クラスメイト紹介……
「4番の木村 飛燕で、好きなアイドルはフェアだ!!ちなみに公式ファンクラブのナンバーは103。上位ランカーだ!!後出身は夢町東二中。部活はソフトボール部でポジションはライト。よろしく~。」
彼女はベリーショートの髪で、鉢巻きをしている。色は白。
ファンクラブあるなんて初めて知ったんだけど…………。というか、100でも強者の部類って………何人入ってるんだか…………。
彼女がそう言うと
「俺は芸能人ならふ○君とかま○だ○えだとかだな。」
と若木が言い始めた。
いや、その人達も段々大きくなっていくから多分好きな芸能人から外れるんだろうけどな。コイツショタコンだし。
「私はフェアもいいですけどやっぱり昔からのフェンリルが好きです!!」
加藤はそう言っ下敷きをバッと突き出した。それにはフェンリルの冴狼さんが移っていた。
「俺は…………コロナだな………。特にヒムロが……。」
物静かそうだった木下までこれを主張するとは驚いた。
コロナも人気があるグループだ。確か同学年ぐらいだったと思う。
「まぁ、財布の事情で初回限定版のCD買うぐらいしかできてない………。」
「って、なんで雰囲気暗くするんだよ………。俺は出席番号5番、小谷 有馬。将棋部希望で好きなアーティストはいない。まぁ、漫画関連ではよく『習慣棋譜』を読んでいる。出身は的一中。よろしく。」
そう言った小谷のイメージは肉食獣の名前の入った将棋漫画の主人公のような出で立ちだった。まぁ、本人曰く段は持っていないということらしい。
「まぁ、それでも素人には負けないぐらいの強さはあるはずだ。だから賭将棋とかはしないからな。」
いや、普通しないから。
後、小谷が言っていた『習慣棋譜』というのは雑誌名ではなく漫画の名前だ。あらすじとして書ける内容はこの通りだ。
主人公は物語の始まった当時の三年前、世界最年少で世界を制したチェスの王者の外国人の女の子、メイ。
その少女は親の転勤で日本の京都に来る。
そこで和服を常備している男、成木と出会い、将棋をさした結果、惨敗…………。
ただ、そんな成木は名人どころかプロ、ましてやネット世界の上位ランカーでもなかった。成木は売れっ子の詰め将棋製作者だった………。
成木に勝つためにひたすら詰め将棋を解いていくというのがおおまかなストーリーだ。
この作品は読者からも自作の詰め将棋を募集している。
おそらく、詰め将棋で9割占める漫画はこれだけだろう。作者の夫が八段の棋士らしい。
ちなみに、連載されているのは週刊誌だが、それなりに人気があるため基本二話掲載されていることが多い。
話が大幅に反れてしまった。
「出席番号6番、設楽 楽人と言います。出身は夢町東三中で、部活は琴線部で、色々アレンジしてます。好きな芸能人は………時代劇でよく出てくる杏樹さんや、忍足 源三郎さんが好きです。琴線を始めたのも、杏樹さんの初主演だった大江戸おおけすとらがきっかけでしたし…………。」
「ん?杏樹さん作品なら俺は『仕置きのナツメ』シリーズの方が好きなんだけど。よくショタ出て来たし。それでも杏樹さんの演技もいい作品だけど。」
杏樹さんとは俺達が産まれる40年ほど前から活躍している時代劇の大御所女優だ。最近は普通のドラマにもちょくちょく出てはいるが、基本時代劇の人だ。
その人の初主演の『大江戸おおけすとら』の主人公、音世役は完全にはまり役だった。
この作品は、親の海の向こうに行った幼いときの音世は、父とはぐれた時、偶然外国のミュージカルの音楽隊を目撃する。
その後、強制的に日本に返されてしまうが、あの感動が忘れられなかった。
そして、自らがお稽古としてやっていた琴を持って仲間を増やしていく。
そのたびに数々の村の問題も解決しているのである。
『仕置きのナツメ』は、まぁ、クノイチのナツメが町の悪者を退治していく感じだ。まぁ、ショタがよく出てくる、というのは仕置きした悪人の子も同じように育つ可能性を無くすためにめっとするかららしい。
忍足さんはよく時代劇やバラエティに出てくる人で、現在68歳。代表作は『魔王総司』だったはずだ。
この作品のあらすじは、江戸の終わり頃、本能寺から信長が復活する。そして、信長は京の町で見回りをしていた自分と瓜二つの沖田総司と遭遇し、誰も知ら決闘が行われた。
しかし、その決闘の途中、沖田は病に倒れ、結果として信長に破れる。
しかし、信長は沖田の最後の言葉、沖田と自分の容姿の瓜二つなこと、自分の新たなる志を持つために、沖田総司として生きていくことを決める。
この作品で忍足さんは近藤さん役だった。
この作品は漫画が原作出ないことが驚きである。(むしろ、乙女漫画家が漫画版を書いたこともある。
ちなみに俺の中で新撰組関連で二番目に入る作品だった。一番?もちろん薄○鬼です。
「時代劇が好きな人がいたら話題に乗れることが多いかもしれないので、どんどん話に来てください!!」
そう言って設楽は笑った。
大分自己紹介回が長くなるとは思いますが、どうか耐えてください。




