番外編3,あの事について
最初はリカルド編で後半はシャーロット編になります。
楽しんで見て行ってくれると嬉しいです。
賑わった人集りに沢山のお店。
この国の王都はとても良いものだ。
「それで、何故リカルド様が?」隣にいるリカルドに、私は怪訝な目で見る。
「そりゃあ、この前のお願いを聞いてもらうために?」
「だからって、もう少し限度と言うものが降りますよ!」
朝、起きて早々、連れ出され、行った先はまさかの王都。
これじゃあいつかのイザベラとシャーロット様の時と同じである。
というかあれ、本気だったのか!
私、吃驚。てっきりシャーロット様を貸してほしいと願うのかと。私だったらそうするんだけどな。
「そうだね」平然と爽やかな笑みで私を見つめる。
「君の主人には許可はとってもらったから、そこは安心してね」
何と無く、ムッ。
※私がやりました by,シャーロット
「それで、どこに行くんでしょうか?荷物持ちなら他に任せて、私は必要ないかと思うのですが」パシリですか?わたし。
「荷物持ちって………まあ、いっか」小さな声で呟く。
そして、わたしの手をとる。
「え……何してるんですか………」
「とにかく行こうか」
何故か(手を繋ぎながら)そのまま強制連行。
ヽ
「…あの、リカルド様?手を、話してくださいますか?」
「ダメ。と言うか、シャーロットから聞いたよ。セレスは方向音痴だから、絶対に目を離すなって言われてるから」
シャーロット様!何故っ…………!?
※私がやりました by,シャーロット
でも、リカルドの言うことはごもっともだ。
だから文句を言える権限はないし仮にも相手は一国の王子。
文句やなにかを言える訳がない。
「…………は、い………」渋々………。
そう言ってから、ニッコリと微笑む。
「良かった」
その顔は妙に子供っぽくて私は解ける。
「……っ……どこ、に、着いていったら、良いでしょうか?」
「べつに、敬語じゃなくて、良いのに」ポツリと言った。
「そんなこと、出来ませんよ。一国の王子相手に……」
そして、急に繋いでいた手と空いていた手をとられる。
「セレスはっ………僕が、王子だから………」何かを言い掛けたその言葉を止める。
「……あの?」当然私は困惑するのだが、続きの言葉が気になる。
どういう意味だろう?でも、何となく分かった。
さっきの私の発言がリカルドの何かに刺さってしまったらしい。
……もしかして、私がリカルドに近付いたのは、王子だから?って思ったのかなぁ?
私はどちらかと言うと、ヤンデレ化阻止の為だけなんだけど。
そっちの方が失礼か。
うん。念のため伝えよう。
「外れているかもしれませんが、別に、一国の王子だとかと言う理由で近付いたんじゃ無いですからね?はっきりと言った方が不自然かもしれませんが…」
「いや、ちょっと、ほっとしただけ。ごめん」
「いえ」やっぱり、まだ親の虐待が抜けないのかなぁ。
それに、今はどうなんだろう。
「えっと、大丈夫ですか?」
「……何で?」
だって、親の……虐待が……などと私が何故知っている?って話しになるんだけどさ……。
「少し、不安……?そうだったので」さっきの話しを訊く限り。
「……そうだね、少し不安、だった。ありがとう」
「ありがとうと言われるほどの事はしていませんが?」
「うん。僕が、言いたかっただけだから、何となく」
その眼はとても澄んでいた。
「そう、ですか」
「さて、行こうかな」
「え?」
「本来の目的を忘れてないよね??」
「……あ~ぁ~あ~~ああ。逃げて良いですか?」
「それ本人に言うことかな?」
「いいえ」
そして私は腕を捕まれ、強制連行。
その日、セレスティアは疲れて帰ってきたと言う。
★★★★★
「シャーロット様?」
「何かしら、セレスティアさん」
その言葉を訊いて私は少し、落ち込む。
「その、セレスティアさん、は止めてほしいです。私はメイドですよ?」
「ああ、そうだったわね。つい、この言葉が定着してるのよ」
「じゃあ、私はセレスティアと読んでください!」
「でも………」物凄く困っていた。
「じゃあ、私、今度誕生日なんです」
「そうだったのね」少し、驚いていた。
「私達が出会った日付です。親はいないですから」
「そうだったわね。もう、どれくらい経ったかしら?」
「四年程ですね。それで、お願いがあるのです。誕生日のプレゼントとして、私をセレスティアと読んでください!セレスでも良いですよ?」
「セレスティアさん、言うようになったわね」
「お願いします」
そさて一息深い溜め息を着いてから言った。
「じゃあ、セレス」恥ずかしそうに言っていた。
「はい!」
その日の事は、決して忘れる事は無いだろう。
、、、、、、、後日、、、、、、、、
「おはよう、セレス」朝、部屋に入った私に真っ先に私にシャーロット様は言った。
「おはようございます、シャーロット様」
次に入ってくるのはルーカス。
「いつのまに、名前呼び?」少し悲しそうな声。
ははははははははは!!!ルーカス!羨ましいだろう!
私の方がシャーロット様をあいしているんだもんね~~!!
シャーロット様の事が好きだからきっと羨ましいであろう?
ほ~ほっほっほっほっ~~~。
ちょっと待って?私なんだか悪役みたい。
さっきのは撤回するわ。
「なら、俺もルーカスでお願いします。あんまり長いと不便ですから」
「そうね、そうするわ。じゃあ、ルーカス。それと、セレスもこれからよろしくね」
ニッコリと微笑むシャーロット様とは裏腹に私は嫉妬で一杯だった。(ルーカスに)
最後まで見て頂いてありがとうございました。




