何かいる?
「のぶ、ありがとう」
「なーにこれぐらい」
「さっき話してた魔の木ってなに?」
「あー。あれな。切っても2、3日でまた生えてくるんだよ」
「え!?なにそれ!?」
「解らん。でもな特に危害もないし、使い方によっては、薪にも困らない。お前の能力なら何か判るかもしれんが」
「なるほどね」
さてさて、報告書を書きますかー。
皆んなに報告と。流石のんびり我が家でも怒り浸透。のぶがなだめ今後の対策を説明。ボッコとやらは、確実に捕まえる。
のぶは商人の右腕から聞いた話を説明。中央領の領主は、長男が実権を握っており、腹違いの弟がいると。恐らくボッコと長男が組んで我々に絡んで来ているのだろうと推測。長男はお馬鹿で、弟はまだマシらしい。。。それでそこからが問題。。
「戦争を仕掛けてくる!?」
「恐らくな。」
「お金を払っても?」
「考えてもみー。そのおバカコンビが払いました、で終わりになるか?最悪戦争を仕掛けてくる。まあ、安心せい。支払い日に中央領の帝国武官がここに来た時次第の対応になる。日はまだまだ先さ」
「この件に関しては、この俺様が対応する。安心して村の開発を頼む!手を借りたい時は、相談するさ!」
まあ確かに、この中で外交、戦さはのぶが1番の適任者。この件はのぶに任せる事となった。
そして、住民登録開始!
お父さん、シスターが教会で待機。隣の旅館兼お店で、お母さん、ルカ、ミカが渡す食事作り。事前に渡す食事を食べさせて、作り方をマスター。3人ともお母さんの食事に虜に。
特に、ベッコウ飴が大人気だ。
最初は、数人だったが渡された食事を食べたらたちまち噂になって、1日で終了。。。
総村人60人。。。銀貨60枚のはず。。
ベッコウ飴が食べたいとの要望が多かったのでここで、くず野菜から出来てる事を打ち明けたわ。皆さんびっくり!
早速育て始めたわ。1ヶ月位で出来ちゃうから専用の作業場が欲しいと依頼中。
でもここで、商人から連絡が有り、1ヶ月後に第一陣20名が到着予定。
家の建築をスタートさせたいが後からくる人だけ新しい家は不味いのでは?と話が出たので、まずは農業者の家から作るのに決定。間に合わないとガイから話が出たが、お父さんからの提案でツーバイフォー工法を採用。作業場である程度組み立てそれを建てる場所まで運び組み立て、これなら経験の浅い職人でも出来るらしいから、採用。
今まで住んでいた長屋敷は、砂糖作り工場へ。
木材を大量に使用するのにまた×印を付けに行かないと!!なので今大森にきてるわ。
「お嬢、ちょっといいか?」
「何、ガイさん?」
「あのよー。聞いちまったんだよ」
「何を?」
「解らん。。。」
「へ?」
「木を切りに森へ入ったんだが、勿論×がついたやつな。そうしたら、もっと早く切れ!
もっと早く切れと」
「どういう事!?」




