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21章

ギルドに入った瞬間、ガタッっと皆がこっちを見る。え、何?と一瞬たじろいだ瞬間

「嬢ちゃんが帰ってきたぞー」「おい誰かギルマス呼べ!」「女王様のご帰還!?誰か手伝え宴会だ!」etc...


え、な、何だコレ?と軽くパニックになりかけた所、「お帰り嬢ちゃん」とギルマス。

「ただいまです。してこの騒ぎは?」

「あぁ心配ねぇ。嬢ちゃんが帰ってきたから騒いでるだけだ。後宴会は夜にしろ!真昼間から酒飲むな!」

と一喝。あぁうん宴会は確定なのね。

「けど嬢ちゃん。まずは一言言わせろ」

「ん?」

「実力と判断力があるのは分かった。が、暴走止めんのに単独で突っ走るな。アンタが言ったようにドラゴン倒して残党いたらどうするんだ!」

うわ、まじおこだ。素直に謝ろう。

「ゴメンナサイ」

「反省して無いだろ。ったく、死んだらどうする」

「どうもしませんねぇ。帰る場所も家族も居ないボッチなんで」

「ばかやろ俺達が心配する」

「へ?」

「嬢ちゃん居ないとなんかつまんねーんだよ」「んだなー、てかギルマスが一番心配してたな」「それな。王城へつれてかれたって聞いたときのギルマスの顔見せてやりたかったぜ」「だな」等々の声。


「え・・・、ドラゴンブレス防いだり倒したりする非常識少女なのに怖くないんです?」

と聞いてしまった。瞬間

「ばかいえ、怖いわけあるか」「んだな、力は怖いが嬢ちゃんは怖くない」「非常識なんて、冒険者やってると非常識が常識になっちまう」「それな。それに嬢ちゃん優しいもんな」「分かる。嬢ちゃんが使うから力なんて怖くない」等々。それらをギルマスも聞きながらうんうん頷いてる。てか私嬢ちゃん確定なのねと現実逃避してたらギルマスが

「これが冒険者だ嬢ちゃん。力より人を見るのが俺達だ。でないと依頼もまともに受けれん」

あぁ確かに。人を見る目が無いと変な依頼に釣られクマーしそうだ。

「ありがとう、ございます」

あれ、なんか涙が。あぁそうか

「おい嬢ちゃんいきなり泣いてどした?」

「いや、いつも力で疎外されてたんで、受け入れてもらえたことで・・・」

そうだ、前世じゃいつも最前線で多く戦ってきた。生身で戦車相手したことも何度か(そして無傷)。だからいつも私は独りだった。帰還を迎えてくれる仲間もどこかよそよそしかった。だからこうして受け入れられたことが無意識でうれしかったんだろう。

「そうか、苦労したんだな嬢ちゃんも。まぁそのなりにその力じゃ分からんでもないが、此処じゃそんな心配は無用だぜ」

「はい。ありがとうございます♪」

と笑って返した。瞬間全員が卒倒した。え?

「・・・すげぇモノを見ちまった」「あぁ、コレが萌え死か」「おれ、この笑顔絶対忘れねぇ」「あぁ俺もだ」等々。カイシンノイチゲキだったのか!

「がははっ。笑顔も非常識レベルの威力だったか」

「いやマスター笑い事じゃないでしょ!」

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