ポセリーグ 準備
指摘された間違いを修正しました。
確認を怠ってしまいすいませんでした。
さて、今回フェンリルと仕事をするのだが、場所が分からないため一旦事務所に行くことにした。
牧村さんは事務仕事中だったらしく、少ししてからあちゃ~という雰囲気の顔をした。
「あぁ~。そういえば言ってなかったわね、今回の撮影の場所………。今日はフェンリルのメンバー全員とクイズ番組、ポセリーグに出ることになっているわ。じゃあスタジオまで送るわね。結構近いんだけど場所を覚えるために今日だけだから。じゃあ行くわよ。」
そして数分後、スタジオに着くと、牧村さんは事務所へ帰っていった。
その後、俺はとりあえず案内板の通り撮影の行われるAスタジオに向かうことにしたのだった。
ポセリーグといのは毎週月曜日午後八時と火曜日の午後七時からの一回の撮影を二部構成で放送するクイズ番組である。
フェアの姿になってからスタジオに行くと、
「あ、ガロさん。」
「ライブステージ以来だな、フェア。」
フェンリルのメンバーが全員揃っていた。
「じゃ、とりあえず紹介しとくか………。まず俺らの頼りないつーか年で決まったリーダーであり、あの時に変な提案してめんどくさいことにしたフェンこと松川 吹だな。」
そう説明されたフェンさんは焦げ茶の肩まで伸ばした髪に白のエクステをつけていた。
「所々扱い酷くない!?俺!!一応リーダーなのに!!」
「少なくともロイよりは優遇してるつもりなんだがな………。それに年上だし。」
次の人は中性的な印象がある人だ。黒のショートヘアーで赤と黄色のエクステを付けていた。
「で、そのフェンの弟でグループ内で俺が一番仲のいいのがフェンの弟のリルこと松川 莉緒。ま、年は俺と同じだ。まぁ、仲良くしてやってくれ。」
そう言いながらガロさんはリルさんの頭をポンッと叩いた。
「ガ、ガロ、そうなのかな?僕が………………仲良しならもうちょっと撫でてくれないかな………?」
リルさんの顔が赤い………?これはBL関係ですかヒャッホ~イというのを顔に出さないようにして脳内でにやにやした。
最後の人は優男のような感じで藍色の髪を長く伸ばして左目か隠れていた。
「で、僕はカズこと海女山 和也。高校三年で、一応受験しようとしてるのは社長の提案では東大か早稲田か京大などの難関大学らしいです。アイドル活動もあるので海外は駄目って言われました。」
「この人は天然な所もあるが一応IQ150ほどの天才だからな……。多分フェンの通ってる通信よりも遙か上の大学に楽々と合格するだろうな。」
「まぁその関係で来年フェンリルは一時離散して僕はソロになるんですよね………。」
少し暗くなってしまったな………。
「じゃあこれから本番になりますけど……。今日は10読みとファイブクエスチョン、フォールウォール、早押し123、スリーキーワード、それと賞金挑戦のトロッコバトルですね。」と、スタッフの人が言った。
するとロイさんが耳打ちしてきた。
「賞金は大体100万なんやけど、チートな問題ばっかで最後の最後で実は両方とも不正解なんてこともあるんや。まぁ、一応正解は決まっとんのやけど。」
「…………それはロイが馬鹿だからじゃないですか?二ヶ月前の問題も正解はありましたよ?」
「いやそれカズさんが天才なだけっすよ!!俺なんか分からへんことばっかなんやけど!!」
「…………不安になってくるんですか………」
「まぁ、足手まといは置いといて行きましょう!!フェア君!!」
「さくっと言わんといてや!!フェンさんよりは常識ありまっせ!!俺も!!」
「だから扱いひどくない!!リーダーなのに!!」
「あ、いつもこんなノリなんですよ~。まぁ、フェンとロイが何年かかっても解けないミレニアム問題なら一時間もあれば解けるのであまり喧嘩しないですけど。」
「毒舌のような気がするんですけど………カズさん……。」
「?毒舌じゃないと思いますよ?」
……………ガロさんも言ってたな、この人は天然だって。
「さて、これから本番になりますので………。」
「あ、はい分かりました~。」
そしてスタジオに入っていった。
「さぁーーーーて始まりました、今回の対戦相手は…………話題沸騰のアイドル達!!フェンリルのメンバーに、特別ゲスト!!現在最も話題にあがるであろう新人アイドル、フェアだぁーーー!!!!!」
「おぉぉぉぉぉ!!!!!!」
凄い歓声だと思ってしまう。アイドルになってからのこの歓声わたとえ自分に向けられたではなくても浴びることになるのだと改めて感じた。
「さぁ、ポセイドンの皆様、前回から三連勝、しかし賞金は手に入らずという!!今回は取れそうですか?阿部さん?」
「取れる取れんよりも勝つ勝たんの方を聞けぇや。ワイらやって負ける気はねぇけど相手チームに失礼やろうが。」
「………気遣いありがとうございます。」
「じゃあ、先攻後攻決めるためにあのゲームや!!今回はフェアと今田でええやろ。」
あのゲームっていったい…………。
すると、二つの太鼓とそれぞれにバチが用意された。………………………………まさか………あれ?
「今回は~。ルーレットスタート!!!」
そしてジャンルの部分でアニソンで止まった。
「今回の太鼓でポン!!(現実の太鼓の○人的ゲーム。)、新作をいきなり叩いてしまえ!!の曲は~。レベル5の新作である、『転生少年の推理日記』op、絡繰珈琲浪漫喫茶!!もちろん5分fullですよ~。」
「フェア!俺ら太鼓でポン!!はレベル3までしかできんけん一か八かで託したで!!」
ロイさんがそう言ったりにしても、太鼓でポン!!は………新作でも平気だろう。
レベルとしては、1~3までは叩くだけで良いのだが、4と5では太鼓の叩いている皮の部分と縁が左右に分かれ、流れてくるドンとカッの種類が二倍に増える。特に5では叩くバチすらも指名してくるために相当の難易度になっている。
「では、スターーート!!!」
と同時に今田さんがプレイを開始した。
今田さんは最初は全部叩いていたものの、途中で崩れてしまった。まぁ、あの曲は最初はゆっくりだが、サビからかなり変則的なリズムになるため歌うのも難しいと思われる。
「さぁ、次はフェアです!!今田の得点を越えられるのか!!今田さん、手応えとしてはどうだったんでしょうか!!」
「あれはプロでもフルは無理なんじゃねーのって思ったぞ!!つーか3でやらせろや!!5とかアホか!!」
あぁ、ウルサいなぁ………さくっとやってしまおうか。
「フェア、今スタートです!!」
…………。
終了後…………。
「やっぱり先に譜面見れてたからフルコンできました~。まぁ、サビの部分間違え掛けましたけど~。」
「あれ、インチキとか無理だよな?」
番組スタッフですら唖然としていた。
「まぁ、やっぱりフルコンだけでも派手なんですか?プロなら全部フルベリーグレイトでやりますけど………。あ~、後29回ベリーグレイトなら最大スコアなんだけどなぁ……」
「いや、ほとんどベリグレでやれるやつも普通おらへんと思うんやけど………?」
「パフォーマンスもいれないし、追い込み時のトーン張りの緊張感よりも楽なので。」
これはぽそりと言っておいた。
「じゃあ、後攻選びます。」
とりあえず後攻になり、第一ゲーム、10読みがはじまった。




