幻 裏 前話
(なんで、なんで俺はあんな言葉を浮かべたんだ……聞いてしまったんだ……思い出してしまったんだ……くっそ……あれさえなければ……)
暗い冥い深い場所で俺はぼうっと考えていた
「なかったとして、君はどうなるか知ってるか?」
(……誰だ?この声はどこかで……)
そう考えながら思い返し、ひとつの答えにたどり着く
(!そうだ、あの時の声だ。)
「君の運命は変わらないんだ。不幸にも幸いにも、ね」
(幸い?この状況の何が幸せだというんだ……!)
俺は怒りを抑えられず、声のする方へと殴りかかる
「おっと……あまり抵抗されると困るんだよね」
殴りかかったはいいものの、暗くて見えない、おまけに上も下もわからない。空を切るはずの拳は何かに当たった。
「ホント運がいいね。だから教えてあげる。何が幸せか」
殴ったものがいきなり発光し、俺は強い光に包まれた
光が収まり、うっすらと目を開けると目の前には自分の知っている村……とはかなり貧しい状態が目に映る
(これは……俺の、村?)
目を疑い、じっと目を凝らした。山、道、川の場所
間違いないこれは自分の生まれ育った村だ
「そうだよ。君がいた村のホントの姿。土は痩せ、水は枯れ、村から出れば国の兵に殺される。食べ物に困ったら殺し合いが起き、死んだ者の肉、血を喰らわなければ明日は生きていけない村。」
嘘だ……こんな、こんなことが……
なんで国の奴らは助けてくれないんだ?!
「そっか。昔っからこうだけど、君は幻の中で生きていたもんね。教えてあげる。どうしてこうなったか」
「昔、ここには……○○○って子がいたんだ
彼は本が好きで、毎日のように本を読んでいた。
そして本に書いてあった一文が気になったんだ。
その一文はこう書かれている……」
<村がなくなればお前は許される>
「彼は本を読んでいた分、知識だけは豊富だった。村なんて潰す方法はいくらでも考えれたんだ。だけど気がつく一人ではできないということをだから彼は……」
(なんだ、何を言ってる?そんな話あるわけないだろ……)俺は呆れながらも聞いていた、いや聞き流していたんだ。すると一つの光景が脳裏に浮かんだ
「自らの命を代償に悪魔と契約した。そして願いを叶えてもらったんだその内容は……」
(あ、あぁぁ……)
言葉が出なかった。悪魔らしきものと子供が話している光景を見てしまったんだ。だが、俺はまだ信じきってはいなかった。だけど、次の光景でこれが現実と、受けいらざるを得なくなった
「村を滅ぼせ」
悪魔らしき化物は村を襲い、水は蒸発し、農作物、植物は枯れてしまっていた。
そして国の兵士が到着し、何万、何億とも言える犠牲を出し、さらに何十年とかけ、やっとこの村に封印されているのが見えた。
俺は地面に膝をつき涙を流し、項垂れるしかなかった。
「……ひどい少年だろ?彼は今も生きているんだ。のうのうと、ね。許せないだろ?だから、力を……」
その時だった。
このパターンかって予想されそうですけど
どうでしょう?
次で終わらせます。
打ち切りというよりは時間が無いから、ですね
まぁ、でも何か言ったところで、
言い訳したところで打ち切りは打ち切りですよね。
また別の作品で会えると嬉しいです




