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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第2章
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影の報告➁

報告書




サラ様は卵が好き

魔羊の爆走により、次の町に比較的早く着いたサラ様は。たまご塩スープを、本人は10食分を購入と思って居たようですが、実際はその時売ってる分をすべて買い占めていた、50食分はありそう。独り言が多いのと顔にすぐ出るのがとても分かりやすく


「10食分かっちゃった~~~!!!」


と凄いはしゃいでいたのを確認。笑顔がまぶしかった。




豚肉に反応

サラ様はイノシシ肉より豚肉の方に反応する傾向が見受けられる。広場にてイノシシ肉とたまご塩スープを堪能するも、豚肉とイノシシの違いを見受けられずがっかりした様子が見られる。




パンケーキ屋さんに入る

すぐ出てきた。顔色は若干悪くとても残念そうにしている。店員に確認したところ、周りをきょろきょろして青ざめてから、友人と待ち合わせをしてるから、後で一緒に来ると言って立ち去った。




宿泊は桶がある宿泊施設を選択

宿屋に確認したところ、騒ぐことも無く静かに過ごしていた様子。ただ掃除の人曰く、なぜか桶がピカピカになっていたとのこと。確認したところ、舐められるぐらいには綺麗になっていた。




魔羊の鞍を購入

購入した鞍に、刺繍を始めたと思ったら、全体のバランスなどを見始めて全体的に刺繍を始める。3時間通して一度も休憩することも無く、お水や軽食を取ることなく、集中力を見せる。




魔羊に連れられて

小さな一軒家に連れられて行く。

一軒家は件の加護のついたハンカチを降ろしてくれる家だ。

サラ様があの魔羊に選ばれた新たなる人物だと言うことが判明




前回からの報告を踏まえ

所持していそうな隠れ魔法とスキル

・空間収納

・光

・成長

・推し活






ここからは影の見解


食のことになると金額を見ずに購入したりお店に入ったりしてしまうのを見て、食べることに対しては貪欲かつ金額をあまり考えないタイプと考察。


豚肉を購入した時にはやってしまった!という渋い顔をしていたが、広場でたまご塩スープと一緒に食べているのを見て、味覚音痴なのか?と疑問におもう。塩分塩分はしょっぱく無いのだろうか?


とてもがっかりした顔をしていたので、豚肉の味が期待通りでは無かったのだろう。


転生者はなぜかイノシシより豚の方を好むという知見があるが、味はほぼ変わらないと書いてあったことを踏まえると、今回のサラ様ががっかりされたのは豚肉とイノシシが変わらない味と理解しているようなので、味覚音痴と言う感じではないのだろうか?


パンケーキ屋から出てきた顔は若干青い所をしていたので、食べたいものに糸目をつけないというわけではなく、先ほどの欲望に忠実という感じは払しょくされた。


しっかりと自分の範囲内で使用するのを見るに状況判断はしっかりしている模様。


大金が入ってきてお金を手にしたときに、その欲望がどう働くかは未知数。


生活予算と言う概念はあるようで、全部を使い切るタイプではない模様。ただし大金を手に入れたらどうなるかは、今の所不明。人はお金を手にすると多少なりとも人格が変わる為。


私の個人的な見解だと、世界各地の美味しい物食べ歩きをしそうではある。


食が絡むと考えが離散し、欲望の赴くままになる。反省はしているようだが、その反省は活かしきれていない。


ただし、食事をとる時はとても素晴らしい笑顔をしている。あの笑顔を見るに、悪い人ではなさそうである。一度は見て欲しいと思うほどには、本当に良い笑顔をしている。


サラ様が泊まった宿泊施設を確認したところ。噂では聞いていたが、桶にお湯を貯めて入ると言うのは本当のことらしく、桶がとてもピカピカになっていた。


これも転生者に多い特長である。止まった次の日はなぜか桶がピカピカになってるという報告が多発しているが、実際にサラ様が止まった次の日も桶がピカピカになっていたので、桶への執着がすさまじいと思う。


桶に入るなんてとても信じられないが、桶に入るのは本当のことらしい。転生者たちの間ではお風呂といって、転生する前は毎日のように入っていたと言う事。お風呂と洗うものはまったく別の桶を使っていたとのこと。


綺麗とは言えない桶をピカピカにしてまで入りたいと思うほどの魅力があると言う事だろうか?私も桶を新品にしたら使用する前に一度はやってみようと思う。


魔羊にまた乗って移動しようという考えが見えたので、私も馬を用意し柔軟や軽度の運動をして不測の事態に備えられるようにする。


魔羊の鞍を購入し、刺繍を入れてるのを見て、あの集中力は推し活というスキルだと確信、転生者によくみられるスキルである。好きなことをとことん追求し、好きなことに対しての集中力がずば抜けてるスキルで害のあるスキルではないことが解っているので、転生者であると確信する。


転生者は前世の記憶があるものと、無い物がいるが、サラ様は記憶があるように見受けられる、なぜなら魔羊に乗って移動するために、落ちない工夫をしていたから。その仕方がとても独特だった。


サラ様は魔羊の速度について行けるように準備して、魔羊が変わらず凄い勢いで走るのに対し、しっかりと付いていく為の工夫に本気の楽していきたいという性格が垣間見える。


魔羊にあのようにへばりついて走らせるとは・・・あれは胃の中身がせりあがってきそうな乗り方でこちらの世界の人達は絶対にしないだろうと、思いながら私は追いかけていた。


向かっている先は、おそらくあの家の方角だろうと思いつつも、実際に到着すると、魔羊に選ばれた特別な物だけが住まう、家に到着した。


あの家は本当に特殊で中に入れないし、外からも見れない、聞くこともできなければ、手が出しようが無いのだ。少しでも悪意があったり、良くない考えがある人は弾き飛ばされるし、王家の者や私達影でも容易に入れない場所になっている。


女神の部屋


と私たちは密かに呼んでいる。これは国のトップシークレットであり、他国にも一切知られていない情報である。


そこに魔羊に連れられて家に入って行ったということは、10年後に世代交代がおきるのと、サラ様が選ばれた人物だということが確定した。


魔羊に選ばれたということは、加護の腕はたしかだということ。そして異世界転生の記憶を持ってる人物で、私たちが知らない隠れスキルを持ってる可能性があるということ。


それを悪用する人物にはいまだに見えないが読唇術で見るに、ハンカチいくらで売れるのか?と聞いてるので、お金は好きな模様。


以上今回はここまでの報告とする


ーーーーーーーー


ここからは完全に私個人の意見


魔羊に選ばれたということは、次世代の加護師はサラ様に間違いがない、これから10年はある程度自由に過ごせるだろうが、その後は完全に監視または護衛が付く生活が死ぬまで続く、それだけ貴重な人物になってしまったということ。


ただ、サラ様の食へのポテンシャルを考えると、何かやらかしそうだな、何か起こりそうだなと言う、目の離せないことが起こるのではないのかなと、少し期待してしまう自分が居る。


決して波乱の世の中を求めるわけではないが、今の加護師のアウローラ様もかなりの変わり者、いえ、とある特定のことに関しては推し活のスキルがふんだんに発揮されている。


サラ様は一体何に推し活スキルが発動されるのかとても気になる所。


歴代の加護師の歴史を読むにあたって、推し活スキルが無いと加護を付与するということに身が入らない人が多いような意見がまとめられていたので、加護の腕はたしかだと思う。


そして現時点でこの家の敷地に私は入れてしまっているので、サラ様とお友達になってもいいだろうかと、接触しても良いかボスに判断を仰いでいる。


レオ様はどうしてるからは知りません。

本日もお読みいただきありがとうございます


続きが気になる方は

イイネ☆、ブックマークお願いします

がんばります


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