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アマガイ親衛隊の大冒険⑧

今回は かなり長くなってしまいました

三度転移してきた私たちは 早速話し合ったとおりの陣形をくみ


「身体強化もってるなら掛けてね! 人数少ないから手数稼ぐよ!」


と私は身体強化をかけながらいい リドリーとセイが 了解 といい身体強化をかけ武器を構えた


「メイちゃんはシロが取りこぼしたやつ確実にね!」


とライネルさんが声をかけると がんばります! とメイが返していた


「くる」


とセイがいうと地面にいくつもの黒い影のような穴が開きボーンナイトと虫たちが湧きだしてきた

そしてカタカタとこちらの方に徐々に詰め寄ってきたので やるよ! と声をかけ 私は先制のナイフを投擲していくがさすがに人数が半分になったため対処が遅れジリジリと押され始める


「ニーニャ! あなたは拳闘士なのよ!? ナイフや短剣だけじゃなく拳や蹴りそれに肘や膝も使いなさい! 今のあなたは全身武器なのよ! 」


とライネルさんが声をかけてきたので私は左足でローキックを放つと食らったボーンナイトが体制を崩し2体を巻き込み倒れこんだ 私は倒れこんだボーンナイトの頭部を踏み壊し 右から迫ってきたボーンナイトを肘を振りぬき倒した 試しにやってみたものの痛みも特になくおっかなびっくり試した割に威力も申し分なかったので やれる! と判断し両手の短剣では対処できない者は蹴りで粉砕かふっとばして距離を稼ぎ短剣の間合いを超えてきたものは肘と膝を使い倒していった


それをみてライネルさんが そう! それでいいのよ!! と満足げに声をかけてくれたが振り向く余裕がないので声だけで はい! と返事をし手あたり次第目の前のボーンナイトを倒していった


「残り112」


とセイが皆に聞こえるようにいい よし! と私が返事をしながら目の前のボーンナイトに前蹴りを決めると4~5体を巻き込みながら倒れこみ一瞬余裕ができたのであたりを見ると セイはバトルハンマーを器用に振るい黙々と目の前のボーンナイトたちを倒していた リドリーは薙刀のような槍で一気に3~4体を横薙ぎで払うようにきりふし メイは前衛のシロが取りこぼし近づいてきたものを一生懸命短剣で倒していた 間合いの広いセイとリドリーのおかげで左右からの攻撃があまり来ない分 大丈夫そうだが徐々に押され気味でもあった


「メイちゃん!シロの負担が増えてきてるわよ!? 気合入れなさい!」


とライネルさんが檄を飛ばし はい! とメイちゃんが答え ごめんね!シロ!私頑張るから!! とシロへ叫んでいた シロがそれにこたえるかのように 今までよりも大きい鳴き声で ワオォーーーーン! と吠えると 今まではシロの回り2~3mだけしかきかなかった咆哮による威嚇が私たちの前のボーンナイトたちまで動きを止めた 私たちはそのすきに一気に目の前で動きを止めたボーンナイト達を倒していった


そしてセイが 残り63 といい それを聞いたリドリーが


「ニーニャさん!ここらで一発でっかいの行くよ!?2人も巻き込まれないように気を付けて!!」


といい はぁぁぁぁ!!! と気合を入れると薙刀の刃が透き通った綺麗な炎に包まれた

リドリーはその槍を構え


「じゃぁ いっくよぉぉぉ! みんな伏せてね!!!」


といい そのまま360度 槍を横薙ぎに振るった

私は 伏せて と言われたのでその場にしゃがみ込むと 頭の上を リドリーの槍の先から出ている炎が通り過ぎて行った そのまま炎を目で追っていくと しゃがみ込んだ セイとメイの頭上を通り過ぎて

最後にリドリーの真正面に10mくらい 吹き出し 炎が消えた 


立ち上がり周りを見ると リドリーを中心に直径20mほどにいたすべてのボーンナイトが炎の刃で焼き切れてチリチリと燃えながら灰になっていった


「残り27」


と何事もなかったかのようにセイがいい 私は慌てて武器を構えると目の前には5~6体のボーンナイトしかおらず そのまま倒していった 

倒し終え 振り返ると セイとリドリーも倒し終え シロが最後のボーンナイトをかみ砕いたところだった


私は 終わった? とつぶやくと ライネルさんが えぇ終わったわ と笑顔で答えた なので


「こらー! リドリー!!!急にあんな技だしたら危ないじゃない! 髪の毛焦げたらどうすんのよ!」


というと リドリーが焦りながら えぇぇぇ!! ご ごめんなさぁぁぁい!! と謝ってきたので

笑いながら 次からきをつけてよね! というと リドリーも はい! ごめんなさない! と笑顔でいった


「ダメ 許しません!! 帰ったらセイにリドリーの恥ずかしい話を1つ暴露させます!」


とメイがいい えぇ!!! セ セイはそんなことしないよね!? と焦ってセイを見ながらリドリーが

尋ねると


「んーーー どうし・・・ん!? まだ終わってなかった?」


とセイが話の途中で急に武器を構えた ライネルさんも そのようね! と武器を構え シロが グルルルルゥと威嚇しながらメイの前に来た


「あなたたち 念のため 私の後ろに」


とライネルさんが私たちに言い切る前に セイが 間に合わない くる! といった瞬間


ボーンナイトがはい出てくる闇の穴よりも大きく禍々しい感じの穴が3つ開きその穴からゆっくり

浮き上がるように 6本の腕に武器をそれぞれもちボーンナイトよりも豪華で重厚そうな鎧や兜を身にまとった2m以上ありそうなガイコツが 3体現れた

それをみたリドリーが


「な・・・なにあれ・・・」


とつぶやくと


「あれは マーシャッドボーンナイト ボーンナイトの上位種でそこそこレアな魔物よ」


とライネルさんがいい まさか3体もでてくるとは思わなかったわ といつになく真剣に言った

私は武器を構えながら魔物の威圧感とライネルさんの口ぶりや雰囲気で そいつらがヤバい相手だと感じ取れたから


「どっちにしろ あいつら倒さないと出れないみたいだし・・・・やるしかないよね?」


と皆に伺うように言うと セイは 肯定 といいながら武器を構えなおし リドリーもゴクッと唾を飲み込み うん! と武器を構えた メイは少し顔を引きつらせながら が がんばります と目の前に短剣をだしていい シロはメイの目の前に立ち 威嚇し続けていた


「いい? あいつらは手数のわりに一撃がそこそこ重い 真正面から受けずに受け流すかかわしながら戦うのよ!」


とライネルさんが全身にリオンと同じ透き通って光り輝く炎を全身にまとわせながら言った


「くる!」


とセイがいうと 3体のマーシャッドボーンナイトが武器を構えこちらに切りかかってきた

一番先頭で私たちと接触しそうだったマーシャッドボーンナイトをライネルさんが吹き飛ばし

続けざまにほかの2体もそれぞれ違う方へ蹴り飛ばして


「最初のは私が引き受ける! 残りの2体は2人ずつで対応して!」


と一番最初に吹き飛ばしたマーシャッドボーンナイトへと目にもとまらぬ速さで飛んで行った


私は近くにいたセイと二人で左側に飛ばされたほうへ向かい リドリーとメイは右へと走っていった


「セイあれの動きとめれる?」


と私がセイに聞くと すこし時間を稼いでくれれば可能 と言ってきたので 上等! 頼むよ!!? と答え 私は全速力でマーシャッドボーンナイトへ切りかかった


魔物は上位種というだけあって 私の攻撃を2本の武器で防ぎ 1本の腕で槍で突き 1本の腕は剣で上から切り下してきた 私は蹴りを放つが残りの2本の腕をクロスして防がれその反動をつかい

後ろへ飛びのいた


セイをターゲットにされるとまずいので私は手数と速さで気を引こうと今度はジグザグに走り出し

剣を左右からクロスさせるように横薙ぎしてきた攻撃をしゃがんでかわしそのまま飛び上がると

顔面に蹴りを放った 


けど 


腕一本ではじかれその反動を使いコマのようにくるくる回りながら

短剣や肘などで攻撃を与えてながら落下していくとさすがのマーシャッドボーンナイトも防戦に

まわり着地とともに足を払いのけるとバランスを崩して倒れそうになった


左手の剣1本と槍1本を手放し地面に手をついたマーシャッドボーンナイトが左手最後の武器の剣で地面スレスレに突きを放ってきたので後ろに転がるように飛び上がり少し距離をおいた


相手が体制を立て直すまでに攻撃しなきゃと思い動こうとしたとき


「準備ができた そのまま離れていて」


とセイから待ち望んだ声がかけられ 了解!まちわびたよぉ! というと ふっ と鼻で笑うような声が聞こえた後


「いく 錬成!」


と地面に両手をついたセイがお馴染みのセリフを言うと 地面から無数の土でできた槍が生えマーシャッドボーンナイトを襲った 


いまだ倒れたままで2本の手で体を支えているマーシャッドボーンナイトは4本の手にもった武器でセイが錬成した槍を次々破壊していくが


「想定済み」


とセイが淡々と抑揚なくいい 両手にさらに魔力を込めると さらに土の槍が出てくる速さがあがり

マーシャッドボーンナイトの回りの空中には次第に土の槍が数十本浮かんでいた


「これで終わらせる」


とセイがいうと セイの回りに バチバチっとアマっちゃんと同じきれいな紫色の光が立ち上がり

その光が細い糸のようにいくつも伸び空中に浮かんでいる槍と結びつくと

珍しく獰猛な笑いを浮かべ表情を崩したセイが


「とどめ!」


と叫ぶと一斉に目に見えないくらいの速さで空中の槍がマーシャッドボーンナイトに降り注いだ

マーシャッドボーンナイトは反応すらできず上から無数の槍に貫かれ動きが止まったところを下からも

地面から生えた槍に貫かれた


セイの一斉射撃が終わりマーシャッドボーンナイトに近づくと 全身を粉々に砕かれかろうじてカタカタ動こうとしていたので


「うへぇ こいつまだ動いてる!」


と私が驚くとセイは 頭部を完全に破壊して といい 倒れてしまった


「セイ!」


と私が驚いて近寄ろうとしたら 手で私を止めるようなしぐさをし 先にたおして と言ってきたので

渾身のフットスタンプをかましマーシャッドボーンナイトの頭部を完全に破壊した マーシャッドボーンナイトが灰に代わっていくのをみて 私はセイのところに駆け寄り 抱きかかえると


「体力と魔力を使いすぎた 少し休む ほかの加勢にいって」


と言われたので周りをみると ちょうどライネルさんの渾身の裏拳でマーシャッドボーンナイトの頭部が粉々に爆ぜた


私がそれをみて絶句しているとライネルさんと目が合いライネルさんがサムズアップを決めてきたので私もとりあえずサムズアップで返した


そしてリドリーとメイのほうをみるとリドリーがメイに来た剣戟をかばい防いで吹き飛ばされ気絶した瞬間だった


「ヤバっ!」


とセイを床におき立ち上がったときマーシャッドボーンナイトが気絶したリドリーを狙い剣をふりあげた

そこにメイがリドリーに覆いかぶさり守ろうとし そこにシロが割り込み剣戟をまともに受け血を飛ばしながら キャイィィィーン と吹き飛ばされた


メイが シロぉぉぉぉ!! と泣きながら叫んでシロのほうをみていると背後から再びマーシャッドボーンナイトがリドリーとメイめがけて剣をふりあげた


私は必死に走り出した スローモーションのように周りの動きがゆっくりと流れ どう考えても間に合いそうにない

もうだめだとおもって目をつむったとき アマっちゃんの声で休憩中にライネルさんがいった言葉が聞こえた


「死なない死なせないために・・・皆と無事にかえるために」


幻聴かもしれないけどそれが確かに聞こえ

私は目を覚まし目をパッとあけ心のままに


「あきらめてたまるかぁぁ!! ゴラァァァァ!!!!」


と叫ぶと体が一気に軽くなり流れる景色が一気に早くなった それでもあと少し間に合わないと思ったとき


「私の目の前でやらせるわけないじゃない!」


と叫び渾身の右ストレートを放ったライネルさんが目に飛び込んできた

ライネルさんの右ストレートは振り下ろした剣を持っていた腕ごと粉々にした

そしてライネルさんは ニヤっ とこちらをみて


「ニーニャ!とどめを刺しなさい!」


とウィンクしてきた 私は前傾姿勢を強め両足にさらに力をいれダッシュし 一気に飛び上がり短剣を構え右手の短剣でマーシャッドボーンナイトの頭部を切り飛ばしそのままくるっと回り左の肘で切り飛ばした頭部を破壊した 肘を食らった頭部は粉々になりながら飛んでいき 残った体がサラサラと灰になっていった


着地を決めそれをみているとライネルさんがリドリーの容態をみてメイにヒールをかけさせながら

私に


「ニーニャ あなたも属性付与した身体強化ができるようになったじゃない?」


といたずらっ子のように言ってきた

私は へ? といい 自分の両手をみると綺麗な緑色の光に包まれていたので驚いて全身をみると

全身が光に包まれていた うぉ! と驚いていると ライネルさんがこのままだと魔力切れで倒れるから深呼吸をして体の力を抜きなさい と言ってきたので 大げさなほどの 深呼吸をし 全身の力を抜くと

光が収まり体力もごっそりなくなった


すこしふらついたけど セイが気になるのでセイの方をみるとセイは何事もなかったかのように立ち上がりすでにマーシャッドボーンナイトのドロップ品を拾いシロを抱きかかえながらこちらに歩いてきていた


私が


「シロは!?」


ときくとセイは


「命はある けど 重篤」


と答えメイの近くにシロを優しくおき メイがシロをみると みるみる顔が真っ青を通り越し白くなっていきボロボロと泣きながら


「そ・・・そんなぁ! これじゃヒールでも・・・・ シロ!ごめんなさい!!シロ死なないでぇ!」


とシロに抱き着くとシロは 弱弱しい呼吸で クゥーン と泣き メイの頬をひとなめした

メイはなおさら泣き崩れていた


私はシロをみて正直無理だとすぐにわかったからメイに声もかけれずにただ立ってそのまま見ていた

シロは脇腹からばっさり切られ内臓の一部が飛び出し少し内臓も腫れて膨れていた


なんて声をかけても気休めにもならないし力になれないもどかしさもあり ただじっとメイとシロをみていた


ライネルさんもメイの背中を撫でるしかできず悲しそうに見守っていると


「シロはまだ助かる」


とセイが急にいい それをきいたメイがガバッと起き上がりセイにつかみかかりながら ほんと!!??

 と聞いていた セイはいつも通り 淡々と無表情で うん 可能 といい

これを使ってもいいか皆に確認する といいながら 右手の手のひらにある真っ赤な石のようなものをみせてきた


「魔石?」


と私が聞くと セイは 顔を横に振り


「それは魔核ね!?」


とライネルさんがいい セイは そう これをシロに与える というとライネルさんは


「その手があったわね! お手柄よ!!セイちゃん!!!」


とセイを抱きしめながらいうと セイは 


「ライちゃん痛い それにこれはニーニャがとどめを刺したマーシャッドボーンナイトのもの ニーニャの許可が必要」


と私を見ながら言ってきた え? と驚くとメイがすがるような眼でこちらをみてきたので


「いいに決まってんじゃん!! やれるならすぐにやってあげてよ!!」


というとメイは ニーニャさん!ありがとう!! といい抱き着き セイをみて セイ!おねがい! といった

セイは 頷き


「このサイズの魔核は売ると最低1000万ギルはくだらない ほんとにいい?」


と私にきいてきた え! とメイが驚き私の顔を心配そうにのぞいてきたので ガシガシ頭を撫でてやりながら


「シロは仲間で家族だよ!? 家族の命に代えられるものなんてない! くだらないこと言ってないでさっさとやる!」


とセイにいうと セイは 今までに見たこともないくらい 優しく柔らかく笑い


「了解」


といい 横たわるシロの頭をなで 今から 助ける といい シロの心臓付近に魔核を置き その魔核を両手で押さえながら


「ふぅーーーー!!!」


と息を吐きながら魔力を流し込み始めた セイの魔力がものすごく高まりすごい勢いで魔核とシロを包んでいくがセイが


「さっきの戦いで魔力がたりない?」


と焦りながらつぶやいた それを聞き私を含めみんなが焦っているとライネルさんがセイの肩に左手を置き はぁー! と魔力を流した 私とメイは顔を合わせうなづきあうと セイの背中に手をのせ魔力をながした


すると んん? なにごと? とリドリーが目をさましたところセイが


「魔力がたりない 大ピンチ」


というと リドリーは がばっと起き上がり えぇ! 大変! といいセイの手の上に手を重ね魔力を流し始めた


私は リドリーなにが大変かわかってないよね? と思いながらも持てる魔力の全部をセイに注ぎ込んだ

すると魔核が光だし その光がシロを包み込んだ 光が収まると まるで魔核が大きくなりシロを飲み込んだようになった

それをみてセイが


「これで大丈夫 時間がたてば魔核内の魔力をすべて吸収しシロは治る」


といい 気絶した 私たちは全員へたりこみ よかったぁ・・・ と一息つくと メイがシロを撫で

よかったね シロ よかったね と泣いていた


少し休憩し ライネルさんが セイをお姫様抱っこし メイとリドリーがシロを抱え上げ 私たちは

部屋の中央に出たままの転移陣に入り リオンたちがまつ場所へともどった

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