表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/103

4人で年越し 中編2


 <40分後>


 ダンテとフレインはキッチンに。俺とセレジアは部屋でFPSゲームをしてた。俺は2本の後ろ足を外してラフな格好になっていた。


「ここで、こういたしますの」


「こうか?」


「違います。こうです」


「こうか?」


「もう少し速くできまして?」


「難しいな……」




「おいジュリア、もうそろできるからテーブルの上、片せ」



「わかった。あれ? フレインは?」



「部屋からチキン持ってくるって」



「ああ……」



「じゃあ、わたくしも、部屋からドリルとあの不気味な人形を持って来ますわ」



「持っておけよ! 俺からのお年玉だよ!!」



「歳下からもらう義理はありませんわ」


 セレジアは一度部屋に戻った。そしてフレインがもどってきた。言わずもがなチキンと、人形まで持ってきやがった。



「おめえも、人形はもらってもいいんだぞ? 特注だから20万もかかったんだぞ!!」



「……高い! でも……自分のリアルな人形なんていらない……」



 料理が並べられた。半分以上は日本の料理だが、洋食もちらほら。なにより、大量のチキンがある。



 セレジアが帰ってきた。



「重たいですわ……このドリル……」



 セレジアは大量にドリルの入った箱を床に置いた。ついでに、セレジア人形も置いた。


「なにそれ……」


 フレインがセレジア人形を見る。



「お前の人形と同じ、セレジアの人形だ」



「……………………ふふっ……」



 フレインが少しだけ笑った。俺はダンテの方を一瞥する。ダンテはすでにスイッチを握っていた。



「デデーン。フレイン、アウト」



「えぇ!?」



「当たり前だろ!!」



「ひどいですわ……」



「ごめん……セレジア」



 俺は柔らかいチャンバラ棒を握って、フレインを襲う。フレインはすかさずヴィーラを抜刀し、一瞬でチャンバラ棒を3等分する。



「ちっ……」



「ふう……びっくりした……」



 そんなこんなで料理をいただくことに。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=oncont_access.php?citi_cont_id=406226387&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ