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季節はめぐる  作者: 明月莉婭
春のソナタ
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第25話 曇りの神 七宮花奏




【SUMMERミステリーroom】

朝日:「答えは〜っ!?」



はなまいさくらのごえいかん



朝日:「ということで!菜草あやめ、が正解でした〜!!次回のSUMMERミステリーroomもお楽しみに〜!」

「こんにちは、久しぶりね、花奏(かなで)」


 花奏と呼ばれた少女は呼ばれた方向に向いた。

 呼びかけた女はしたたかな笑みを浮かべていた。


「今日は顕現の日なのね、だから、ここまできたの?」

「は、はい」


 そして、女は少女に耳打ちした。


「親不孝、ね」


 少女はびくっと震えた。


 少女は曇の神・七宮花奏(ななみやかなで)。

 産まれた時から足が不自由で、車椅子生活の日々だ。


 女は母親。

 母親は颯爽といなくなってしまった。


 花奏は障害のせいで小さい頃から悩んできた。

 誰も、助けてくれない。

 誰も、見ていてくれない。

 母は娘を捨て、父は娘を放置した。

 だから、生きていても無駄だと思う。

 少女は孤独だった。


ーやっぱり、私のことがお嫌いなんだ…


 彼女が母に嫌われている理由は他にもある。


 母は秋の神の従姉妹で、秋の神には子供や兄弟姉妹がおらず、自分の娘に秋の神を継がせたかった。

 しかし、現実はそうならなかった。

 父は曇りの神であるため、曇りか秋か、どちらを継ぐか分からなかった。

 父の死後、花奏が曇りの神となった。

 これにより、秋の神になる可能性はなくなり、母の夢は終わった。

 このことも嫌われている一因と言っていい。


 彼女は孤独で、頼れる人は誰もいなかった。


 ある日突然、彼女の前に天使が現れた。






*ーーー*ーーー*ーーー*ーーー*ーーー*






みなさん、花奏ちゃんの物語はどうでしたか?


実はこの物語、24時間テレビを通しての、皆様への思いを形にさせていただきました。

昨日思いついたことですので、花奏ちゃんのキャラ設定も完全ではありませんし、本文も短いものとなっております。

それでも、皆様にこの気持ちが伝わればいいな、と思います。


次話で障害を持つ花奏ちゃんに救いの手が差し伸べられます。

私も、障害を持つ皆々様へエールを送れたらいいと思います。


私は"障害"という言葉が嫌いです。

それは、人々をわけているように感じるからです。

例えばトランプのように、ハート、スペード、クローバー、ダイヤでわける、そんな世界は嫌だと思います。

みんなそれぞれの個性があっていい。

むしろ、個性がない人なんていない。

私だって、このお話を読んでいるあなただって、個性はある。

なら、個性を縮めるのではなく、広げてみませんか?


しかし、ここでは皆々様にわかっていただくため、障害、と呼ばせていただきます。




障害を持つ皆々様に最高のエールを。

障害を持つ皆々様を差別する方々に最上の報復を。

この物語が皆々様の心の支えとなりますように。

皆々様のお心が少しでも軽くなりますように。




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