0040
<ノータイトル>
初めて見た日の光に目を細めかせたあの夏の日、
空の青さと、立ち昇る蜃気楼の揺らぎに立ち暗む。
さめざめと泣く女の長髪に見惚れ、
造形の整った男のまつげをひき肉。
こうなったらもう自棄である。
朝まで飲むより他に無い。
自惚れが過ぎると言われ続け、
存在の肯定に否定を重ね、
足の向く先に好機は訪れず、
摩耗し、消耗し、研磨される機械。
豊穣の青に目潰しを食らわせろ。
祖は悉く嘘まみれである。
金綺羅模様に格子を合わせ、
ならない鐘を待ちわびる。
耳が痛くなるほどの静寂に付き合えず、
左手と右手が喧嘩を始める。
両成敗は腐敗した。
ここは既に地獄の三丁目。
火事は一向に消える気配がない。
模倣する輩は賢しく、愚者の不利を悟る。
もうすでに終わりが見ている。
こちらをじっと見つめてる。
けれどもいまだに答えは見つからず、
まよい道ばかりが増え続ける。
出口が見えない。消されたのだろうか?
そんなはずはないはずなのに。
予め決められているはずだ。
全ての営みの終焉は、その消滅である、と。
こちらは腫れなのですが、あちらは蜘蛛っている模様。
問題ばかり吐き出し続けるマシーンは
とうとうリストラされるそうです。
未知に満ち満ち路古参。
放棄と塵取の雑談に交わり、
委員会に告げ口を。
哄笑の耳障りったらありゃしない。
どうしようもないとこまで行き着いているので、
朝日が拝めるかどうかは運しだいでしょう。
売らない占い、意味もない。
口にチャックを縫い付けて、
燻る煙にそっと息を吐きかける。
あちらが出口、こちらは無常。
変わり続ける心のガラス。
もう壊した方が手っ取り早いのでは?
今日日繊細なものは流行らない。
流行を追いたいのならパリへ。
バリ島に嫉妬しろ。
もうやめようよう。
開店したところで酔うだけだから。
螺旋続きの終わりは天に向かっている。
いつかへし折られるのだろうけれど、
それまでは目隠しのままで昇り続けるつもりだ。
自分を騙しながら。




