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おっさんと女神と相棒

新年度 忙しく 体調不良等で更新が遅れております

大変申し訳ありません

「それはね!?・・・こうするんだよ!」


とドラン様が俺の左手を手に取り先ほどのノルと同じように自分の左胸に手に取った俺の左手を当てた

ノルと違いこじんまりとした しかし しっかりと特有の柔らかな感触が左手の手のひらで感じる


「ちょっと!ドラン!!!」


とノルが焦ったように叫び手を伸ばして阻止しようとしていたが手遅れで 緑の綺麗な光がドラン様の全身からあふれ出てその光が次第に左胸に集まりやがて俺の左手に移った 

そしてその光は左手の手首に巻き付くように輝き 光が収まると金色の龍が俺の手首に巻き付いた形で龍の口には円い綺麗な緑色宝石をくわえたブレスレットになった


俺はある種その行動を予想していたとはいえ 話の通りならば たった1人にしかできないことをノルに続いて俺なんかにやってしまったドラン様に なんていっていいのか ただただ 突っ立って絶句していると


「ふぅ・・・ノルンをけしかけてしまった責任を取っただけよ 君が気にすることなんてないよ」


とドラン様が言ってきた


「!? いやいやいや! だからって!    ねぇ!?」


と俺が驚いてとりあえずノルに同意を求めるとノルも焦ったように


「そ・・そうですよ! 私は私の意思でやったことで あなたのせいではないのですよ!?」


というとドラン様は


「ふぅーん じゃぁ ボクもボクの意思でやったんだよ? それにもうやってしまったことだしぃ?」


と したり顔でノルを挑発するようにいい 俺の顔を見つめながら


「これからはボクのこと ドーラ って呼んでね? 拒否は認めないよ?」


とウィンクしたあと チュ と俺の口にして これからよろしくね と笑った

あまりの破壊力に 見惚れ固まっていると


「ごほんっ! アマガイさん?・・・・いつまでドランとそうしているんですか?・・・」


と殺気のこもった笑顔で言ってきた


殺気にあてられ俺はブルブルっと震えると現実に引き戻され自分の現状を確認すると

目の前には 頬をあからめ モジモジしているドランがいてドランは俺の手を握っていて

その握られた手は未だにドランの左胸に添えられていた


俺は視覚的には理解していたが頭の中では理解が追い付いていないのか どういうことだろ? となぜ

ノルが怒っているのかわからず 何度も ノルの顔とドランの顔とドランの左胸の俺の手を見ていた


そして左手を動かすと ドランは あっ あんっ! と声をだしモジモジしている

俺はとりあえず身もだえしているドランを左手を動かしながらみていると


「もぅっ! アマガイさんっ! なにやってるんですかっ!!」


とノルがドランと俺を引き離して 俺の頭を抱え込んでドランを威嚇した

俺の顔はノルの豊満な胸に半分以上埋まり 呼吸が苦しくなってきた

その苦しさでだんだん正気に戻ってきて


「く・・・くるしい!! ノル!!! 苦しいって!!!!」


とノルから無理やり離れた

そして 呼吸を整え


「えっと寵愛の印はわかりましたが・・・・ノルが言ったようにこれって女神様との結婚の儀式みたいなものなんですか?」


と聞くと ノルは そうです! と即答し ドランは 気持ち的にはね? と笑って答えた

俺はドランに気持ち的にはとは? と聞くと


「神とそれ以外の生物が結婚できるのならそうだと思うけど 実際ボクたちは常に具現化してるわけではないし 神は子孫なんていないし寿命もないから そもそも神には結婚というものがないんだよ」


と答え 俺が結局どういうことだろ? と思ていると


「それでもね? 愛はあるんだよ? 過去に愛情が深すぎて大変なことをしてしまった神っていうのもいたらしいししね だから 気持ち的には なのさ」


と答えてきた


「んー お二人の気持ちは大変うれしいし光栄ですけど 俺はとりあえずこの世界の人間ではありませんし いづれ自分の世界に帰りたいと思って帰る方法を探すために冒険者をしています そもそも向こうの世界でおれは結婚しているんです」


なので すいませんがいくら神とはいえ結婚はできないんです と謝ると


「大丈夫です! 重婚が認められていますし そもそも私は神ですから! 人間同士の結婚とは別枠です!」


「べっ! 別枠!?」


ノルがいってきたひどい理由に俺が驚きながら


「俺の世界では重婚を認めていた国もありましたが 俺の住んでいた国では認められていないんですよ」


と答えると ノルは 俺が元の世界に帰るときについてきて 地球の神に認めさせますから大丈夫です と言ってきた


俺がそれを聞き驚いていると


「ノルン? 重い女は嫌われちゃうよ?」


と ふふん と鼻を鳴らしながらいい 続いて俺を見て


「ボクはそこまで物分かりが悪いわけじゃないよ? とりあえず帰る手段を手に入れて向こうに帰るって時に改めて対応を考えればいいと思うし それにボクにとっては感謝の印なのさ!」


とドランは言ってきた

感謝の印ですか? と俺が聞くとドランは


「うん! 君はボクの封印を解いてくれたしね!」


というので そんなことくらいで・・・ と俺が言うのを遮り


「君はどれほどのことをボクにしてくれたのかわかってないよ!? じゃぁ聞くけど 君こっちの世界にきて今までで1度でも龍人族にあったことがあるかい?」


とドランが聞いてきたので思い返すが 出会ったことはなかった 

そんな俺の顔を見て


「・・・ほらね?・・・他の種族はみたことがあるけど龍人族はみたことないでしょ?」


とドランが聞いてきたので俺は うん と頷いた


「それはね? 他の種族にはそれぞれの神がいて繁栄や種の保存を見守っていていざとなったら力を少しだけかしたりするんだよ・・・・龍人族には今までそれがなかったんだ・・・・でも!でもね!?

ボクは君のおかげで封印から出れたんだ! これから少しづつ信者を増やすことができれば!徐々に龍人族は盛り返せるんだよ!!! 君はその手助けをしてくれたんだ!! 感謝してもしきれないに決まってるよ!!!」


と涙を流し興奮気味にドランが言ってきた


「だからね?・・・ボクは君と絆をつないだのさ・・・君が結婚していようがいまいが関係ない!

これはボクからの感謝と愛の印!」


というと俺の左手首についているブレスレットが一瞬輝いた


「いや・・・関係ないって・・・そんな・・・押しかけ女房でもあるまいし・・・」


と俺が困惑気味につぶやくと


「あはははは! ボクたちは神だから・・・そう! 押しかけ女神だね!!!」


と笑いながらドランが言ってきた

俺は困りながらチラッとノルをみるとノルは うなだれて


「重い女・・・・重い女・・・・重い女・・・・」


相当ショックだったのか未だに繰り返してつぶやいていた

俺は焦って


「いやいや!ノルは重くなんかないですよ!? 好意は素直に嬉しいですし神様からこんなことを思ってもらって光栄ですよ!? ただ 俺はもう結婚しているのでって話なだけですから!!」


とフォローするとノルは顔をガバッとあげ


「そ!そうですよね!私は重い女じゃないですよね! アマガイさんも嬉しいですよね!!

えぇ そうですとも! ただアマガイさんはここに奥様がいらっしゃらない状態で重婚をするというは

奥様に後ろめたいだけですよね!」


と俺の手を握り ウルウルとした上目遣いで俺に訴えかけてきた


ここで断るとどうなるのか考えるのも怖いし俺はすがるような目でドランをみるとドランは

まいったなぁという顔で苦笑しながらボリボリと頭を掻いていて俺と目があうと とりあえず今は

なだめとけという雰囲気をだしながら コクっと 頷いた


俺はそれをみて しょうがないな と問題を先送りすることを決め


「そ・・そうですね やはり不誠実なことはできないので・・・妻に話をしてからじゃないと いくらノルからの好意とはいえ・・・今は受け入れられないですね・・・・」


とたぶん思いっきりひきつった笑顔でそう答えると ノルは 


「そうですよね! わかりました! 私も信者をどんどん増やして力をつけて奥様に会えるようにがんばりますのでアマガイさんも帰る方法を一生懸命探してくださいね!」


と満面の笑みでいってきたので とりあえず がんばります と答えた

そこで俺はふと思いついたので二人にきいてみることにした


「ちなみに・・・・二人は帰る方法知らないですよね?」


と聞くと二人は


「他の世界があるのは知っておりましたが・・・・世界同士の行き来については・・・・すいません」


「ごめん・・・・ボクもしらない・・・」


としょんぼりしながら答えてくれた

俺は


「いや 自分の手で必ず帰る方法を探し出してみせるから 気に病まないでください」


と頭を下げた

俺の質問のせいで微妙な空気になってしまったので話題を変える様に


「さて! では そろそろ街に戻りますか! ドランの像も早く街に持って行ってあげたいですし」


というと ノルは そうですね! と笑顔で答え ドランは ありがとう! と抱き着きキスをしてきそうになったのをノルに止められていた


俺はその様子を苦笑してみていると ノルがこちらに顔をむけ


「そういえば アマガイさん 先ほど武器が おひとつ壊れてしまったのではなかったですか?」


と言ってきた

俺はサーベルが砕けてしまったのを思いだし


「はい さきほどデカいサソリをぶった切って砕けてしまいました でも まだ1本短剣がありますから」


と答えるとドランが


「ボクの像の下に封印の媒介をしていた剣があるはずだよ? その剣は龍人族の英雄が使っていた剣なんだ・・・よかったら使ってくれないかな?」


と教えてくれた

しかし龍人族の英雄の剣なんて 俺が使ってもいいのかな? と思っていると


「君に使ってもらいたいんだ!・・・・せめて龍人族の英雄が現れるまででいいから・・・おねがい」


といってきたので俺は


「ドランありがとう! 正直助かる! ありがたく 大事に使わせてもらいます!」


というと ニッコリわらい


「うん! こちらこそありがとう! でも・・・ボクのことはドーラと呼んでほしいな?」


と拗ねたようにいってきた


「あ・・・ありがとう・・・ドーラ?」


と俺は諦めそういうと 満面の笑みで うん! と言ってきた

そして

ノルが ではそろそろ戻りましょう! といい 俺たちが 頷くと 眩い光が部屋中に広がり

光が収まると ドーラの像の目の前に俺は立っていた


俺はとりあえずマジックバックをドーラの像に頭からかぶせていき バッグに像をおさめると

たしかに像の足元に地面に刺さってる剣の柄だけがでていた


「これ・・・・抜けるのか?」


とつぶやくと頭の中に


『封印の役目も解けてるし 案外すぐ抜けると思うよ?』


とドーラの声がきこえ びっくりしていると 


『私もおりますよ!』


とノルの声も聞こえてきた

俺はノルが夫婦だからどうの という念話のことを思いだし 二人に礼をいい

身体強化をかけ柄をにぎり 思いっきり引っこ抜くと


スルっ! と以外にも剣が簡単にぬけ 勢いあまって後ろにぶっ飛んだ


『ぶっわぁっはっはっはぁ!!!』

『アマガイさん! 大丈夫ですかっ!!??』


とそれぞれの声が頭に響いた

とりあえず ノルに 大丈夫です 心配ありません と答え手に持った武器をみると

その剣は・・・・コンクリートのような灰色の柄に灰色な鍔 そして灰色で反り返った刀身・・・どうみても日本刀にみえるが・・・すべてコンクリート製にみえる・・・それにサイズが・・・・


「斬馬刀かこれ?」


とつぶやくほど でかかった

そして不思議なことにこれほどデカい剣なのに重さをそれほど感じることもなく

むしろ振るのにちょうどいい重さだった

それを不思議に思いなんどか片手で振っていると


『おぉ!さすがアマガイ君だね! その子に気に入られたみたいだ! その武器はね?持ち主を選ぶんだよ!』


とドーラが言ってきた

俺はそうなのかぁ とマジマジと剣をみていると


『さぁ! その子に名前をつけてあげて!名前を呼んであげると本当の君の武器になってくれるよ!』


と興奮ぎみに言ってきた

俺は名前を考えようとさらに剣をみつめていると なぜか剣が自分の名前を教えてくれた用なきがしたのでその名前を呼んでみた


「龍華絢爛(りゅうかけんらん)?」


すると剣は俺の持つ柄からだんだんと光っていき全体が光輝き それが収まると


柄は 真っ赤な柄糸に緑の鮫肌に真っ赤に輝く目貫でシトドメからは朱色の編み込まれた糸が2本出ていて先端には黄色の輝く円い石が結ばれていた


そして龍をかたどった金の装飾鍔に白銀に輝く大きな刃には荒波のような波紋が綺麗に入っていた


そしてなにより驚いたのが 俺の目の前に 鞘が浮かんでいた

しかも その鞘は 全体に朱色に輝きコイクチやコジリは金で赤や緑の宝石のようなものがいくつか施され全体的に龍を象ったものだった


俺はその鞘を左手で持ち剣をおさめる 背中に背負うように背中に付けると鞘から真っ白な布のようなものがでてきて俺の右肩から左腰へ自動で伸び剣を固定した


俺は軽く屈伸などをして感触をたしかめるが 絶妙な位置と締め付けで一切不快感がなかったし

重さもまったく苦にならなかった


その様子を見て


「ふわぁ・・・綺麗な剣ですねぇ」


とノルがいい


「ぶっ飛びながら引っこ抜いたかいがあったようだねぇ あはははは!」


とドーラがいった


俺は剣に これからよろしく 相棒! といい ノルにほめてくれてありがとうと礼をいい


そっとマジックバッグからドーラの像をとりだしその場に転がすと


「さて!武器も手に入ったし街に戻りますかっ」


とスタスタと扉に向かってみた


『うわぁぁぁぁぁぁ! ごめんよぉ!!! おいて行かないでぇぇ!!! 謝るからぁ!!!!』


とその様子をみてドーラが焦って謝ってきたので 俺はまたマジックバッグにドーラの像を入れ

外へ向かうことにした


そして森の中にでると


『あ・・ありがどぅ・・・あいじでるよぉぉぉ』


と泣きながらドーラが礼をいってきた

俺とノルは 笑いながら よかったね といい 街に向かい歩いた








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