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38.マナト side 俺の家族

なんかすみません。よろしくお願いします。





 映画を観る前に、俺もシアンの真似して5連休だよって伝えておかなきゃね。


 後もう1つ。こっちがメイン。


 会社を辞めて欲しい。


 俺とシアンが釣り合ってないとか俺の家族に反対されると思ってるの?


 まだ先でいいかと思ってたけど、明日か明後日父さん達に会ってもらうか。多分明日なら大丈夫だろ。


 父さんに電話したら、すぐに察してくれた。ホント凄い人だな。社長やってるだけある。


 シアンが不安がってるから、フォローしてくれって。後で母さんにもメールしとこ。



 大丈夫なんだって…家族全員が分かってるから…。もしシアンの事を否定したり、反対したら俺がブチギレて縁切って出て行く事くらい。



(あー。だいぶテンパって緊張しちゃってるなー。)

 

 シアンの頭をゆっくり撫でる。こめかみや額にいっぱいキスして落ち着かせる。



 こんだけスタイル良いくせに、今日はサラダだけにしとけばよかった。とか言うから、肥満とは何か。平均値とは。数字でしっかり見ればいいよ。


 自分の事を太ってると思ってる理由でまたお腹の底が冷えるような燃えるような怒りを覚えた。


 なんで内ももなんかつねるの?…クソっ。シアンに触りたかったんだろうけど、何で優しく触れないかな…。いや触るな!俺のシアンに…ムカつく…。



 メジャー貸してって言っても全然渡さないし。


 何でもさせてあげるって言ったらホイホイ渡して来た。


 バカだなぁ俺のお尻開発なんてさせる訳ないでしょ?



「……涙目で後ろを振り向くマナトくん…」



 いやいや、ちょっと待って。俺で変な想像しないで…。


 げんなりしながらシアンのウエストを測る。



 ほらね?60しかない。いや。59.6だ。


 開発はなし。


 金曜日の夜も、さっきもお風呂で抱えたし、めちゃくちゃ軽いからね?


 155cmの平均が53で、シアンが46㎏切ってるんなら痩せてるのわかるよね?


 往生際悪く、見た目はともかく数値的には太ってない。とか言うから、思わず大きな声でつっこんでしまった。


 だから俺と一緒に美味しいものいっぱい食べようね?


 シアンが抱き付いてきて頬にキスしてくれたから、俺もシアンの頬や唇にいっぱいキスした。




 お風呂に入る前に、プランクをしたり、お部屋の掃除をする。シアンがベッドのシーツを替えてくれてた。あぁドロドロだろうからね…。ありがとう。


 

 今日は映画やめて早めに寝る事になった。


 確かに明日は疲れるだろうから、早く寝せてあげよう。



 少し湯舟に浸からせて、ささっと頭と身体を洗い、ドライヤーでしっかり乾かした。寝不足気味だったシアンはすぐに眠ってしまった。


 俺も可愛いシアンの寝顔を見てたけどいつの間にか眠ってしまって気付けば朝だった。


 シアンが隣りで眠ってると不思議とよく眠れる。



 朝起きて、シアンが今日はちょっとでいいかな。と食パンとヨーグルトを出してくれたけど、シアンはほとんど食べられなかったようだった。



 俺の家族は絶対シアンに優しくしてくれるから、大丈夫だって言ってるのに。まぁそうは言っても緊張はするよね。



 東京に着いたら俺が昔遊んでた所とかシアンの事を想って過ごした場所に連れて行きたいな。

 



 今日のシアンのコーデは、Vネックの黒いセーター、赤のチェックのミニスカート。やっぱりニーハイは外せない。



 あぁ可愛い…。シアンはきっと変な格好させても可愛いんだろう…。



 俺は適当に白のオックスフォードシャツ、黒いパンツ、上に紺のジャケットを羽織った。父さんと母さんに会うだけだし。



 昨日はお出掛けしなかったけど、今日も家を出た所から手を繋ぐ。当たり前だけど、エレベーターでは壁に追い詰めて髪の毛の匂いを嗅ぐよね。

 

 あぁシアンの匂い…落ち着くけどドキドキする!



 新幹線に乗る前に、車内で食べるお弁当を買う。


 シアンは天むすを選んでいた。ホントに海老が好きなんだね。俺も同じのとサンドイッチも買っておく。


 静かな方が良いかなと思ってグリーン車にした。本当に貸切りかと思うくらい誰も乗って来なかった。だから、ちょくちょくキスさせて貰った。


 雲もあんまりなくてスッキリと晴れ渡っていたから、富士山がキレイに見えて、シアンがとっても喜んでた。


 それでも少し緊張してるようだった。昨日、『本宅とかホテルとかは緊張しちゃうだろうから、こじんまりしてる方のマンションにパジャマで集まってね。』とメールしといた。


『パジャマは恥ずかしいからムリー。普段着でって皆んなに言っとくわ。出前で良いかしら?やっとシアンちゃんに会えるのね!楽しみだわ〜。』と母さんが返事をくれていた。


 父さんと母さんへの手土産はお気に入りのワインにするつもりだ。


 兄さん達には用意しない。シアンが可愛い過ぎるから本当に心配。兄さん達はカッコイイから…。

 シアンがもし兄さん達の事好きになったら俺には勝ち目がない。


 弱気でダサい事ばっか言う俺にシアンが、俺の好きな所をいっぱい教えてくれた。


 俺だから好きになったって…。泣きそう…。


 自分では面白いつもりはないんだけどな…。面白い所と、よく笑う所も好きって。嬉しい。


 ドキっとするくらい顔を近付けて来た。

俺の手を取って、俺のしなやかな手が好きだと言った。この手で身体を撫でられるとめちゃくちゃ気持ち良いと…。


 指先から手のひらをなぞり人指し指と中指をキュッと握って「マナトくんのちょっとえっちな所も好きだよ?まだまだあるけどまた今度教えてあげる」と目を潤ませて顔を赤くしながら言われた。


 …ちょ、なにこの小悪魔…。自分で言いながら照れて…。待って…息子が硬くなって来た…。


「早めに着くから色んな所案内しながらブラブラしようと思ってたのに…。ホテル行きたくなっちゃったじゃん…」


 オウチに帰るまで我慢してよ。と突き放された…。


 うぅ…この小悪魔ちゃんマジで酷い…。



 今日シアンを連れて来たマンションは俺が学生の時、よく寝泊まりしてた所なんだ。



 帰るのが遅くなるだろうから、今日はここに泊まって明日のお昼くらいに帰ろうと思ってる。


 あぁ出前ってか出張シェフか。いいね。


「シアン紹介するね?

俺の父さん。須藤慶吾すどうけいご

母さん須藤綾香すどうあやか


これが上の兄さん

こっちが下の兄さん 以上」


「あ!よろしくお願いします!くすの…」


「「おい」」


「…なに?」


 シアンが目を丸くしてる。



「シアンがビックリしてるんだけど。紹介するね?俺の彼女で先日プロポーズしたから婚約者の楠木詩杏さんです。父さん、母さん仲良くしてあげてね?」


「「おい」」


「…。」


「マナトくん?大丈夫だよ?私が好きになるのは生涯マナトくんただ1人だけだよ?」


 そう言って手を繋いで来てくれた。


「…うん。これ上の兄さん。大雅たいが


大雅たいがだよ。シアンちゃんよろしくね〜」


「…。それ下の兄さん。…悠希ゆうき


「シアンちゃんやっと会えたー。ゆーきお兄ちゃんって呼んでね?」



 あーあ。絶対この人シアンの事気に入っちゃったよ…。めんどくさい…。


 

 父さんと兄さんには少し前に仕事で会ったけど、母さんは久しぶりだ。この人また若くなってない?魔女かな。


「母さんまた若返った?ホント綺麗になったね」って言ったらシアンの前なのに抱きしめられた。ホントやめて?カッコ悪いから!シアンの前ではカッコ良く居たいのに!

 

 下の兄さんなんか特に俺の事、困った子ども扱いして、シアンに色々バラそうとする。マジで笑えない。昔の俺の口癖とか、小さい頃の失敗とかも面白おかしくシアンに話したりする…。イライラして来た。


 下の兄さんはマジでシアンに話し掛けないで欲しい。

 

 父さんと母さんが、シアンちゃんって呼んで仲良くしてくれるのは良いけど、兄さん達がシアンちゃんって呼ぶのはホンっトにイライラする。



 シアンもご飯を食べながら、シャンパンとかワインを飲んで楽しそうにしてるけど、めちゃくちゃ酔っ払ってない?大丈夫かな?


「シアンお水飲む?ちょっと飲み過ぎちゃった?」


「う?大丈夫らよ?」


「うん。大丈夫だと思うけど、お水飲もうね?」


「こんらに美味しいお酒飲んらの初めてらよ〜!」


とシアンがニコニコ笑う。


 相当出来上がってるな。可愛い…。


「そっか。よかったねぇ〜。また一緒に飲もうね?」


「うん!また一緒に飲むー」と、シアンがへらりと笑ったら、「俺も一緒に飲みたーい」と言って下の兄さんがシアンの頭を撫でようとしてきたから、手が頭に触れる前に手を払って、シアンを抱き込んだ。


「シアンに触らないで!シアンは俺のだから!」


「えー。いいじゃん俺の可愛い妹になるんでしょ?昔から妹が欲しかったんだよねー。シアンちゃん、お兄ちゃんって呼んでみて?」


「う?おにぃ…ちゃん?」


「わぁ可愛い〜。連れて帰りたーい」


「もう!やめて!シアンに話し掛けないで!シアンもあんなの相手しなくていいの!」


「おい悠希。あんまり真人を揶揄うな」


「へいへーい」


 上の兄さんが注意してくれたけど、全然堪えてないし。



「真人、父さんと母さんはそろそろ帰るからね。シアンちゃんまたいつでもおいで」


「今度来る時は、もうちょっと早めに連絡くれると嬉しいわ。シアンちゃんに大したプレゼントも用意出来なかったし…」


「急にお邪魔してホントにすみません。なのにこんなにおもてなししていただいて感謝してます」


と、シアンが一生懸命シャキっとしてる風に答えていた。


「いいのよー。ホント楽しかったわ!真人が困った事したらすぐ言ってね?私はシアンちゃんの味方だからね?


 じゃあね!可愛いシアンちゃんの花嫁姿を楽しみにしてるからね」


 と母さんに言われて、シアンが笑った顔を作りながらポロポロと涙を溢した。


 母さんが「可愛い〜!連れて帰りた〜い!」と言ってシアンを抱きしめた。


「もう!母さんまで!ダメ!俺の!」シアンから母さんを引き剥がしてシアンを抱き込んだ。



 父さんも笑って見てないで皆んなの事何とかしてよ…。





お読みくださいましてありがとうございました。

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