4人で年越し 後編
飲み物は前のクリスマス会と同じ感じだ。ダンテがビール、セレジア、フレインがお茶的なもの。俺は……なんでも良かったがお茶にした。
「じゃあ、今年もありがとうございました!! 来年も一層の努力をもって、ドッキリを実行さしていきますので!! 乾杯!!!」
他3人は、怪訝な顔で無言の乾杯を行った。だれも、俺の音頭に賛成の意を示してなかった。
まあ、いいや。
俺は早速チキンに手を伸ばし、食べ始める。ちゃんとチンされてて、うん……うまい……。
俺の行動を確認したフレインやセレジアも、他の日本料理を食べながらチキンに手をつける。先に口にしたのはセレジアだった。
フレインは……口にする瞬間、動きが止まった。…………勘のいい奴だ……。
セレジアの表情自体は変わらない。だが、すぐに俺の方に視線を向ける。俺はプイッと、視線をズラす。
フレインはセレジアと俺の行動を見て、チキンを皿に置く。
視聴者の皆さんはもうお気づき? チキン食うだけでこれだけ描写されないもんな!!
そう!! 上の方のチキンは安全。だが、下(中?)の方のチキンにはから〜いスパイスをきめてある。2人が手にしたのは、辛いチキンだった。
「またですの?」
「へ? なんのこと?」
「とぼけても無駄ですわ。このチキンのことです」
「なんか、すごくスパイシーだな!」
「この場合は HOT と言いますの」
ということで、セレジアにドッキリは成功した。……が、前と同じだから、少々つまらん! また違う方法を試さんといかんな。
<1時間後>
「やっぱおめえも振袖着たらどうだ?」
ダンテが言う。
「あ? おれが? 何でだよ。却下だ却下!!」
「締まらねえんだよ。1人だけ短パン、馬耳の奴がいると! なあ、セレジア!!」
「……そうですわね。見栄えが悪いのは確かですわね。フレインさんもそう思いましてね?」
「えぇ……………………うん…………」
「3人で示し合わせやがって」
「別に振袖=エイシェってわけじゃねえだろ? それに、もうお前様の振袖は用意してある」
「…………色は…………?」
「もちろん青紫だ」
「しかたねえ……。今日だけ乗ってやる。着付けしろダンテ」
そんなこんなで俺も振袖を着る羽目になった。
「これで文句ねえだろ!!」
まあ、悪い気分ではない……。
「いいじゃねえか」
これで4人全員が振袖姿になった。
そして、年越しの瞬間に一口の日本酒を全員で飲んで、年越しは終了した。俺は酔った話じゃないが、すぐに眠たくなっていつの間にかベッドで横になっていた。
それをきっかけにに、他3人も解散した。あと片付けはある程度されていた。




