1/4
序章 季節はめぐる
春の美しい桜色。
夏の淡い海色。
秋の儚い落ち葉色。
冬の濃い雪色。
春の穏やかな風は暖かい季節を告げる。
夏の暑い太陽は草花の平和を願う。
秋の儚い落ち葉は残酷さを感じさせる。
冬のずっと続く雪景色は大地を休ませる。
全てが美しく、一位などはない。
世界はこれほど美しいのに。
神様が作り上げたこの世界は勿体無いくらいに美しく、綺麗なのに。
なぜ人間が美しい世界を破壊してしまうのだろう。なぜ神様は美しい世界と人間を共存させたのだろう。
美しい世界はおとぎ話の中だけでいいのに。
こんなにも美しいこの世界。
勿体無いほどに穏やかで光に満ちたこの世界。




