸内地方は中国山地と四国山地に挟まれていて、雨が少なく溜池をいっぱい造って水不足に備えていると大昔に習った覚えがある。

 つまり、水の確保最優先!

 あと、赤穂の特産と言えば、やっぱり塩!

 塩田をいっぱい作って荒稼ぎしたいね。

 あとは干拓して田畑を増やさないと!

 あっ、街道の整備も忘れちゃいけない。

 山が多いので、兵が普通に通れる程度までは道を広げておかないと。


「殿、尾張守様より書状が届いております」


 これからの事を考えていると、岸新右衛門に殿からの書状を渡される。

 内容は…話があるから兵はそのまま置いて京へ戻って来いって事だな。

 於勝も連れて帰らないといけないし。

 それに、高山友照のキリスト教の教会建設を阻止する為の工作もしないといけない。

 さっさと殿に言われた通り、京へ戻ろう。

 一刻も早く宇喜多直家から離れたい訳じゃない。


「兵はそのまま残して、儂に京へ戻れとの命だ。新右衛門、皆を呼び戻せ」


 取り敢えず残す家臣達の配置を考えないとな。



 皆を呼び戻すと 、仕事を振っていく。


「勝三郎は大島山城、茂助は加里屋城、内蔵助は富田松山城、大膳は駒山城に入り周囲に睨みを効かせよ。平三兵衛は水軍を率い牛窓にて海路を守れ」


 森勝三郎には那波の大島山城、堀尾茂助には赤穂の加里屋城、斎藤内蔵助には今いる備前富田松山城と、それぞれ近くの湊を任せ、谷野大膳を赤穂郡の北西にある駒山城に入れて、今回動きのなかった佐用郡の佐用家などの警戒をさせる。

 梶原平三兵衛には水軍を率いて牛窓に駐留してもらい、海賊などが荒らしに来るのを防いでもらう。


「伝内には宇喜多家との領地交換の交渉を任せる。周りの国人衆にも宇喜多家との諍いの無きよう命じよ。半蔵は宇喜多家より乙子城が明け渡され次第城に入り、宇喜多宗家と大和守家の間で争いが起こらぬよう注意せよ」


 建部伝内には宇喜多直家との領地交換の交渉を行ってもらい、渡辺半蔵には直家と五郎左衛門が互いにちょっかいを掛けられない様に、互いの領地の間にある乙子城に入って両家を抑えてもらう。


「次郎左衛門、明石飛騨守の様子はどうだ?」


 保木城で明石行雄の調略を引き継いでいる義弟の青木次郎左衛門に、事の進捗を尋ねる。


「飛騨守は、当家に仕える事については既に同意しております」


 なんだ、説得済みなのか。

 よくやったぞ、我が義弟!


「うむ、よくやった!では次郎左衛門は飛騨守と協力し、領内の国人衆の調略をせよ」


 行雄が声を掛ければ、素直に織田家に従う奴も増えるだろう。

 織田家に従わなければ、放逐するなり討伐するなりしないといけないけど。

 出来ればそのまま臣従させたい…一から統治し直すのは面倒臭いからな。

 よっぽど酷い統治をしていたのでもなければ、国人衆をそのまま採用した方が楽で良いよね。

 裏切られる可能性もあるけど…


 後は家臣達に任せておけば、問題ないだろう。



 いつもの供回りの者達の他に、自主参加してくれた入江家の兵、於勝と蓮台衆、奥田三右衛門、本多弥八郎、曽我太郎兵衛他二名に脳筋少々を連れて京への帰路に就く。

 小寺官兵衛も京に用事がある様なので、道中一緒に京へ向かう事になる。

 

 よっしゃー!ようやく終わったな!さらば備前、播磨!

 怪物共の化かし合いなどに付き合ってられるか。

 あとは、きっと藤吉郎だか誰かが何とかしてくれるさ… 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] さらば備前、播磨! フラグ満載(笑)
[一言] 江戸時代に瀬戸内海に面する地域では塩作りが盛んで十州塩田と呼ばれ、国内生産の9割がこの10カ国で生産されていて赤穂だけでも50万石以上とされる。 塩は米価の半分ぐらいだから、整備できれば赤穂…
[一言] 脳筋少々。。。 胡椒少々のように、一味違いを持たせるために…… いや、もう少し、長束みたいな人をですね。。。無理かぁw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ