342.転生したら男の子だった!
アルテミスは雷霆に集中していた。
アルテミスの神の目でも全く見る事ができなかった。
神の感覚を研ぎ澄ましたが、広範囲で雷霆の位置はわかるが雷霆のツァーリ・ボンバはわからなかった。
「私の寿命くらいくれてやる!」
アルテミスは、自分の寿命を使い神の能力を引き上げ感覚を研ぎ澄ました。
「私とアントリュウスの神秘の森や動物たちは絶対に守る!」
寿命をかなり使いアルテミスの目がツァーリ・ボンバを捕らえた。
「見つけた!」
アルテミスはトリガーを弾いた。
「当たれ〜〜っ!ゴールドエンジェル・アタック!!」
ズッキュ゙ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
波動砲がツァーリ・ボンバに向かって一直線に伸びた。
ゴールドエンジェル・アタックがツァーリ・ボンバに命中したが完全にはツァーリ・ボンバは消滅していなかった。
漏れた放射能が雨のように地上に降った。
「人間は何の為にこれを作った!魔法や科学は生活や環境を良くする為に進歩したのではなかったのか!?こんな物を作る者は神でも人間でもない異常者だ」
ニンキは、帰還してくるゴールドエンジェル号の中にいるアルに魂の繋がりを使い話しかけた。
「アル〜〜〜!こっちに来て手伝いなさい!」
アルをゴールドエンジェル号から呼び戻した。
ニンキとアルはツァーリ・ボンバの放射能の処理を行った。
手のあいてる魔法使いの神を招集して雷霆のツァーリ・ボンバの放射能の雨の処理をするように指示をした。
「アル、私に変わってこのツァーリ・ボンバの時間を止めながら処理をしなさい」
「僕ひとりでは無理です」
「10分でいい、あなたなら出来るでしょ」
「何とかしますけど、10分が限界です」
「10分でいいからもたせて、私は、アントリュウスの所に行く!」
ニンキが、アントリュウス所に戻り体の中に入った。
アントリュウスは神の力をかなり消耗していた。
ニンキの顔色が変わった。
やはり間違っていなかった。
アントリュウスは神の力をかなり消耗しているのに希望と勇気には強いオーラを感じた。
やはり!行ける!!
ニンキが、アントリュウスの神の力を増幅させた。
「また魔法使いの神か?余計な真似をしやがって」
傷だらけの翼がダイヤモンドを散りばめたように輝きだした。
「だが、今のアントリュウスに魔法使いの神が力を貸したところでしれてるわ、前世の力を出せないアントリュウスなど」
「私が、アントリュウスに力を貸さなくてもアントリュウスはお前を倒せる!だが確実にお前を倒すために力を貸してるだけよ」
「何を寝言を言ってる!アントリュウスの体力は限界だ!もう終わりだ!」
ゼウスは神の力を集中させアントリュウスにとどめを刺しにいった。
アントリュウスはとっさに避けた。
何だこのアントリュウスの力は?
「何故向かってこれる?」
さっきもそうだが千年前とあきらかに違う!?
ゼウスは千年前の力を取り戻していない女神アントリュウスとの戦いを想定していた。
「もう勝った気でいるのか?ゼウス!」
「何だこの余裕は!?」
「油断して簡単にに死ぬなよ」
「なぜこれだけの力が出せる!お前は、何故神の力が落ちているのに戦える?」
あきらかに前世のアントリュウスと違った。
前世に比べれば神の力は弱いが、殺す寸前の所で辛うじてかわされた。
「お前、誰と戦ってるんだ?お前の相手は前世の私じゃない、今の私だろ!私はお前に勝つために女神の体を捨てた」
「なんだと!?」
アントリュウスはゼウスとの戦いの中で、能力が覚醒して転生前の長い眠りの中の事を思いだした。
「私は、千年前、お前に敗れた!最後は女として体力のなさで、お前に勝つ為この男の体を選んだ!」
最後は不運な勝負の流れによりゼウスの剣が心臓に刺さって死んだ。
あのとき、ほんの少しでも体力があればかわすことができた。
アルテミスやみんなと別れる事になり転生前の眠りの中で毎日泣いていた。
みんながどうなったか不安で心配だった。
アントリュウスの親であるパネースは男と女の両方の体を持っていた。
その純血であるアントリュウスは男の体を選んで転生する事ができた。
転生したらゼウスには負けない。
アルテミと会えなくなった悲しみと悔しさに体力のある男の体を選んで転生した。
「私はお前を倒すため女神の体を捨て、男の子として生まれ変わった!もうお前には負けない!」
アントリュウスは絶望の窮地に立たされその恐怖の感覚に芸術性を感じて楽しくなっていた。
「ここまで私を窮地までおいこめるのは、やはりゼウスお前だけだ」
アントリュウスはフラフラしながら窮地の感覚がたまらなく面白くなっていた。




