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プロローグ
「あのね、カナちゃん、私。カナちゃんに言いたいことが……」
私はカナちゃんの手を両手でぎゅっと握った。
カナちゃんはとってもかわいい笑顔で首を傾げる。騒がしい周囲の音。その中で私の声が良く聞こえるようにか、顔を近づけてくれるカナちゃん。
カナちゃんの顔が近付いてきて……。
いや、それにしても近い!近すぎ……!かわいすぎてまぶしい!
私はぎゅっと目をつぶった。
いや、かわいすぎてまぶしい?って、比喩じゃなく本当にめちゃくちゃまぶしくない?なに?照明トラブル?
そのまぶしさの中で、私は目を開けられなかった。
「おぉ……召喚の儀式は成功しました!」
まぶしさの中で、そんな声が聞こえた気がする。
……召喚の儀式?
まぶしさがようやく収まった時、私が見た景色は……さっきまでいたはずのライブ会場とはまったく違う場所だった。




