ゴーレムマスター!?
珍しくお兄ちゃんが朝食後、皆んなと話があると大広間に集合。
「さとる、珍しいなー。皆んなに集まれって」
「重大な事な気が付いたんだよ」
「重大な事?何だ?何か問題か?」
「休日がない!」
確かに!休んでいない。村人も普通に毎日働いてる!ザッ、ブラック領地。
「ガイにも聞いたし、僕の秘書にも聞いたんだけど。休日という概念がない。かと言って、娯楽も特にない」
「自分が作った物は、主に子供用。あっ父さんこの前頼まれた教材的なのは、外のリヤカーに積んである」
「確かにそう言われるとな。さとる大人でも遊べる様な物を作れ。お前たち皆んなも考えて、さとるに伝えろ」
そうだよね。今の状態で休めって言われても、何もする事がないよね。
「ミリオタ、今日は何するんだ?」
「そうね。急ぎの作業は、特にないからさっきの話じゃ無いけどのんびりしようかな。のぶの時代はどうだったの?」
「うむー。確かに明確な休日とやらは一般人には、無かったな。我等もそうだったが。そう考えると一般人よりは休めたが」
「そうかー」
「何だ?また粘土遊びか?」
「本当は、プラモ作りたいんだけどね」
「プラモ?おー。これらか。色んなのがあるんだな」
「何だお前、またおんなじの作るのか?」
「一個は、のぶに取られちゃだだからね」
「好きで取ったわけではないが。。」
「これは、3体がいいのよ」
「ん?ジェット◯トリームアッタクか?」
「くだらん事ばかり記憶を探るな!」
「さー。3体揃いました。はーい。のぶちゃんお友達ですよ〜」
「テメー!バカにするなー!」
「これも動いたら面白いかもねー笑」
「わっわっわっ」
「何よーうるさいわよ」
「わっ動いてる!?」
なんでーー!?
「のぶが動かしたの?」
「何もしてないぞ!!」
「動くな!」
「ん?止まったぞ」
「まさか。。。前に動け!」
「ミリオタが動かしてるのか!」
「ちょっと待って。映像も見える!」
「どーゆことだ??」
「この人形達の目線の映像が私の頭の中に入ってくる!」
「へ!?」
どどどーゆー事!こんな非科学的な。でも頭の中に映像が。3体とも私が思った通りに動いてる!!何で!?
「ミリオタ、これってゴーレムマスターって奴じゃないのか?未来にはこんなのあるんだろう?」
「意味が違う!動くロボット的な奴はあ・・・」
まさかさっき動いたら面白いのと思ったのと人間が操るロボット的なのはあるし、自立型も存在はしてる。無意識に紐づいた!?!?
「この世界には、ゴーレムマスターってあるの?」
「いや。わしは見た事はないし、聞いた事もないぞ!」
何で私ばっかり変な事がーー




