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文字のタイパで口減らし


簡単な文字を綴った。


誰でも読むことができ、

誰でも理解することができ、

誰でも消費することができる文字。


それらが咀嚼されることはなく。

胃の中で溶けて、吸収されて、

腸の中で蠢き、感想という老廃物になった時

その形を見てほくそ笑むことができるのか。


不規則な息と共に、追われる感覚と

不規則な情と共に、救われる感覚で

出来上がった感情廃棄物を拙作と呼び、

大勢の前で裸身を曝け出す。


上手く書けなかったことを

簡単に書いたと嘘つき、笑い。


上手く選べなかった言葉を

知識が足りないからと、

だらしなく卑下するだけで。


上手く表現できない文章を

稚拙なものだと簡単に傷つけ、

己の自尊心だけを守る。


気持ちが悪い。

おお、気持ちが悪い。


私は今まさに、子を殺している。


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