転生とギフト
「行ってらっしゃい」
母からその言葉を受け取り、行ってきますと返し外へ出た
俺は桜木誠、高校2年生だ。そこそこ学力、運動神経ともに自信がある方である。
今日は2年生の初登校日、つまりは始業式だ。
見慣れた景色を歩き、高校へ行く。
なんの変哲もないごく普通の一日、になるはずだった。
目の前で子供が横断歩道を渡る、青信号だったが、もうスピードで迫ってくる車が俺には見えた。
「っ!、危ないっ!」
咄嗟の判断だったがかなりいい判断ができたのではないかと思う、自分が死んだこと以外は。
子供の手を引っ張り、歩道へ押した、子供が歩道へ戻ったのが見えた時に体に激痛が走った。
「うぅ、、ここはどこだ、俺は死んだのか?」
痛覚は少しある、だが体を動かすのに支障はなかった。
それにしても妙な空間だ、こんなところ俺は見たことがない、宇宙の模様のような床に、白い壁、一体ここはどこだと思い、少し周りに目を向けた、二つの椅子がある。座っても良いのだろうか、そんなことを思い椅子に座る。
その瞬間に目の前の椅子に子供が現れる
「やぁやぁ、僕を助けてくれてありがとね、君勇気あるねぇ」
さっき助けた子供らしいがあの時は必死だったからか、顔までは覚えていない。
「お前は、まぁいい。ここはどこだ?」
そう聞くと子供は笑顔で答えてくれた
「う〜ん、ここは生と死の狭間、そう答えるのがいいかな。君は僕を助けて死んだ、そして今ここにいる。」
やっぱり死んだのか、そう思いつつ子供の話を聞く
「僕の名前はアストル・グローザック。異世界への転生者を探す役割を果たしている、要はスカウト人」
アストル・グローザック?日本人っぽい見た目だったが日本人ではないみたいだ。
異世界?スカウト人?よくわからない。そもそも異世界?アニメとかでよく見る?
「なぁ、異世界ってどういう、、」
「君が想像しているので合ってると思うよ、あぁ、、魔法が使えたりモンスターがいたり?そんな感じ。
でその異世界に行くニンゲンを探してたんだよ」
異世界、高校生なら誰しも魔法を使って侵入者からみんなを守ったり、そういったことを思い浮かべたことがあるだろう。
「魔法!?」
「そんなに驚くことじゃないよ」
「いやいや、驚くってば、異世界に行けるんだろ?早く行かせてくれよ」
子供は困った顔をして呟く
「ごめんね、まだやらなきゃいけないことがあるんだよね、、、」
「書類作成とかか?」
「そんなんじゃないよ、君はギフトをあげなきゃいけない」
どうやら話を聞いているとこの世界から別の異世界への転移者にはギフトが貰えるらしい、そしてニンゲンは魔法の飲み込みが早い、らしいが、そんなことはどうでもいい早くギフトが欲しかった
「えっと、君のギフトはね、、あぁ、、うん、、、、」
「?おいなんだよ、」
「魔法使用時の魔力使用量現象Lv.1だね」
「は?おいもっとほら、無双できたりするんじゃないのかよ」
「う〜んただこのスキルも成長するから、ってそういう問題じゃないよね、、けどギフトを選べる権利は僕にないんだよね」
「こんなんじゃ転生してもチヤホヤされて最強を自称できるイケメンになれないじゃねぇかよ」
「何を想像してんの、、ほら行った行った、僕も暇じゃないんだよね」
椅子の下の床が開き、落とされる。俺の悲鳴が壁に反射して増幅して聞こえる、そして
目を開ける、ここが異世界だろうか、まずはモンスターでも狩ろうかな、
「カルラ!!起きたのね。ねぇあなた、カルラが起きたわ」
おい俺は桜木誠だ、カルラじゃない!
「カルラ、よ〜しよしいい子だ」
なんだこいつ、気持ち悪いな、おいっ!やめろ、撫でるなっ!
手を出そうとして気づく、へ?おいこれ、なんだよこの体、赤ちゃんじゃねぇかよ、、
俺は転生した、赤ちゃんに?おいおい、最初から魔法とかは使えるわけじゃねぇのかよ、あのガキ、次会ったときどうしてやろうか、、で!、こいつ誰だよ、撫でるなってば!
「あうぅ、うぅ」
「どうしたぁカルラ、ほらよーしよしよし」
「あなた、カルラが嫌がっているでしょ、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー色々あり、一週間ほどが過ぎた、その中で分かったことはどうやらこいつらは俺の親らしい、そしてやはり俺は赤ちゃんに転生していた。
「あぁぅ」
やはり声は出せないらしい
そしてこの2人、どうやら母がアクルア・ノワール、父がクルストン・ノワールというらしい。
能天気な2人だなと思いつつ、体も動かせるようになってきて、四つん這いで移動することくらいならできるようになっていた。
2人の目を盗み父の趣味部屋に行く、壁一面に魔導書が置いてあった。俺の部屋も壁一面ラノベで埋め尽くされてたな、なんて思いつつ、1番下に置いてある魔導書を開く、なんて書いてあるかわからない、やはり言語は違うのか、話していることがわかるのはあの子供の慈悲なのだろうかなんて思っていると、バレたアルクアだ。
「こ〜ら!カルア、こんなとこきちゃいけませんよ」
くそっ、はなせ、俺は魔法が打ちたいんだ、あれさえ解読できたら、おいっはなせっ!!
思っていることを声に出せないだけでこんなにも不便なのか、そう思いつつ仕方なく母に体を任せた
全然面白くないかもしれません、そりゃ処女作ですから。
誰にも見つけられずに埋まっていく駄作なのかな、と思いつつ執筆していきます。
今後ともよろしくお願いしますね




