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呪いの子と生け贄の子  作者: ぷよドラ
2/2

 第0話 その2 『交渉』

長らく遅れてすみません。

短いですが続けて書いていけるよう頑張ります!

リーダーと呼ばれた女は戦場を後にし、

交渉相手である貴族に会うため国境に作られた建物へと戻ってきた。

「やあ、リーダーおかえり~♪」

先程映像に写し出された男が門の前で待っていた。

「ああ、で?相手さんはどうだい」

「どうも何ももう怖がっちゃって面白いのなんの」

リーダーが交渉相手の様子を聞くと男は笑いが止まらないとでも言うようにそう答えた。

「そうか。それはやり過ぎたな」

「やり過ぎってレベルじゃないですよ~。相手さんにとっては最強の戦力をぶつけたつもりですから」

あれで最強とは片腹痛いなと言いたかったが、

これ以上こいつを笑わして只でさえ不機嫌な交渉相手を更に怒らせるようなことはしたくなかったため

「そうか」

と肩をすくめるだけにしておいた。

「それじゃこれ以上待たせると交渉に響きそうだからな。行くとするか」

リーダー達は交渉相手の貴族が待つ部屋へと向かって歩き出す。

「大丈夫っすよ~。あいつリーダーのことスゴく怖がってるから、脅せばすぐに言うこと聞きますよ~」

「……そう言う力尽くなやり方はす好きではないのだが」

 眉を潜めるリーダーに男は

「そんなの今更っしょ~。リーダーは考えるより行動で示す方が得意なんだから~」

と言ってため息をはく。

「しょうがないだろ!考えるより行動する方が私様ワタクシサマ的にはあっているのだ!」

男のその言葉に何故かバカにされたような気がしてリーダーは少しムカッとした。

「まあまあ、そんなむくれた顔しなさんなって~」

むくれ顔のリーダーに男は悪びれも無さそうに言い返す。

「……はぁ。お前は何も変わらないな」

「それが俺の長所っすよ~」

こんな男の前でむくれてる自分がバカらしくて

腹いせに嫌みを言ってみたが男にとっては何処吹く風程度だったらしくそのまま流された。

「と、そろそろ着きますぜ」

男はそろそろ部屋に着くことをリーダーに伝える。

「今回の件は色々と慎重に事を進めねばならん。そのためにはお前の力が必要だ。頼りにしているぞ」

真面目な表情に戻ったリーダーはそう言いながら男を見つめる。

「わかってますよ~。俺が居ないとリーダーはダメダメっすからね~」

それに対して男は相変わらずおちゃらけた表情でい言い返す。

「……やはりお前は変わらないな」

そんな男にリーダーは何度目かわからない諦めを感じ苦笑ぎみになる。

「まあまあ、さっきも言った通りこれが俺の長所っすから~」

「そう言うことにしておくか。もうこれ以上は待ってくれなさそうだしな」

丁度着いた扉の向こう側で誰かの怒鳴り声が聞こえてきたためリーダーは気持ちを切り替えてそういった。

「お~相手さん相当のご立腹ですね~」

「無理もない。結構待たせてるしな」

「そんじゃ、次は俺の戦場といきましょうか~。リーダー俺の勇姿見て惚れないでくださいよ~」

そう言うと男は今までのおちゃらけた表情から誰が見ても真面目に見える表情へと変えた。

(何時もこれだけ真面目だったらどれだけ良いか……)

と、男の変わりようにはリーダーも心の中でため息をつくほどだ。

「よし、それでは行くとするか」

「あいよ~。頑張りますぜ~!」

そして二人は一生一代の交渉へと向かった。

因みにこのおちゃらけ男さんは副リーダー的な存在です。

猪突猛進気味のリーダーちゃんを軌道修正することが主な役割です。


また次回も良かったら読んでください。

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