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僕の世界と、その数秒間


きらり、揺らめく宇宙の星と。

ゆるり、流れる耳元の音楽。

さらり、風になびく髪の毛に。

からり、転がるグラスの氷。


数秒間、目を閉じる。

僕しか証明できないこの世界の端っこに

僕の名を刻み込む。


名を刻んだところで、

誰かを証明できない世界に

意味はないが。


遠い遥か彼方に思いを馳せても、

結局はちっぽけな自身に戻ってくる思考が

世界が狭いという何よりもの証拠だ。


目を閉じる。

ここに、眠る。

数秒間。

優しく寝顔に口づけるように世界は廻った。


目を開ける前の数秒間が

僕の世界に溶け込んでいく。


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