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9話

やっと、暴れられるな…俺は大丈夫だがそろそろ俺の騎士団員が暴れたそうなんだよなぁ。騎士とは言え荒んでいる者が集まる騎士団なので喧嘩が耐えない。今はこの世界でも前の世界とは力の関係は変わらないが別の世界だから警戒しているからこそ皆喧嘩もせずにおとなしくしているけど爆発しそうなんだよなぁ。


「さて、来たか…」


俺の目の前に十万の軍が到着した。


「誰だ!」


向こうも一人とはいえ警戒はするか。


「俺は天狼騎士国の赤狼騎士団団長ヴォイスだ。ここから先には誰も通すなとの騎士王様からの命令でな。この先に進もうとしたものは皆殺しにしてでも守れとの命令を受けている。命の惜しい者は去れ!」


最後の言葉とともに威圧を放つ。それを受けた人間の軍は気絶はしてないが粗相のするものがでるくらいには混乱を起こした。まぁ、国の将軍格らしき者達は平然としている。


「そうか、なら!死ぬがいい!」


相手のその言葉と同時に混乱しながらも兵たちも俺に向けて武器を向けてくる。後ろの魔法兵も魔法を俺の方に向かい魔法を撃ってくる。


「やったか!」


その言葉が聞こえるが、わざと攻撃を食らって動かなかったせいで砂ぼこりで周りが見えないんだよなぁ。


「フンッ!」


右腕を振り砂ぼこりを薙ぎ払う。そして、俺を見つけて傷を負っていないことを確認した兵達は混乱し始めた。


「さて、これより!赤狼騎士団長ヴォイス!戦闘を始める!」


そこからは、一方的なものとなった。


ヴォイスが拳を振ればその方向にいた者達は吹き飛び飛んできた魔法や矢の類はすべて仲間に向けて弾かれるから遠距離兵は戦えなくなり五分で将軍の元に着いた。


「なぁ、いつまで見ているつもりだ?軍のお偉いさんよ?」


ヴォイスの挑発にこたえるように将軍が乗っていた馬車から降りて


「そうか、もう我が国が勝てる国では無くなっていたか。いや、強国と手を組んだか。我が名は、レッガーお手合わせ願う。」


「無理だ。お前達を俺は同格とは認めん鬼人達に対する対応により貴殿の国は徹底的に潰すというのが我が国の決定になる。いや、俺の騎士団はそう動く。うちの国はな一番上は騎士王だが騎士王の方針で騎士団団長が決定したものでそれを守るなら各騎士団毎に好きにしていいという物があり俺の騎士団は貴殿の国を…我が騎士団の名をかけて滅ぼすと決めている。亜人をといい好きに搾取してきた報いを国民一人に至るまで償わせる。」




___________________



ドロイの調査で、相手の国が国民と呼ばれる者は亜人を家畜以下といい好きに使い亜人の子供すら平然と殺すのを国民でも平然と行う。隣の人間の国ではそのようなものが無くそもそも亜人と仲良くしていたがそれとは関係が無いとばかりに扱っているのをみてヴォイスが完全にキレたのだろうまぁ、今回のことは好きにさせることにする。というか、本当に国を滅ぼしに動くだろうから…


「黒恵…お前達がヴォイス達の援護をしろ。滅ぼすの構わんがその後の土地を別に統治する国とする。民は亜人と土狼騎士団と赤狼騎士団を国を移動させろ。土狼騎士団は技術の提供を中級レベルまでの育成で赤狼騎士団は安定して亜人たちが防衛に回れるようになるまでとする。まぁ、二年もあればある程度の戦力までは育つだろう。…元の民はすべてを奴隷にして亜人を開放して民として迎えろ。」


今回の戦争とその後のことはヴォイスに任せることにして俺はスクリーンから目を離して…


「それと、静音…今回の敵国の隣の国に新しい国の王として向かうから白狼騎士団を回収して向かい始めることにする。その位にはヴォイス達が滅ぼすだろうからその後の治安の回復と国力の増加を赤狼騎士団が主となり行いヴォイスが王となって統治を行ってもらう。赤狼騎士団は二年間の間はトップとして働きこの世界発の亜人を王として他の国に認めさせる。俺達の存在を隠しておこうと思っていたのだが…俺達の存在を外に出し俺たち自身の国も認めさせて武力を用いて俺達の存在を見せつける…」


俺達の方針を俺がそう話すと…静音は、時間にして一瞬だが騎士の敬礼を俺に行い何時ものように俺の後ろに立ち待機の体制でいながらヴォイスに通信魔法を使い国を滅ぼした後に統治の仕方を伝えてからこれからの方針を伝え終わると同時に相手の軍はヴォイスによって全滅した。


これが、世界で最初に俺達によって滅ぼされた国となった。


戦い?一方的に、ヴォイスが殴り蹴り吹き飛ばすということを繰り返して軍を全滅させた。生きているのは一割にも満たずその一割未満ですら重傷を負っていた。ヴォイスは、俺達の騎士団で一番の攻撃役だが一番優しく慈悲深い彼がそこまで行うということは本当に残酷なことをする連中なのだろう。ヴォイスの特殊能力に善悪眼という魔眼を右目に持っていて魔力を込めることにより俺達の国としてみた善悪を見ることができる。俺達の国では差別により迫害は死罪となる程に厳しい。まぁ、王都は狼人しか入れないから差別と言われそうだが狼人に対してのみパフ効果がありそれ以外にはデパフがかかるという結界を最初に張ってしまい狼人以外は入れなくなった。後悔はしている。


と、その善悪眼によって悪としてヴォイスが動いたのだろう。戦争の終結の為に音魔法で声を拡散し…


「これにて、天狼騎士国の騎士王として戦争が終わったことを宣言する!」


俺がそう告げると騎士全員が俺に膝をついて騎士の礼をとった。


「では、この国の復興をそろそろ、土狼騎士団のみで行うこととする。黒狼騎士団は獣人の中で王に向いている者を探れ…では、俺達は向こうに向かうことにする…リア殿はどうする?鬼族の同法を助けに向かうのなら青狼騎士団に護衛を頼むが?」


「いや、私達だけで向かいます…では、また終結した後で…」


俺達はそれぞれの目的の為に国を完全制圧するために動き出した

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