65.何故サタンじゃないの?
ルシア
夢が疑問に思った事があった。
「でもなぜ、サタンの名前ではなくルシファーなんだろう」
天使のルシアに聞いてみた。
みんな、まともな回答が聞けるか不安だった。
エルミナも興味があったから聞いていた。
「私ね、ルシファーと名前が似てるから嫌なの、私が生まれたときは、サタンだったの、モグモグフルーツパフェなくなっちゃた!」
「もう終わりなの?」
「まだだよ今度は、プリン・ア・ラ・モード頼も!」
「フルーツパフェが終わりの話じゃなくてサタンの名前の話は終わりなの?」
「ルシファーの名前がサタンになったから気にしないで私の名前がルシアにしたんだって」
「そうか、そういう事だったのか」
夢が納得していた。
「夢もそこで納得しないで!ルシア他に何か情報はないの?」
「パパから聞いた話だと、サタンの名前を子供達がサンタと間違えてプレゼントをちょうだいってよく言われたのが嫌でサタンの名前をやめてルシファーに戻したんだって」
夢とフレイアは頷いて聞いていた。
エルミナもルシアのペースに乗せられていた。
「そうか!それで、地上の子供たちを滅ぼそうとしたり、誘惑して悪の道へ引き込もうとしたのか」
戦いが、終わり、黄金の翼の国の神々から調査報告を聞き、それが終わると魔法使いたちは、家に帰っていった。
警備が万全になり、残りの夏休みをモーリシャス島で過ごす事にした。
その頃、ルシファーは、自ら魔王を名乗り魔王城の建設と世界中の悪魔と魔族を呼び寄せるように配下に命令を下した。
そして夢を捕獲し、精神支配をした後は、神と戦争を起こす準備をする事にした。
魔族の魔法使いに神聖の力に対しての防御の研究を急がせた。
夢たちは三日間屋敷にいた。
みんな、魔族との戦いが立て続けに起き、疲れが一気にきたのか外に出かける気になれなかった。
ルシアでさえ疲れてゴロゴロ寝ていたが、エ
ルミナだけは元気だった。
「ねぇルシア、どけか行こうよ」
「眠〜い!」
夢は、ルシファーとの戦いを思い出していた。
あの戦いの絵を描きたいが、あれではまだもの足りない、子供の頃アントリュースと出かけたときの事を思い出していた。
夢が幻獣に襲われたとき、アントリュースが戦ったときの事、そして周りから聞いたアントリュースの戦いの話を想像する事しかできない、ルシファーとの戦いは、あのまま続けていればもっと芸術性を体験できたかもしれない、だけど今の自分ては、弱い事も知っている。
もっと見たいあの先の芸術性のある戦いを
夢は、庭に行き目を閉じルシファーを想像し剣を振っていた。
エルミナが、フィリアとリディアを連れて屋敷に戻って来た。
その後に島の人たちも大勢引き連れていた。
魔族と戦い、そして天界の神々が、この島を
警備してくれてるお礼に島の人たちがたくさんの果物を持ってきてくれた。
エルミナが、二人を連れて、夢の所に来た。
夢が剣を振って稽古をしてる姿をフィリアは、じ〜と見ていた。
剣を振る度に景色が引き裂かれ、どうしたらあんなふうに斬れるのかエルミナに聞いてみた。
「ねぇ、なぜ景色が引き裂けるの?」
「あれは、天界の勇者奏様の剣技何だよ」
ミコが近くにいたから声を掛けた。
「ねぇ、ミコ!ちょっとこっちに来て!」
「どうしたの?」
「あの夢がやってる景色を斬るやつ教えてよ」
「私には、できないよ」
「だって、勇者さんに教わってたじゃない」
「剣術を教わってたけど、あれは神の中でも、できる神は、ほとんどいないよ、あっ!人間でもできた人は、いたんだった」
「過去形ね」
「その人、神になっちゃったのよ、天界の神殿にいたイダスさんだよ」
「えっ、あの神様は、元は人間だったの?」
フィリアは、人間でも景色をきり裂く事を聞いて興味が湧いた。
魔族との戦いで夢とフレイアが剣を振るたびに景色が引き裂かれ魔族を斬っていた姿が頭から離れなかった。
特に、フレイアが四発のゾルトラークを斬ったところは、衝撃的だった。
神聖魔法のシャイン・バースト(光の爆発)は、使うのにかなりの魔力量を使う、それに人が多い所では、巻き込んで死傷者を出してしまう、もしものときに備えて剣術も習っておきたいたが、夢とフレイアの剣術に興味を持っていた。
「フレイアに教わったら勇者奏様の娘だし」
エルミナは、フレイアの性格がわかってきた。
教えてもらっても言ってる事が理解できないかも・・・
「ミコは、フレイアから教わらないの?」
「教わったんだけど言ってる事が難しくてよくわからなかったのよ」
「やっぱり」
「夢に教わったほうがいいかもね」
夢を見ると稽古に集中していた。
「終わったら聞いてみる」
そこにフレイアが通った。
エルミナがフレイアに声を掛けた。
「ねぇ、フレイア景色を斬るやつ教えてよ」
「私が教えても、できるようになった神はいないよ」
やっぱり・・・
だけど取り敢えず聞いてみた。




