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大学で講義を受けていると、突然聞こえてきた。
はっきりと。
「死ね」
男の声だ。
しかし聞いたことがない声。
この講義は受講人数が少なく、みんなの声を知っている。
しかしその場にいる誰の声でもなかった。
「死ね」
また聞こえた。
「死ね」
まただ。きょろきょろしていると先生と目が合った。
「おい、どうした」
「いえ、なんでもないです」
先生は怪訝な色を浮かべたが、そのまま講義を続けた。
講義が終わるまで、その声は何度も聞こえてきた。
で、講義が終わると聞こえなくなったかと言うと、そんなことはなかった。
学食に行く時間だが、気が付けば校舎の裏に来てしまっていた。
声は続いている。
「死ね」「死ね」「死ね」と何度も何度も。
戸惑っていたが、聞いているうちに段々と怒りが湧いてきた。
それは徐々に大きくなり、限界を迎えた。
俺はまさに全身全霊で叫んだ。
「おまえが死ね」
その後、声は聞こえなくなった。
――なんだったんだ、いったい。
気にしながらも、俺は学食にむかった。




