表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女派遣いたします  作者: ゆうゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/43

今までの流れ

私がいた頃よりなぜこんなに王妃宮に人員が増えたかと言うと、国王陛下の母である王太后様がご逝去された事が原因だとサリーが言った。


半年前にお亡くなりになった王太后様はまだ若いマリーエル様が負担にならないようにと、マリーエル様が嫁がれたばかりの頃は王妃のやるべき政務を半分以上肩代わりされていました。


そこから徐々にマリーエル様にお仕事を教えながら少しずつ政務を引き継がれていました。


そして四年の間に全てを引き継がれマリーエル様が立派に王妃として一人立ち出来たところで安心したように王太后様が倒れられ、そのまま帰らぬ人となったのです。


今まで王太后様の居た西の離宮で仕えていた者達が一部を残して王城に新たに配属される事となったのです。

そして王妃宮にも人が増える事になったが、希望以上の数の使用人がどんどん送られて来て戸惑っていた所らしい。


「つい先日分かった事なんですけれど、どうやらこの配属変更でバタバタしているどさくさに紛れて西の離宮の者でない身元不明な使用人まで紛れていた様なのです」

サリーは頬に手を当ててこまったとばかりに言います。

う~んこれは、視線の人物は1人とは限らないのかも。


「今その辺りを厳重に抗議して原因を調べさせている最中です

まったく、王妃様を…いえこの王妃宮を侮ってもらっては困りますから」


「なるほどね、でもきっとこちらが納得するような返事はもらえないのでは?」


「そうですね、それでも王妃宮を舐められないためのポーズですからそれはいいのです。

私共は私共で調べておりますし」とサリーが涼しい顔で言ってのける。


「ふふふ、さすがサリーね。

頼りになる事」


「当然です。いくら国王陛下が溺愛されている奥様だと、公言してもそれを信じず愚かな事を考える貴族はまだおりますから」


そうなのだ政略結婚だから、数年経ったら側妃を数人送り込もうと目論む貴族が多くいて、その為に水面下での攻防が激しく行われていた。


しかし私がここを離れる少し前に国王陛下が『私にとってマリーエル以上の存在はいない』と多くの貴族の前で話された事があった。


本当は側室は不要と宣言すると言い出した陛下を止めたのは私だった。

その宣言が諸刃の剣だったから。


お読み頂きありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ