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第十話 お風呂作りと説明

ユ「風呂かぁ」


俺たちは今外に来ていて

露天風呂を作る方法を考えている


ユ「普通に掘るか」

キ「ん?」


ちょっと大変そうだけど

俺は地面を掘ることにした


ユ「形どうする?」

ア「普通で良くない」

シ「四角にする?」

ユ「じゃあ、なるべく四角っぽくした自然な感じにするか。あと」


ぽんっ


ユ「これで、作りやすいだろ」


俺は地面を掘るためのシャベルを作った

サイズ感としては自分たちの半分くらいだからかなりでかい



シ「それだとすぐに壊れるかもしれないから、シャベル強化しておくぞ」

ユ「おっ、ありがとう」


シューゴがシャベルに手をかざすとなぜか光った


ユ「目がぁぁぁ!」


かなりの威力で思わず叫んでしまうレベルだった


シ「またか...」

キ「外に出てればあれくらい普通にみるぞ」

カ「散歩以外はユート引きこもってばっかだもんね〜」

ユ「うっせ。とっとと掘るぞ」


シャベルを持って掘り始めようかと思ったら

シューゴが声をかけて止めてきた


シ「ちょっと待ってくれ、この...身体能力上昇の魔法を掛けさせてくれ」

ユ「おっ、そんなのあるんか。じゃあ頼むわ」

ヒ「そっちの方が効率良さそうだよね」


シューゴが俺たちに向かって何かをかけたようだ

その証拠に自分たちが一瞬だけ光った


ユ「ぐあぁぁぁぁ!」

シ「もういいよ」

ユ「冷たいな!」


けど目は痛いから目を抑えながらシューゴに向かって言うしかなかった

そして、六人で黙々とほっていって

ほんの数分でそれっぽい形に掘り切ることができた

そして、そこに石やコンクリを詰めて水が漏れ出ないようにした


ユ「じゃあ、シューゴ。お湯を入れてくれないか?今度水源を見つけてみるが今は待ってる人がいるから、今はシューゴの魔法で作ろうぜ」

シ「わかった“お湯”」


シューゴがお湯を掘ったところに入れた


ユ「よし、風呂はできた。とっとと入って話を聞きに行こうぜ」

カ「お〜」


三十分後


シ「温かかった〜」

キ「今度、水源を手分けして探そうぜ」


水源を探すのはまた今度にして

戻ることにした


ユ「ただいま」

カ「おっはよ〜」

青スラ達「おかえりなさい」


優しく迎えてくれた

だが、一つだけ疑問に思った


ユ(...ここ俺達の家じゃね?)


まぁ、そんなことはどうでもいい


ユ「あの、敬語やめてくんない?」

青スラ「それはできません」

ユ「…そうか」


今まであまり敬語を使われたことがないから慣れなくてちょっとムズムズして嫌だな...


シ「では、ここで話そう」


俺たちはテーブルについて話を聞こうと思う


ユ「んで?何のよう?」

青スラ「はい。実はお願いがあって来ました」

キ「お願い?」


お願いと言われ聞き返した


青スラ「実は、私達の仲間がある館に行ったきり帰ってこないのです」

ヒ「帰ってこない館か」


お化け屋敷の類だろうか

噂の場所が気になって、行ってしまって

結局自分も帰ってこない的な


シ「なぜ、それを見ず知らずの俺たちに頼みに来たんだ?」

青スラ「私がこの前あなたがあの勇者パーティーを倒しているところを見て。この人なら助けてくれそうだったからです」

ユ(原因は俺か...この前戦ってたのを見られてたのか...)


もう少しあたりを見渡せば良かったと少し後悔した


ユ(というかあの隕石を食らっても生きてたということ?)

シ「ここを攻略できてるから、大体のことは大丈夫だと思うけど...」

カ「それでも帰ってこないってことは、結構強いみたいだな」

ユ「えー、めんどい」


面倒事は嫌だから

ちょっと文句を言ったら


キ「だけどそれユートが持ってきた種だよね」

ユ「だから俺がやれと」

キ「うん」


まぁ、そうだな

俺がこの前散歩しているときについてこられたということだからな

ちょっと断ろうと思ったけど

スライムたちが目を光らせているからなかなか断ろうにも断れねぇ


ユ「...わかった。行くよ」

青スラ達「ありがとうございます!」


お辞儀をされてしまった

なんか嫌だ

しかもこんなに渋々でやろうとしているからなんか感謝されるのは少し間違っているような気もした


ユ「とりあえず細かい情報を聞いていいか?」

青スラ「はいっ!じゃあ、赤スライムさん。お願いします」

ア「青スラさんが説明しないんだ」


アユムがちょっと気になったようで

口にしていた


青スラ「はい。詳しいことを知っているのは赤スライムですから」

ア「へぇー」

赤スラ「話すよ」

ユ「はーい」


話がそれてしまったので

とりあえず返事をして、話してもいいよと伝えた


赤スラ「先程言ったように、私達と同じスライムがある館に行ったきりで、そのスライムたちは館を調査をしているはずだけど、調査の期限が過ぎても帰ってこなかった」

ア「ほぉ」


真剣に聞いているアユムの体が震えているのがわかった


赤スラ「あるスライムがあそこの館で今まで見たことの無い紫のスライムがいたとも言ってた」

カ「紫のスライムか….スマホで調べても出てこないな」


カンタがスマホを見せて来たけど

『該当なし』と書かれていた


ユ「それで、お願いはそのスライムたちの救出と調査ってこと?」

赤スラ「調査はしなくていいけど、救出はしてほしい」

シ「それでいいのか...?」

赤スラ「えっ?」

シ「調査しなかったら原因がわからないよ?」

赤スラ「もし救出できたのであればあの館には近づかないことにすればいいから」

シ「それは...そうか」


論破されたみたいでちょっとシューゴが黙った


赤スラ「だけど、優先するのが救出ってだけであってできたら調査してほしい」

シ「わかった」

ユ(さて、誰が行くか...)


行ったきり帰ってこない館での調査か

やべぇ、怖い

俺は行きたくな…


シ「じゃあ、ユートとキクチと俺で良いか?」

ユ「嫌だァァァァ!!」


ちょっといつものユートとは思えないくらいの

キャラ崩壊だ

というかおばけ怖い


キ「そんなに怖いのが嫌か?」

ユ「怖いの嫌じゃん」

シ「まぁ、連れて行くけど」

ユ「….わかった」


すごい行きたくない

でも自分で持ってきた種だからなんとも言えない


シ「じゃあ、留守番は任せた」

カ・ア・ヒ「「「わかった」」」


ユートのことを引きずりながらも連れていった


青スラ「じゃあ、行きましょう。案内します」

ユ「おばけやだぁ」


おばけが出てきたら、速攻で消してやる、と強く思い

自分の手には大量の塩が作られた


ア「いってらっしゃーい」


行かなくて良かった...とため息を出す男が最後までユートたちを見送っていた

誤字があったら教えて下さい


この話へ一言 アユムから

ア「なんまいだぶなんまいだぶ...怖いよぉ...」

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