おっさんとサラサラと阿鼻叫喚
全員で乾杯をし カルアさんが事前に注文していた料理が次々運び込まれる中
「このほかにも皆 自分の食べたいものをどんどん頼んでねぇ」
とカルアさんがいうと皆は おぉーー! とテンションをあげ次々と料理や飲み物を注文し始めた
そして俺はちょうど追加の飲み物を持ってきてくれたメイドさんのような店員の子に
「すいません こちらは場所を伝えれば料理などを届けてもらうことはできますか?」
と聞くとその店員の子は 少々お待ちください と部屋を出た
そして少したち さっきの店員の子が入り口にいた執事の様な店員さんをつれてきた
そこで執事の様な店員さんのことを
「支配人をお連れしました」
と紹介してきた
俺がまさか支配人だとは思わず驚いていると支配人さんは
「先ほどは名乗りもせず大変失礼いたしました」
と深々と礼をしてきたので俺は立ち上がり
「いえ こちらこそ支配人さんとは知らず 失礼をしました それで・・・」
と先ほどの件を聞くと支配人さんが
「いえいえお気になさらず それで先ほど伺った件ですが アマガイ様ということで特別ご対応させていただきたいと思いますが とりあえず どの品をどのようなお場所へお届けで?」
と言ってくれたので俺は
「ありがとうございます まずこの場所にメニューのこのコースを2人分とこのコースを2人分 それとこのデザートを4つとケーキを1ホール それにあうワインを4~5本見繕ってくれますか?」
とランゼさん宅の地図を渡しながら注文し支配人さんは隣にいたメイド風店員の子に指示を出した
指示をうけた店員の子は厨房に向かい部屋を出た
それをみて俺は
「もう一か所 場所は冒険者ギルドの買取センターで メニューのここのページからここまでの料理を全部5人前づつとワインを25本届けてください 支払いはこことは別に個人的に最後に支払いますのでお願いできますか?」
と聞くと支配人さんは あまりの注文の量に驚いた顔をし つぎに満面の笑みで
「承知いたしました」
と優雅に深々と礼をし部屋を出て行った
そして俺が席に座ると隣にいたリリが
「すごい・・・注文の仕方でしたね・・・ランゼさんも買い取りセンターの皆もびっくりしちゃいますよ・・・」
と苦笑しながら言ってきたので俺は 約束は守るさ なんだかんだ言ってあそのこ皆には世話になってるしな といい頭をポリポリ掻くと リリはその光景を見つめながら
「そういえば いつか聞こうと思っていたんですが アマガイさんの髪っていつもサラサラで綺麗ですがどのようなケアをなさってるんですか?」
と少し真剣なまなざしで聞いてきたので
「ん? 髪は自分で配合した液体石鹸と酢で洗ってるが?」
と教えると リリは驚きながら
「オリジナルの洗髪用石鹼と酢ですか?」
と少々大きめな声で言ってきたので 何をそんなに驚いているんだろう?と思いつつ そうだ と答えた
すると
「ちょ! アマっちゃん!? オリジナルの洗髪用石鹸ってなに!?」
とニーニャが会話に入ってきたので
「あぁ 俺は朝の日課で狩りいくと必ず道中 向こうの世界と同じ植物なんかがないかと探しながら歩いてるんだが 結構前にウンカリーナの木に似た木をみつけてな?」
というと ニーニャはウンカリーナってなんだ!? と聞いてきたので
「シャンプーの木って言われててなぁ 葉を水に漬けるとシャンプーみたいになるんだよ
それで似た木の葉を試しに水に漬けてみたらそれっぽくなったんだ その漬けた水に石鹸を削って溶かし入れてついでに スイカににた実の果汁入れ最後にシトラスっぽい薬草を漬けて作ったんだよ」
というと ニーニャとリリはポカーンとして 俺が二人の名前を呼ぶと 我に返ったニーニャが
「シトラスはわかるけど なんでスイカいれてんの!?」
と聞いてきたので
「アフリカのほうで たしか甘くない原生のスイカで髪の毛を洗ってたんだよ しかも虫よけの効果があるっていうのを思いだしてな んじゃ シトラスも追加すっか みたいな感じで作ってみただけだ」
と答えると ニーニャが
「よくわからん! んで? 酢は!?」
と聞いてきたので
「酢をお湯で溶いて髪に馴染ませてから洗い流すとリンスみたいな効果があるから 使ってただけだけど?」
というと ニーニャがうつむき そしてプルプル増えだした
俺は おい ニーニャどうした? と心配して声をかけると うがぁぁぁぁ!!! と叫びながら顔をがばっとあげ 俺に顔をこれでもかと近づけ
「この間 一緒に狩りしたとき シャンプーとトリートメントの話したよな!? なんでその時いわなかったんだよぅ!!!」
と俺の肩をつかんでグワングワン揺さぶりながら言ってきたので
「ちょ! ニーニャ落ち着け! 俺は皆がほんとのシャンプーの作り方を知ってると思って 俺のはなんとなく俺が作ったものだから・・・ それにリンスとかコンディショナー?も作れるから言ってるのかと持ってたんだよ!」
というと 手を肩から離し
「・・・・・ソノセッケンヲヨコセ」
と小声で何か言ってきたので ん?なに? と聞くと
「そのアマガイ印のシャンプーを私にもよこせぇぇぇぇ!!!!」
とすごい剣幕で言ってきた
そのあまりの迫力に全員が手を止めこちらをみて どうしたの? とニーニャに聞くと
ニーニャが皆に
「どうしたもこうしたもないよ! ・・・・・」
と先ほどの話を皆にすると
「なるほど・・・アマガイさん それ私もほしいです」
「当然 私とカナの分もよろしくぅ!」
「よろしくお願いします!!!」
とリオン ヨーコ カナがいい
「お母さん!」
「あぁ! アマガイ! その作り方と使い方を教えろ! ペイルに作らせて宿に置こう!」
とリドリーとリーネさんが迫り
「アマガイさん? 神は平等を望んでおられますよ?」
「アマガイちゃん 私もほしいわぁ」
「母 レシピを手に入れて量産でウハウハ」
「!!? そうね!セイちゃん! ライ!自分の分よりもまず そのレシピを手に入れてうちで生産するから売れそうな器をつくるのよ!」
とレティーさんが祈り ライネルさんがおねだりして セイが量産するといいアムさんが乗っかった
「これは女性冒険者に売れるね?リリ!?」
「はい! 間違いありません! 必ず売れます!」
とカルアさんがきき リリがキリっと答えていた
「こえぇ・・・・な?」
「女性の美にたいする執念を垣間見ましたね・・・」
「相変わらず どっか抜けてやがるな・・・アマガイは・・・」
とライル 慧 リュートがドン引きしていると
「アマガイさん!私もほしい! シロも洗ってあげたい!!」
「あらあら・・・アマガイさん? そんなものを作っておいて教えてくれないなんて水臭いわ」
とキラキラした目でメイちゃんがこちらを見ながら催促し
アルさんは・・・迫力ある笑顔でこちらに迫ってきた
俺はその阿鼻叫喚を眺めながら どうすんだこれ・・・ と思っているとニーニャが
「親衛隊あつまれぇぇ!!!」
と招集すると 自称アマガイ親衛隊のメンバーが横一列にならんだ
それを確認するとニーニャが俺のほうを見ながら
「我々はライネル氏の協力の元 ダンジョンにて修行をし ライネル氏のお墨付きを頂いた!
なので明日 我々全員が次のダンジョン攻略に参加できるか アマガイ氏に一緒に狩りをしてもらい
実力をたしかめることを要請する!」
と急に宣言してきた
それを聞き他の皆が俺を見てきたので
「えっと それはいいがどこで狩りをするんだ?」
と聞くとニーニャがニヤリと笑い
「東の森に決まってる!! 明日 実力テストかねて アマガイ印のシャンプーの材料採取を実行する!!」
とニーニャが宣言すると 横に並んでいるメンバーが おーーー!!! と握りこぶしをカチあげて叫んだ
それにカルアさん リーネさん アムさんが
「おぉ!ナイスアイディアだ!」
「リドリーしっかり集めてくるんだよ!」
「セイちゃん! 生息地も覚えてきてね!」
と声をかけていた
「これ・・・・断れない系?」
と皆をみながら聞くと 全員 うんうん と頷いていたので俺は 了承しました と敬礼した
そして
「シャンプーもどきなら 部屋に帰れば ここにいるメンバーが使う分くらいあるのになぁ」
とつぶやくと それを聞いたリリが
「みなさん! ここにいるメンバー分は アマガイさんの部屋にあるそうです!!!」
と大声で皆に伝えると いち早くカルアさんが
「ライ!」
とライネルさんを見ながら呼ぶと
「えぇ! 人数分の入れ物は任せて!」
と頷き
ニーニャが
「セイ!」
と呼ぶと
「心得てる 図は頭に入っている かえってすぐ 母と お風呂と窯を帰って作成する」
と頷いた
俺を含めた男たちは 流れについて行けず 顔を見合わせていると
「よし! 皆 急いで食事をかたずけて 準備にとりかかるよ!」
とカルアさんがいうと ライネルさんが 浴場の場所は確保してあるわ! あとは窯と浴槽だけよ!
といい アムさんが 材料があればすぐ作るわ! と答えた
どうやら風呂を作るらしいが
「カ カルアさん? なにか発表があるって・・・・」
と俺が聞くと 後で!!! といい 支配人を呼びつけ 残りの料理をマジックバッグにしまう許可をもらいドンドン入れていき 会計をすませ 全員に
「よし! 各自 やることはわかってるね!? 」
といい 女性陣全員が コクコク と頷くのを確認して
「では・・・開始!」
と宣言すると おーー!! といい それぞれ 家に向かって走り出した
取り残された 俺たち男性陣は 支配人にさきほどの料金を払い
「とりあえず・・・・俺らもいこうか?」
というリュートの声に 力なくうなずき 店を出て家へと向かった




