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季節はめぐる  作者: 明月莉婭
春と夏の協奏曲
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28/46

第18話 夏主従

〈朝日(あさひ)、ごめんね…〉


ーなんで、ひまが謝るの


〈私、朝日といたかった、よ…〉


ーあたしも…


〈ごめんね〉


ーなんで謝るの


〈ごめん〉


ーなんで謝るの


〈私、朝日のこと残してっちゃった〉


ーそれがどうしたの


〈朝日が、死にたいって思ってたの、知ってるよ〉


ーえ


〈朝日、死にたいって思ってたでしょ〉


ーな、んで…


〈私、ユウレイになったから、わかるんだよ〉


ーな、ん、で、


〈私、ちゃんと朝日のこと見てるから〉


ーひまの、せいじゃ、ない


〈ウソでしょ〉


ー……


〈私にはわかるの。ごめんね〉


ーなんで、なの


〈さっき言ったでしょ?私、朝日のこと見てるから〉


ーひま、お兄さんいるんでしょ


〈……〉


ーあたし、知ってるよ。ひま、お兄さんのこと心配して手紙送ってたでしょ


〈……〉


ーお兄さんの方、見てあげてよ


〈朝日は、朝日はどうなるの?〉


ーわがままでいらない女だったでしょ


〈…う〉


ーなに?


〈違うっ!!〉


ー……


〈朝日はわがままだったけど、いらない人間じゃない!〉


ーでもあたし、いらないって言われたよ


〈いらない人間なんてこの世にいないんだよ〉


ーなんでそう思うの、あたし、お父さんに言われたんだよ、いらないって


〈朝日がいらない人間だったら私もいらない人間だッ!〉


ーそれは違う、あたしとひまは違うの


〈違くない〉


ーあたしはいくらでもかえがきくの


〈そんなこと言わないで〉


ーひまはそんなことないでしょ?


〈言わないでよ!〉


ーあたしが死んでもいくらでもかえがきくでしょ


〈それは、違う〉


ー違くないの。あたしはただの外身なの


〈……〉


ー誰だっていいの、神様は。外身なんてなんでもいいでしょ


〈よくないの〉


ーどうせ、あたしの言葉なんて届かない


〈…そうだったとしても、私だけは信じてる〉



〈朝日のこと、ちゃんと信じてる〉


毎日投稿目指してるので、これからもよろしくお願いします(*´ω`*)

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