新人読者へのオリエンテーション
「おめでとうございます。厳正なる審査の結果、あなたを当組織の職員として配属します。本通知を読んだ時点で、あなたに拒否権はありません――」
この物語は、世界各地に存在する"異常"を調査・研究・管理する者たちの記録です。簡単にいうとtale「物語」と報告書を組み込んだものだと考えるとわかりやすいかもしれません。
どうもみなさんこんにちは
あなたにこの世界を案内させてもらいます、管理人の神代千早です以後お見知り置きを。
この物語は複数の主人公が活躍します。
そしてその主人公はあなたかもしれません。
時には並行世界の主人公達の活躍が見れるかもしれません。
さて、これからみなさまに異常世界の職員としてご案内する前に、前提知識が必要なので私から軽く紹介させてもらいます。
1 この世界について 及び楽しみ方
この世界はあなた方が住んでいる世界の並行世界群です。
この世界には様々な異常が蔓延っていて、とある世界は今まさに世界滅亡の危機に直面していたり、ギャグ漫画ノリの世界で生きている世界があったりします。
今からあなたたちにはそんな世界の中に生きる人物として、さまざまな異常やトラブルに巻き込まれてもらったり、とある人物の追体験をしてもらうことになるでしょう。
なぜその言い方をおかしくしているかといいますと、
それはこの物語はこの世界の管理人である私が作ったり、これを見ているあなたに体験してもらいその行動が記録されるからです。
そしてその記録が積み重なりこの物語へと組み込まれます。
この物語は 短編小説群となります。
報告書のみのものや、それを元にした物語(tale)が組み込まれたもの、物語中心なものもございます。そして基本的には一つの異常につき複数話構成でございます。なので報告書のみの場合は一話が短く終わり、物語中心なものは複数章となります。
2 職員について
まず職員には全員にセキュリティークリアランスなるものがレベル0から5まであります。それぞれのクリアランスで閲覧できる内容が変わります。自身のクリアランス以上の資料を閲覧することは厳禁です。違反すると誰であれ懲戒処分の対象となりますのでご注意ください。
職員の主な種類には
フィールドエージェント
研究職員
機動部隊
低級作業員
などがあります
3 異常 (アノマリー)について
この世界の異常にはあなた方が普段過ごしていてふと恐怖を感じる現象や世界の都市伝説や神話、オカルトを元になっているものもあります。
大抵の異常は人に被害が及ばないものが多数ですがごく稀に人に脅威を及ぼす存在もございますのでご注意ください。
4
## MDE異常評価システムについて
ようこそ、MDE(国際異常研究機構)へ。
異常は、その危険性や管理方法が一つひとつ異なります。そのためMDEでは、すべての異常に対して共通の評価基準を設けています。
職員は現場へ向かう前に必ず対象の評価を確認してください。
---
異常性分類(Phenomenon Type)
「どんな異常か」
BIO(生物)
ART(人工物)
LOC(場所)
MEM(情報・ミーム)
ENT(存在)
DIM(空間・次元)
CON(概念)
TEM(時間)
DIV(神格・信仰)
UNK(不明)
## 管理等級(Containment Rating)
管理等級とは、「対象をどれだけ安全に管理・監視できるか」を示す評価です。
**C-1 監視級**
通常の監視で十分に管理できる対象です。大きな危険性はなく、定期的な観測のみで対応できます。
**C-2 管理級**
専用設備や管理区域が必要となる対象です。一般的な収容施設で管理可能ですが、継続的な管理が求められます。
**C-3 封鎖級**
特殊設備や専門職員による常時監視が必要です。管理を怠ると重大な事故へ発展する可能性があります。
**C-4 隔絶級**
国家規模の支援や広範囲な封鎖を必要とする対象です。通常のMDE支部だけでは対応できません。
**C-5 収容不能級**
現在の技術や知識では管理が不可能な対象です。収容ではなく、被害の抑制や避難計画が主な対応となります。
---
## 危険等級(Hazard Rating)
危険等級は、対象そのものの危険性を表します。
**H-1**
人体や環境への危険はほとんどありません。
**H-2**
軽傷や精神的影響など、限定的な被害を及ぼします。
**H-3**
死亡事故や重大な災害を引き起こす危険があります。
**H-4**
都市・地域規模の壊滅的被害を引き起こす可能性があります。
**H-5**
人類文明、あるいは世界そのものを脅かす極めて危険な対象です。
---
## 影響規模(Scale Rating)
影響規模は、異常が発生した場合に被害がどこまで及ぶかを示します。
**L(Local)**
建物や施設など、ごく限られた範囲。
**C(City)**
都市規模。
**R(Regional)**
地域・都道府県規模。
**N(National)**
国家規模。
**G(Global)**
地球全域。
**Ω(Omega)**
現実そのもの、または複数の並行世界へ影響を及ぼします。
---
## 研究優先度(Research Priority)
MDEは研究機関でもあります。
研究優先度は、その異常をどれだけ優先して調査する必要があるかを示します。
**E** 記録のみで十分。
**D** 必要時のみ調査。
**C** 通常研究対象。
**B** 優先研究対象。
**A** 最優先研究対象。
**X** 管理人承認による極秘研究対象。
---
# 特殊指定(Designation)
一部の異常には通常評価とは別に「特殊指定」が付与されます。
これらは対象の役割や性質を示す重要な分類です。
---
### ARCHIVE(保存指定)
危険性は低いものの、人類にとって重要な資料・知識・存在。
破壊・消去は禁止されています。
---
### UNSTABLE(不安定指定)
性質や能力が一定ではありません。
観測や時間経過によって挙動が変化する可能性があります。
---
### CALAMITY(災害指定)
放置した場合、大規模災害や文明崩壊を招く危険があります。
MDE最優先対応対象です。
---
### KEYSTONE(世界維持指定)
異常でありながら、世界の均衡を維持している存在です。
安易な収容や破壊は禁止されています。
---
### ORIGIN(起源指定)
世界や異常そのものの起源に関わる対象です。
詳細は最高機密に指定されています。
---
### EXTINCT(消滅指定)
対象は完全に消滅、または無力化されたと判断されています。
ただし、一部の資料では再出現の可能性も示唆されています。
---
### VEIL(秘匿指定)
存在そのものが一般社会へ知られてはならない対象です。
情報漏洩は重大な規律違反となります。
---
### PARADOX(矛盾指定)
並行世界ごとに異なる記録や性質を持つ対象です。
複数の報告書に矛盾が発生している場合があります。
---
### ADMIN(管理人指定)
管理人のみが編集・閲覧・干渉を許可された最上位指定です。
この指定が付与された記録は、通常のセキュリティクリアランスでは閲覧できません。
該当文書への不正アクセスは、自動的に監査対象となります。
---
以上が、MDEにおける異常評価システムです。
現場へ向かう職員は、必ず対象の評価内容を確認し、自身の安全と世界の安全を最優先に行動してください。
**——MDE 国際異常研究機構 教育・訓練部門**
5 その他詳しい情報
そのほかの詳しい情報や新しく出てきたものの情報は
オリエンテーションという形で章の最初に描かれたり説明するための物語が描かれます。
それでは皆さまにこの新たなる世界の扉までご案内しましょう
「お疲れ様でした。これであなたもMDEの一員です。明日からは、当機構が長年隠蔽してきた『特定の異常事例』の通常報告書、および1万文字を超える『詳細実験・探査ログ』を毎日21:00に定時開示していきます。1話10分ぐらいで読めます。感想欄での職員同士の『考察・情報共有』は許可されています。それでは、人類の境界線を守る任務をお楽しみください」




