犬属は不仲?
同じ犬属だからか?
チロと口論する玉藻
そんな中
あの荒ぶる神が復活する。
チロはお腹が膨れて眠っている処を起こされて少々機嫌が悪いが、カモメはお構いなしに新幹線を降りて改札を抜けた。
駅前のロータリーで、カラスと玉藻がワンボックスカーで迎えに来ていた。
「ガラス…ご苦労様。
貴方はチロとは初めてではないでしょう?」と
車に乗り込みカラスに尋ねた。
「ええ…高千穂は私の故郷ですし、主任の代行で何度も人狼の里は訪れてますから…」
「そうでしたね。
玉藻は初めてですよね。」
「ふうん、このイヌコロが切り札ねぇ?」
「なんだとぉ!!イヌコロとはなんだ!!これでもれっきとした人狼だい!」と
チロが反発する。
「あら?生意気にもイヌコロの分際で、この妖狐玉藻様に立てつこうというのかしら?」
「妖狐といってもババアじゃないか?
目尻のシワが隠せてないもんね」
「キィーッ!!何て憎たらしいイヌコロの餓鬼なんでしょ!!
主任!この餓鬼今ここで
狐火で燃やし尽くしてあげちゃダメ?」
「ダメです。二人とも、
同じ犬族なんですから仲良くしてください。
それと玉藻…迂闊にチロを刺激しないで下さい…
もしも封印が解けたら
こんな街中じゃ手に負えませんよ。」
「分かったわよ。主任…」と一応頷いては見せるが納得はしてないようである。
美貌と若さで人を翻弄してきた玉藻にはババアは到底受け入れられないのだろう。
また一つ頭を悩ますものが増えたカモメであった。
マンションにたどり着くとカシンが出迎えてくれた。
「チロ…明日からこのカシンが貴方の面倒を看ます。くれぐれも仲良くして下さいね。
その頃…
ウリエルは鍔付の帽子を被り。グングニルの槍を持つ片目の荒ぶる神を復活させていた。
その神は知識に対して貪欲でその知識を満たす代わりに、ファティマの予言の完遂を命じた。
「ウリエル。
我が知識を満たしてくれるならば…未熟な人類や悪魔族など捻りつぶしてくれよう。
この…北欧最高神…
オーデインが!!」
次回もお楽しみに




