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悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ  作者: 壱弐参
第九章 ~激動編~

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287/497

◆???

2018/1/31 1話目の投稿です。ご注意ください。

 ――――……誰だ?


 ――誰でもない。


 ――ここはどこだ?


 ここはどこでもない。


 貴様は一体?


 かつてお前と相対していた者、とだけ。


 …………なるほど。


 流石高位の存在だ。この空間でも前世の記憶を保ち続けているとはな。


 貴様程の存在が我に何の用だ? いや、待て。《前世》と言ったな。我は……死んだのか?


 ……記憶に混乱が見られるな。教えてやろう。お前は死んだのだ。


 何故? 何故、我は死んだのだ? 我の力は誰にも負けないはずだ。


 お前はある者に負け、死んだ。思いもよらぬ方法でな。


 思いもよらぬ方法?


 残念ながらそれを今のお前に話す事は出来ない。しかし、その行動こそがお前をこの空間へ呼ぶきっかけとなったのだ。


 一体何を言っている? 貴様がここへ我を呼んだ理由は何だ?


 力を――……。


 力?


 力を借りたい。


 ……………………ふっ! ふっはっはっはっはっは! 貴様程の存在が我に力を求めるのか!? 滑稽でならぬな。貴様が頼めば、我が協力するとでも思ったのかっ?


 無論、ただでとは言わない。


 っ!? ……ほぉ、それは自分自身を否定するような発言だが、本当にそれでいいのか?


 構わぬ。私も長い身ではない。……このままではな。


 なるほど。そのために我が力が必要だという訳だな。


 お前の力が、時代にどのような影響を与えるのかは私にはわからない。だが、その身に収まらない信念は、やがて彼の者(、、、)の助けとなると信じている。


 彼の…………者?


 彼の者とお前が出会ったのはたった一度。長く生きる我々の中ではほんの一瞬。されど彼の者とのその一瞬が、お前に大きな影響を与えたのだ。


 …………知らぬな。


 記憶に残っておらずとも、その朽ちた身体は、未だ熱く燃えるその魂は…………しっかりと覚えているだろう。


 まさか我が貴様の頼みを聞く事になろうとは……。して、その頼みとは一体何だ。


 魔に通じるお前の魂を……器としたい。


 馬鹿な、我に人間としての生涯を歩めと言うのか。そのような屈辱、呑める訳がなかろう。


 事は急を要する。お前にだけしか頼めぬのだ。


 ……それだけ貴様の力が衰えているという事か。だが、その力で我の何を叶えるというのだ。


 ………………極上の……幸福を。


 …………。


 …………。


 およそ正気とは思えない交渉だな。そんな形なきモノで我と契約を結ぼうというのか。この我と。その信、我から得られていると思っているのか?


 私のこれまでが、その信に足るこれまでだったはずだ。


 なるほど、確かに世界はこれまでずっと貴様の保護下にあった。存在そのものが信の塊……か。だが気に食わぬな。


 どうすればいい。


 その生涯に幕を下ろした時、またここへ。足りなければ貴様の存在全てで支払ってもらおう。


 ……いいだろう。


 我ながら貴様相手にふっかけたつもりだが、その自信はどこからくる?


 一度(ひとたび)……いや、再びお前が彼の者と出会えば、それがわかるかもしれないな。


 ふん、我の器を使うだけであろう。生を受けている間に記憶が呼び起こる訳でもあるまい。


 それもそうかもしれないな。


 貴様……どこか変わったな。


 …………。


 むぅ、どことは言えぬが…………ふん、これは面白い。


 面白い?


 唯一無二の至高の存在。貴様の存在そのものに変化があったとなれば、我らの世界では大事件だ。数百年は話題に尽きぬであろうな。


 なるほど。陰口も極めればそれだけ長く続く事になるか。


 人間どもの太陽とも呼べる存在だ。どこにでも影は出来るだろう。


 口が減らないな。


 なにぶん裂ける程開いているものでな。それに――


 ……?


 ――貴様との会話。悪くはなかった。


 お前も十分変わっているな。


 ふん、契約こそ我らの世界の不文律。対価が得られるならば手を貸す。それだけだ。


 わかりやすいな。


 そちらがわかりにくいだけだ。


 そうかもしれないな。


 さぁ、使うがよい。我の魂を。そして呪うがいい。今、この時の自らの行いを。


 それは楽しみだ。


 貴様もよっぽど口が減らないな…………――()よ。

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。


戌年ですね。ポチ年といっても過言じゃないかもしれません。

年賀状書く時にポチのイラストにしようかと思いましたが、年末に出版社の許可とるのは難しいと判断して断念しました。


一月はサボって申し訳ありません。

地球防衛とハイラルの平和を守るため、私も必死だったんです。


申し訳程度ですが、下記が本日の予定です。ご注意ください。


挿絵(By みてみん)


ちょっと画像が荒いし、サブタイトルの消し方も雑ですが、許してください。



後、「コミック アース・スター」にてコミカライズ版アズリーの八話が掲載されております。是非チェックしてみてください。

下記、荒木風羽あらきふう先生による八話の宣伝絵です。(転載許可もらってます・x・b)



挿絵(By みてみん)


アズリーのイケメン度やばい。

リナが可愛い(確信)。

ポチのこの万歳は、本当にハマってると思います。


追伸1:感想返信終わりました。数えたけど155件もありました(7月から返してなかった自分が悪い)。全て返したつもりですが、「おい、俺の(私の)感想返信だけしてねぇぞ」ってのあったら教えてください。単純に見落としているだけだと思います。

追伸2:上記のように今日は予約での十話投稿なので活動報告を書けません(活動報告が予約出来れば書くんだけどね・x・)。

追伸3:皆さんには黙っていましたが、私、「犬派」か「猫派」かと聞かれたら「犬派」です。

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