7話 作戦会議
なんと!124PVいきました!
皆様のおかげです!いつもありがとうございます!
私達はギルドを後にした。何となく気まずい空気になっていたが、そんな空気は3秒も続かなかった。そうマコトが急に話を切り出したからだ。
「え~とぉ…いつも通り俺の家行く?」
マコトは皆の顔をザッと見た。
「まぁ良いんじゃない?次の作戦会議とか色々したいし」
そんなソウシの言葉にマコトは一安心してる様子だった。
(マコトさんの家はどこなの?)
私はさっきの一件もあり、自分から話しかけにくかった。少しの間悩んでいると、また肩を叩かれた。
「あ、すみません」
私はとっさに謝ったが、そこにいたのはソウマだった。
「え~とソウマさん?」
私が困惑していると、ソウマはここから見える、ある一軒家を指差した。
「茶色い家……もしかしてあれがマコトさんの家?」
ソウマは2回程頷いてくれた。
(やっぱり。少し変わった人ばっかだけどいい人ばっかだな)
私はソウマに感謝しながらも、マコトの家へと歩いた。
「よし、着いた!」
マコトは家のドアを開け、中へ入っていった。それに続いて、ソウシやケンタも家に入る。
「え~と入って良いの?」
私はそう呟いた。10秒間ぐらいそう悩んでいた。その言葉が聞こえたのかはわからないが、ソウマが私の前を歩いてくれた。そして、手でついてきてとしてくれた。それにつられて、私もマコトの家に入った。
その頃マコト達は――
「団長~ミオさんおいていって良いの?」
ソウシは階段を登りながら問う。
「まぁ、ソウマがいるから大丈夫でしょ」
マコトは玄関をチラッと見て、ミオがまだ来てないことを確認する。
「団長ーソウマーしかーフォローーしてないよー」
どうやら、ケンタはギルドでのソウマの行動にも気付いていたらしい。
「ま、まぁ俺は団長としての仕事をしてるから…」
「自分から子供魔法団に誘っといて」
「無ー責ー任ー」
ソウシとケンタの連携が発動した。
「え~と…お邪魔します…」
私は靴を脱ぎ、周りを見渡した。私の家と変わらない大きさの玄関で、普通の一軒家だった。
(まぁそうだよね…)
目の前には階段があり、左側にはリビングが見える。ソウマが階段を登り始める。私はそのままソウマの後をついていく。
(何か気まずいな。男の子の家入るの始めてだし…)
私はなぜかそわそわしていた。その時だった。
「あ!やっと来たよ団長ー」
ソウシが二階から私達のことを見下ろしている。
「え~と…オッケー」
マコトはそんな返事をした。私とソウマは黙々と階段を登り続ける。登り始めて、10秒ぐらいで二階に着いた。
「こっちこっち!」
ソウシはマコトの部屋らしきところから、顔を出し、教えてくれた。私とソウマは言う通りその部屋に入る。
「失礼しま~す」
私はマコトの部屋に足を踏み入れた。
「ど、どうぞ」
マコトもどこかそわそわしてる気がした。マコトの部屋は、ベッドと椅子と机。そして、杖が二本置いてあった。
(杖?まぁ子供"魔法"団だから、魔法使えるのか……な?)
そんなことを考えてる間にも会議は始まろうとしていた。
「え~と、では会議を始めます」
(あれ?団長じゃなくて、ソウシさんが仕切るんだ)
ギルドの一件から、マコトのことをみる目が変わった気がする。肩書きだけの団長から、ただの団長に変わったのだ。
「あ、あれ?今日はソウシ仕切るの?」
マコトは子供魔法団のメンバーの顔を見た。
「いやだって、ミオさんの前で団長まともに話せないでしょ」
ソウシは小声で言う。
「さらにー団長ーコミュー障ーじゃんー」
とケンタ。
「だから俺はコミュ障じゃない!」
そんないつも通りの子供魔法団を私は、見ていた。
(やっぱこの雰囲気に私が入るのは…)
私が子供魔法団に入るのかの答えはまだはっきりしていない。勿論私の中でもだ。だが、この雰囲気に自分が入れるの?と聞かれたら入れないと言うだろう。
「……………」
「まぁ本題に入ります。え~と、ミオさんもそう硬くならず、楽しみながら、いきましょう」
「え?はい」
私以外の皆は、マコトは自分のベットに座っており、ケンタは椅子に座っている。ソウシは仕切るから正座だ。で、私はと言うとソウシの目の前に正座していたのだ。ちなみにソウマは私の隣でお父さん座りをしている。
「まぁ今日のゲストはミオさんなので」
ソウシは照れ臭そうにそう言った。
(やっぱ優しい人ばっかだな)
子供魔法団へのさっきまでの印象は「変人」だったが、今は「優しい人達」や「面白い人達」に変わろうとしていた。だけど、なんとなく気まずかったので、正座のまま座り続けることにした。
「まぁそこは良いでしょう。で本題ですが、いつも通りどうしたら冒険者になれるのかですね」
ソウシは私の方を見て、「あ!」って感じの顔になった。
(これ…私をどう加入させるかの作戦会議だよね)
私はなんとなく、下を向いた。多分ソウシと目を合わせるのが気まずかったからだろう。
「えーとー、ミオさんにー無理やりー入ってもらうーとかじゃーないからねー」
ケンタは空気を読んでそう言葉を付け足した。
「ソウシ!流石に失礼……だけど言い方ムズいか」
マコトはソウシになんとなく共感してる様子だった。
「団長ー今ー共感ーするー」
ケンタはマコトのことを白い目で見ていた。私はふと気になり、隣にいるソウマの方を向いた。ソウマはやはり何も話していない。
(ソウマさんは何で喋らないんだろう)
私が子供魔法団の中で一番疑問に思っていたことは、ソウマの事なのかもしれない。どんな時も、口は開かない。だけど、私が困っていたら、教えてくれる。そんなこんなで、わちゃわちゃしてる空気の中、ソウシは口を開いた。
「まぁ、ミオさんを仲間にする以外の作戦を考えてみよう」
その言葉に場の雰囲気はおとなしくなった。少しの間誰も話さなくなった。
「てか、いつも対応してくれるの副ギルド長だけど、ギルド長ってどんな人だっけ?」
マコトはふと疑問に思ったのかみんなにそんなことを問いかけた。
「え?ギルド長ね……見たことないかもね」
とソウシ。
「確かにー」
とケンタが呟いた。
「ソウマも見たことないよな?」
マコトはソウマの方をみる。ソウマは一度頷き、見たことないとアピールした。
「え~とぉ…ちなみに、ミオさんも見たことないよね?」
「あ、はい」
「だよね…」
マコトは勇気を出して私に聞いてくれた。だけどそこから話が続くことはなかった。
またしても、皆考え込んでしまった。
「あのぉ~お手洗い行っても良いですか?」
先程から誰も話さない時間が続いていた。なので、今ならお手洗いに行けると思ったのだ。
「え~とじゃあ団長。場所教えてあげたら?」
ソウシは少し楽しみながらそう言う。
「何で俺!?」
「団長のー家じゃんー」
ケンタも参戦し、見事マコトが場所を教えることになった。
「え~と、じゃあ付いてきてね」
「はい」
私達はマコトの部屋を後にした。
「絶対気まずくて、団長面白いことになりそう」
ソウシは悪い顔をしていた。
「うんーうんー」
ケンタも何度か頷く。二人の考えは同じだったようだ。
(早く戻りたいな)
隣にマコトはいるが、何も話そうとしてくれない。なんなら、私の目すら見ていない様子だ。私は階段を降り始める。階段の音だけが、耳に聞こえてくる。
(まぁトイレして戻るだけだし、すぐ終わるよね)
私はそんなことを考えながら階段を降りていた。だが、失敗を生かしてなかった。
「やばっ」
私は階段を踏み外した。体は頭から、転がり落ちようとしていた。
(石の時も、余所見していて転んだよね。また失敗しちゃった。今度はまずいかも…)
私は目を瞑った。この一件が私の人生を大きく変えたのかもしれない。
ギリギリ2日に1本のペースは保てそうかな(?)
このペースが無理そうな時はお伝えします
活動報告書でも伝えましたが、ここでも伝えます。
シルバーウィークの間休憩します。9月18日金曜日に投稿予定でしたが、すみません。
(9月18日16時17分 改稿)




