【最終巻発売記念SS①】双黒帝の密会
お久しぶりです。
※Twitter経由等でご覧になっていらっしゃる読者様、14巻を読み終わってからの閲覧をオススメします。
「語弊を恐れず言うのであれば……魔王杯って事ですか?」
「愛する魔王陛下に想いを告げたい女性方には、うってつけの催しですよ」
「読めませんね。何を考えているんですか?」
「あまり深く考えないでください。目的は非常に簡潔です。それにこれを行う理由も……」
「理由?」
「我慢ばかりしていらっしゃいますからね、リナさんたちは」
「当の陛下がその好意に気付いていないから。だからこその魔王杯だと?」
「鬱憤晴らすべく、好敵手たちと凌ぎを削る戦い。全ては賞品であるご褒美のため」
「ご褒美?」
「財源が枯渇している今、聖魔国から金品を出す事は非常に難しい」
「いや、確かにそうですけど、やるからには豪華にした方がいいのでは?」
「まぁ、賞品自体は豪華ですよ。勿論、彼女たちにとってはですけど……」
「私的価値のある賞品って事ですか……? あぁ、つまり陛下とのデート権ですか」
「ただ、これを獲得させる訳にはいきません」
「唯一無二の女性になってはいけない。それには同意します」
「上手い方法を模索しなくてはいけません」
「奇抜な一手が必要ですね。彼女たちにバレてはいけませんから」
「夢のような賞品、しかし届かない。このバランスが重要ですから」
「嘘を吐かず、隠し通す……ま、いつもの事ですね」
「能ある鷹は爪を隠すと言いますが、我々の手の内は最早知れ渡っていますからね」
「鷹が羨ましいですよ。うーん、まずはバランス調整ですかね?」
「美姫から攻略しようかと」
「春華さんですか……確かに戦闘勝負となるのであれば必要かもしれません」
「これが上手くいけば、料理勝負での八百長が成る……」
「例外を設けると?」
「からかうのはおやめ下さい。魔王杯ですよ……? 何でもアリに決まってるじゃないですか」
「来意がわかりました。なるほど、それならこちらの領域ですね」
「勿論、優勝を阻む事故、事件が必要です……これが難しい」
「つまり、保険ですね? 大丈夫、それなら計算尽くです」
「尽く……って、まさかこの間に考えついたと?」
「奇抜な一手が必要なのでしょう? 簡単でしょう……大臣?」
「ま、まさか……私たちのどちらかが?」
「素晴らしい。流石は黒帝ですね♪」
この度、【悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ】が商業作品として完結を迎えます。
CMという事で久しぶりの投稿をさせて頂きます。
今回は最終巻の上下巻で発売致します。
※一応ナンバリングを入れております。12巻の後にいきなり最終巻とだけ書かれても、読者の皆様が混乱してしまう可能性があった為、私が担当編集さんにお願いして13、14と巻数表記を入れて頂きました。
連絡が遅くなって申し訳ないのですが、上巻(13巻)は先月『2019年11月15日』に発売致しました!
下に表紙を載せておきます。
WEB版でいうところの『悠久の愚者編・上』部分に該当するお話です。
ヒロインたちの、アズリーへの心配と願いが込められた素敵な表紙だと思います。
紙版の初回特典には『アズリー御一行様』が封入されております。
アズリーがヒロインたちと櫛を買いに行くお話です。(このあたりしか物語に余白がなかった・x・;)
そして、最終巻・下である14巻は本日、2019年12月14日に発売致します!
表紙イメージは、『アズリーとポチが、読者さんを迎えるような感じでお願いします』と伝えさせて頂きました。
個人的にも満足のいく素晴らしい表紙になったと思います。この場を借りてイラストレーターの武藤此史先生にお礼申しあげます。
最終巻に関しては特典が分かれますのでご注意ください。
紙媒体の本には初回特典として
『もう一人の双黒帝の掌で踊る者』
→アイリーンとトレースさんがくるくる踊るお話です。
そして今回は電子書籍にも特典が付きます!
『賢者のプロット』
→賢者のすゝめの二巻の内容を、愚者が練るお話です。
そして、最終巻下巻には、上巻には盛り込めなかった分の特典が多く付きます。
◆まず、「奥付(出版社とか発行者とか書いてある最後のページ)」と「あとがき」が二つあります。
⇒通常のアース・スターエンターテイメント様の奥付以外に、特別な奥付があります。
⇒あとがきが二つなのは私の分と、もう一人の著者というか愚者さんの分ですね。彼の字は独特な丸文字なので、非常に読みにくくなってる可能性がございます。存分に「明朝体もどってこい!」と思ってください。校正にはあの二人が協力しているので、いい感じの散らかり具合に仕上がったと思います。
◆また、書籍特典として、『賢者のすゝめ』の登場人物紹介ページがございます。
これは、エピローグ時のキャラクターの現在や小話が書かれております。
総勢80キャラ以上、約18000文字の書き下ろしです。是非楽しんでくださいませ。
◆その他、沢山遊ばせて頂いた集大成とも言える最終巻なので、是非手にとってくださいませ!
尚、今回のお話『双黒帝の密会』は、読みにくいかもしれませんが、頑張って縦読みが出来るように書いてみました。もう一度読み直すと、新たな文章が現れるかもしれません・x・
どっちがウォレンでどっちがブライトなのか、私にもわかりません(嘘
正直、短い会話文なので、明日か明後日にでももう一本SSを上げる予定(未定)です。
※それまでの間は、連載表記に戻します。ご了承ください。
是非、お待ちくださいませ。
また後日!
ではでは!!
壱弐参
追伸:ニコニコ漫画様に荒木風羽先生による、『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ と、ポチの大冒険』の最新話が掲載されております。是非ご覧頂き、バシバシとコメントくださいませ!!




