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序章


1970年代後半から1980年代前半にかけて、各地の中学校で校内暴力が多発した。

生徒間では公然と行われ、かつマスメディアで連日のように報道された。

そんなツッパリたちの数も時代の遷移と共に、徐々に消えていった。

もちろん不良と呼ばれる生徒が皆無になったというわけではなく、一定数存在するのだが、かつての盛り上がりは失われていった。


そして時が過ぎて「平成」が終わりを迎えようとしている。

やってくる時代は「万成」、万事が晩成することを掛けていると思われる。

が、年号に込められた人々の想いと裏腹に、時代が再び荒れることとなる。

後に人々は皮肉を込めてこの時代を「番醒」と呼んだ。


******

浦板うらばん 宅兎たくとは致命的な欠点が二つあった。

一つは典型的なオタクであること。

そして二つ目に、重度の中二病であることだ。

これが「平成」であったならば、まあ静かに学校生活を終えることが出来ただろう。

だが時代は「万成」である。

日本は改元直後は好景気を迎えたが、増税とオリンピック閉幕の影響でひどい反動不況に陥った。

民衆の不満の表れかのように、校内暴力が頻発するようになり、番長と呼ばれる存在が台頭し始めた。

番長連合が組まれると即座に巨大化していき、警察はその対応に日々追われるようになっていく。

ちなみに、「番醒」は番長が目覚めた、と皮肉を込めた年号の呼び方である。

大江戸総会、通称「戸会」と呼ばれる連合組織は関東でも最も巨大な不良集団だ。

なお「戸会」の本拠地とも呼ばれる「大江中学校」に、浦板うらばん 宅兎たくとは在学していたことは、三つ目の欠点とも言えるのかもしれない。

これはそんな裏番うらばん宅兎たくとの青春と暗躍との物語である。

あくまでもフィクションです。

昭和っていいなって思って、書き始めました。

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