G-27 神と神の戦い
ゼル「グラトニアスか、まぁ普通に考えてそうだろうな。」
ゼルは食料を逢魔に投げ渡す。
逢魔はいまだ苦しそうに眠るレイのベッドのそばに腰かけ、黙々と食事をとる。
逢魔「知ってたのか?」
ゼル「知ってたも何も、終焉の汚染が最も濃いって噂の場所だろ?入った生物は皆汚染されるって。命知らずが何人も力を求めて向かうせいで今は厳重な警備が貼ってある。それに・・・。」
逢魔「それに?」
ゼル「あの地は魔力が濃い、なにせ俺とお前の祖先が戦った場所だからな。」
またゼルの話が出た。
逢魔は何度もゼルの自分が神だったエピソードを話している。
曰く、ゼルはこの世界を創造した神であり、滅ぼそうとした張本人である。
それを俺の祖先に阻止され、死亡したと。
逢魔は半ばその話を信じていない。
ゼル「うほ~!!やっぱ味のある食い物ってのは最高だな!!」
今もマシュマロをあぶって食っているこいつに威厳がないからだ。
だが、ネイが残した手がかりとゼルのほら話。
点と点が繋がりそうなのは確かだ。
逢魔はぼそりと、
逢魔「ったく、ほんとに何者なんだよお前は。」
ゼル「あ?なんか言ったか?」
逢魔「なんでもねーよ。」
しかしそんなこと言っていてもきりがないので適当にはぐらかした。
レイは起きる気配がない。
ネイが渡してくれた医療品をレイに与え、落ち着いたころ合いを見計らいまた話を続ける。
逢魔「しっかし、あのネイってやつ本当に何者なんだよ。力の底が見えなかったぞ。話してただけでも空気がビリビリ震えてたみてーだ。」
ゼル「マッスル=O=ネイ、俺を差し置いて最強を名乗るのは気に入らねぇが確かにあいつには強い。それだけは事実だ。」
逢魔「はっ、珍しいな。普段は俺が最強~とかぬかしてんのに。」
ゼル「俺は確かに世界最強だが、強者は認めてるつもりだ。お前の先祖だってそうだしな。」
逢魔「へ~、じゃあネイはお前が見てきた中で何番目くらいなんだよ。」
ゼル「難しいこと聞くな。だがまぁ・・・・・・、それでも1ケタ代にはいるな。」
逢魔とゼルはくだらないことで盛り上がる。
レイを起こさないよう小声でだが。
逢魔「じゃあ一番強かったってやつ教えろよ。」
ゼル「一番強い奴か・・・、まぁ一択だな。だがお前の先祖じゃないぞ。」
逢魔「へ~、お前が負けた相手じゃないのか?」
ゼル「あんなクソガキに俺が負けるか!!あの時はそいつのせいで消耗してたんだよ。加えてポテンシャルもある。あいつは・・・・・・、ただの剣だけで、俺を一度殺した。エクストラスキルも使わずにな。」




