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第250話 精霊大決戦

12の地獄の花が咲き乱れる。


凄まじい破壊とありえない蹂躙に晒されたファナンレイリたち。

追い打ちをかけるようにその猛威が完全に包み込むその刹那――


突然発動した世界の改変


『精霊界顕現』


目に見える現象が書き換えられていく。



「……う…あ……」

「…こ、これ…は?…」


優しくも清廉な光。

すでに動くこともままならない、ファナンレイリやミコトたちの奥底に刻まれる鼓動。


絶望し折れた心、魂。

光が灯る。



「…ふうん♡」


ニヤリ。


その様子に、まるで新しいおもちゃを見つけたように――悍ましく口角をあげるノルノール。



その視界の先――

七色に輝く大精霊フィードフォートから、世界の理を凌駕する魔力が吹き上がっていた。



「我が秘術――その身に刻もう」

「キャハ♡…楽しみ」


ズドンッ!!


時間がその意義を失う。

音を置き去りにする凄まじい踏み込み。


フィードフォートの拳が、ノルノールの可愛らしい顔面を捉えた。

鳴り響く炸裂音。


溜まらず吹き飛ぶノルノール。



「ぐうっ?!」

「……痛ったーい…」


打撃を放ったフィードフォートの右腕。

肘から先が砕け散っていた。


「分解消去」


瞬間紡がれた魔法。

悍ましく顔を歪ませるノルノールは、全身に魔力を纏う。


彼女の肩にある顔が悍ましく歪み――再度キャンセルしていた12の極大魔法がその構築を始めていく。


書き換えられていく摂理。

極限の魔力、それはさらなる蹂躙を求め荒れ狂う。


「…んー♡…30秒…あなたの渾身の秘術…それだけしか命の時間、伸びなかったね♡」



※※※※※



命を賭した秘術。


与えたのは。

得ることができたのは――


わずかな物理的ダメージと“およそ30秒”と言う短すぎる時間。


まさにノルノールの言う通り。

焼け石に水――


だが。



※※※※※



「30秒…充分だろ?」

「っ!?…っかはっ?!!」


ノルノールの胸から生える、破壊神ガナロの腕。

心臓のある部位を破壊し、全身に巡る魔力機関をことごとく蹂躙。


さらには魔力を込めた拳で、肩の顔をつぶすガナロ。

その体液で、腕が激しい音とともに溶けていく。


霧散する12の魔方陣。


「くうっ?!…い、いまだっ!!」


絶好の機会。

痛みをこらえ、すでに満身創痍のガナロは魂の咆哮をあげた。


「Ωギガセレイドッ!!!」

「覇王陣!!!絶無極界結界陣!!!!」

「滅びよっ!!天獣の咆哮!!!」


ガナロの渾身の叫び。


それに呼応するように放たれる、妖精3名渾身の合同魔術に精霊王の結界陣。

そしてすべてを消し飛ばすミコト渾身のブレス。


「うぐっ、き、貴様…は、放せ…ひぎいいっ?!!」

「ふん…付き合ってやるさ…うぐ、ぐあああああああっっっ!??」



※※※※※



皆。

承知していた。


このタイミング。


命を賭した大精霊フィードフォート。

そして自らをターゲットにし、極大の力の的になったガナロ。


ここしかない。


ここで倒さないと――世界が滅ぶ。



その覚悟、そしてその力

まさに渾身。

きっと二度と出せないその力――


しかし



※※※※※



「痛い…痛い痛い痛い…痛い……うああ、うあああああっっ!!!」



両腕は消し飛び――

腹から下もすでに消し炭。


しかしその異様な魔力は一向に収まらない。



まさに起爆剤。

すでに大気はノルノールの激昂とともにその振動を早めていく。

膨張し凄まじい破壊を孕む、究極の爆弾。



悍ましい表情。

それが張り付けられたその姿はもはや悪夢。


根源からの恐怖。

改めて――ファナンレイリは唇をかみしめる。


(…届かない?…くっ、フィー、ガナロ様…)



霧散し光とともにその姿を消したフィードフォート。

そして極大の秘術3連発の直撃を受けた破壊神ガナロ。


二人の献身的な犠牲。


それでもなお。



この悪魔を止めるには至らなかった。



「痛い…うああ、もういい…きえろ…消えてしまえ『世界崩壊インフィニティ・エンド』」



紡がれ弾ける――感知できないほどの膨大な魔力。

集約し時間の概念を破壊。


刹那皆の脳裏によぎる、流れ来るノルノールの絶望のビジョン。

彼女悪魔の苦悩、理解できないそれは。


まさにファナンレイリたちの希望を打ち砕く。

全ての思考が真の闇に溶けて――



『――認めない!!』




戦場を極光が包む――


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